ソニーは、大容量バッテリー搭載の5Gスマートフォンとして “世界最軽量ボディ” を謳うミッドレンジモデル「Xperia 10 V」を発表した。カラーは、ブラック、ホワイト、セージグリーン、ラベンダーの4種類を展開する。7月上旬以降の発売を予定している。

本体重量が159gと、前モデルよりさらに2gの軽量化を実現。サイズも手のひらに収まりやすい横幅68mmとなっている。同社のノイズキャンセリング対応イヤホン「WF-C700N」のカラー展開と同色で、統一感のあるコーディネートが可能となる。

背面には16mm(超広角)、26mm(広角)、54mm(望遠)のトリプルカメラを搭載。イメージセンサーも前モデルの1/2.8インチから1/2.0インチに拡大、暗所性能が約60%向上しており、日中や暗い環境を問わず「いつでも手軽にベストショットが撮影できる」とアピールする。また光学式の手ぶれ補正機能も搭載し、動画撮影においては光学式と電子式をハイブリッドした補正機能を活用できる。

オーディオ性能としては、Xperia 1 V同様のフロントステレオスピーカーを搭載しており、動画視聴時においても正面から立体的なサウンドステージを体験できる。上辺には3.5mmのオーディオジャックを備える。360 Reality Audio等の空間オーディオ、360 Reality Audio Upmixにも対応するほか、LDAC、DSEE Ultimateによるハイレゾアップスケールも可能で、有線でもワイヤレスでもソニーならではの高音質を楽しめるとしている。

ディスプレイは、6.1インチのFHD+OLEDで、同社テレビ “ブラビア” のノウハウを投入した「トリルミナスディスプレイ for mobile」となっている。前モデルと比較して輝度を約1.5倍向上させることで、屋外における視認性を高めている。

チップセットは「Snapdragon 695 5G Mobile Platform」を搭載。バッテリー容量は5,000mAhで、約34時間の連続動画再生が可能。また3年経っても劣化しにくい高性能バッテリーとなっている。IP65/68の防水/防塵対応で、コーニングによって開発されたゴリラガラスにより高い堅牢性も確保している。

実際に触ってみるとサラリとした質感が印象的で、背面はマットな質感で指紋が目立ちにくくなっている。サイズは155×68×8.3mmで、質量は159g。メモリ容量は6GB RAM・128GB ROM。

Xperia 1 V同様、再生プラスチックSORPLASを活用することに加え、パッケージも紙素材でできており、環境にも配慮した製品となっている。