iPhoneやMacに標準搭載されている「探す」アプリケーションを使って遠隔探索ができるワイヤレスイヤホンを、ベルキンが発売した。今後も続々と増えそうなサードパーティ製の「探す」アプリに対応するアクセサリーの可能性を考えてみたい。

■ベルキンから「探す」アプリに対応するワイヤレスイヤホンが登場

今回の話題に取り上げる製品はベルキンの左右独立型完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDFORM Freedom」だ。アップルとBeats以外のブランドから初めて登場した、「探す」アプリによる遠隔探索に対応するワイヤレスイヤホンとなる。

iPhoneやMacのOSに標準搭載される「探す」アプリには、全世界にいま数億台以上が普及しているとされるアップルのデバイスによるネットワークを辿りながら、紛失したデバイスを安全に探索できる機能が組み込まれている。

アップルではこれまで、ベルキンのようにiPhoneなどアップル製品に対応するアクセサリーを数多く手がけるブランドから一部先行して「探す」アプリによる連携を進めてきた。そして今年の春には探索ネットワーク対応のアクセサリプログラムを発表。今後アップル以外の周辺機器メーカーも「探す」アプリに対応する製品を容易に開発できる環境を整えた。

■AirPods ProやAirTagと使い勝手を比べた

ベルキンのSOUNDFORM Freedomを「探す」アプリから探索する場合、アップルのAirPods ProやAirTagと使い勝手はどのように変わるのだろうか。実機を使って試した。

まずSOUNDFORM Freedomのペアリングが完了すると、アプリの画面下に並ぶ「持ち物を探す」タブの中にAirTagを付けたユーザーの所持品と一緒に名前が並ぶ。一方でユーザーのiPhoneやAirPods、Beatsのイヤホンなどアップル関連のデバイスは「デバイスを探す」タブの中にまとめられるところが異なっている。

ベルキンのイヤホンをリストから選択して探索メニューを確認すると、どうやらAirTagとほぼ同じ機能が使えるようだ。「サウンドを再生」すると、SOUNDFORM Freedomの場合はケースから音が鳴る。AirPods Proはイヤホン本体からサウンドが鳴る。ケースに入れたまま紛失、あるいは手元にイヤホンが見当たらなくなった場合はベルキンの製品がより見つかる可能性が高いとも言えそうだ。

メニューの「経路」をタップすると、現在いる場所から探しているアイテムが置かれている場所まで、移動の手段別に経路と、かかる時間が表示される。使い勝手はAirPods Proを探す場合と同じだ。AirTagでは、アップルが独自に設計した超広帯域無線通信のためのU1チップを搭載するiPhone 12/11シリーズとペアリングしていた場合、iPhoneにナビゲーション画面を表示しながら探す機能が使える。

SOUNDFORM Freedomを万一紛失してしまった場合には「探す」アプリから「紛失モード」を有効にしよう。ユーザーの電話番号、またはメールアドレスを登録しておけば、イヤホンを見つけた誰かが連絡をくれるかもしれない。

完全ワイヤレスイヤホンはとてもコンパクトで紛失しやすいアイテムなので「探す」アプリとの相性がとても良いと思う。紛失した場合に探せる機能を備えていることが早晩、 “ワイヤレスイヤホンの常識” になる日が来そうだ。