ワイヤレスハイレゾ再生に加え「Snapdragon Sound」にも正式対応

■ワイヤレスハイレゾ再生に加え「Snapdragon Sound」にも正式対応

AQUOS R7は、無線・有線接続によるハイレゾ再生に対応する。Bluetooth接続の場合、LDACのほか、クアルコムのaptX Adaptiveコーデックによる最大96kHz/24bitのハイレゾワイヤレス再生が楽しめる。

また、米クアルコムがワイヤレスオーディオの独自技術を集めてパッケージ化した「Qualcomm Snapdragon Sound」を、本機が正式にサポートしたことにも注目したい。

同じSnapdragon Soundに対応するワイヤレスオーディオ機器と組み合わせることにより、ハイレゾ再生・低遅延接続、クリアな通話音声など、クアルコムのチップセット同士がつながることによるワイヤレス音声リスニングのメリットを活かすことができる。

ワイヤレスイヤホンでaptX Adaptiveコーデックによるハイレゾ再生を楽しむには、イヤホンをBluetooth接続した後、Bluetoothコーデック設定を開き、「96kHzサンプリングレートの有効化」をオンにする。

aptX Adaptiveコーデックによる、ワイヤレスハイレゾ再生は情報量が非常に豊富で、試聴に試用したNoble Audio製完全ワイヤレスイヤホン「FALCON ANC」の特性を素直に引き出してくれる。高音域の余韻がとてもきめ細かく、立体的な空間の広がりを丁寧に描き、リズムセクションが活き活きと躍動する力強さを感じさせてくれた。

一方、AQUOS R7本体の内蔵スピーカーによるサウンドも試したが、左右の音のバランスにやや傾きがある。というのも、トップのスピーカー開口部がフロント向きなのに対し、ボトム側は横向きなので、再生するコンテンツによっては音の濃淡や広がり方に違いが感じられてしまうのだ。

特にボトム側のスピーカー開口部は、ユーザーがその存在を意識していないと、本体を手に構えた時に手で塞いでしまい、実力が引き出せなくなるので注意したい。

ちなみにドルビーアトモスの再生には非対応だが、「サラウンドプラス」という機能を使うと、端末を横向きに構えた時に音場の広がりの豊かさが増すのでおすすめしたい。

AQUOS R7をじっくりと試用して印象深かったのは、オーディオ・ビジュアルの高いクオリティを追求することはもちろんだが、それだけにとどまらず、その優れた性能を誰もが実感できるように、細部にまで配慮が行き届いている点だ。

特に機能の名称やメニューの配置など、オーディオ・ビジュアル機器にあまり明るくない方でも直感的に使いこなせるよう整理整頓されているところなど、“初めてのハイエンドスマホ”としても最良の選択肢といえるモデルだろう。