音楽を大音量で長時間聴きすぎると聴覚にダメージが累積されて将来的に聴覚に障害が現れやすくなるという、いわゆる「イヤホン難聴」問題に注目が集まりつつあります。

しかし、実際に気をつけようとすると「大音量や長時間って具体的にはどれくらいの大きさや長さ?」となるわけですが、WHO=世界保健機関の示している目安は、「音圧80dBで週に40時間以内なら問題ない」というもの。Appleもそれを基準としています。

でも40時間はいいとして、「80dB」とか言われてもそれがどの程度の音量なのか想像できませんよね? 普通の人は音量音圧を「dB」なんて単位で意識、把握していません。

ですがiPhoneユーザーなら、その「80dB」が実際にはどの程度の音量なのかを簡単に実体験して把握できます。コントロールセンターの[聴覚]には、iPhoneに接続されたイヤホンがいま何dBの音圧を出しているかがリアルタイム表示されるんです。

コントロールセンターに[聴覚]が出ていない場合には、[設定]アプリの[コントロールセンター]から[聴覚]をオンにして追加します。

まずワイヤレスイヤホンの場合、ほぼ確実に動作するのはAirPodsシリーズ。手元のAirPodsとAirPods Proの第1世代モデルで動作確認できたので、第2世代以降でも問題ないはずです。ほか未確認ですが期待を持てるのは、Apple傘下Beatsの製品でしょうか。逆に手近にあった他社製ワイヤレスイヤホンではどれも、この機能は動作してくれませんでした。

一方、Lightning-3.5mmヘッドホンジャックアダプタを使った有線接続では、動作不安定で認識されにくいときもありますが、基本的にはあらゆるイヤホンでこの機能が動作してくれます。

ですが音量表示の精度はかなり大まかになってしまう場合も。公式のサポートにも「ヘッドホンのオーディオ測定は、AppleやBeatsのヘッドホンを使用しているときが最も正確です。ほかのヘッドホンで再生されたオーディオは、iPhoneの音量を基に測定値を予測します」との記述があります。

iPhone側の音量設定は同じままでもイヤホンを変えると実際に耳に聞こえる音量は上下することを、体験的にご存知の方も多いでしょう。有線接続時の音量予測は、AppleまたはBeats製品は例外として他のイヤホンでは、イヤホンごとのその違いまでは計算してくれないのです。

実際iPhoneの音量設定は同じままイヤホンだけ変えてみると、「耳に聞こえる音量が明らかに変わってもdB表示は同じまま」となることを確認できました。

というわけで正確な「80dB」等を体験&把握できるいちばん簡単で確実な方法は「聴覚コントロールセンター+AirPodsシリーズ」です。AirPodsシリーズをお使いでしたらせっかくですからこの機会に、「80dBってどのくらいの音量?」や「普段自分が音楽を聴いている音量って何dBくらい?」などを確認して、あなたの耳の健康を考えてみませんか?