スマートフォンのみならず、スマートウォッチや完全ワイヤレスイヤホンのチャージケースにも利用されている「ワイヤレス充電」は、所定の場所に置くだけでOKという安直さが身上。充電ケーブルはプラグ付近が断線しがちなため消耗品扱いですが、ワイヤレス充電器はそうそう故障しません。

使うときのポイントは、所定の位置に正確に置くこと。少しでもズレると充電効率が低下してしまいます。スマートフォンケースの素材によっては電波が通りにくくなるため、充電開始前に確認しておきましょう。

そしてもうひとつのポイントが、ワイヤレス充電器の入口ともいえるUSB端子の差込口。形状が一致していればOK、挿し込めているのだから問題ないはず...というほど単純なものではありません。ワイヤレス充電器には決められた出力があるため、「入力する電力(ワット数)」を意識しなければならないのです。

入力する電力が「DC 5V/2A」と記載されたワイヤレス充電器があるとします。5VはモバイルバッテリーやUSB ACアダプタの(Type-A端子)の出力では標準なのでいいとして、問題はアンペア数の部分です。

形状さえ一致すればいいだろうと、出力がDC 5V/1AのUSB ACアダプタ(かつてiPhoneに付属していたUSB ACアダプタとほぼ同じ仕様です)に挿し込むと、5V×1A=5Wで最大出力は5Wに。7.5Wや10Wの出力が可能なワイヤレス充電器であっても、それ以下の5Wでしか給電できなくなります。当然、本来の充電速度は発揮できません。

ここでの正解は、「DC 5V/3A」などワイヤレス充電器が必要とする入力以上の出力に対応したモバイルバッテリーやUSB ACアダプタを用意することです。製品によっては、USBポートごとに出力差を設けていることもあるため、どこへ挿し込めばいいか必ず確認しましょう。