音楽を聴くアイテムとしていま人気なのは、やはり完全ワイヤレスイヤホンだろう。ケーブルレスで携帯性に優れ、軽量で外に持ち出しやすい。一方で最近は、あえて「ヘッドホン」を着ける人も増えている。

特に、ファッション誌のスナップ企画などでも見かけるようになった。彼らはヘッドホンの存在感を利用して、音楽を聴くだけでなく、おしゃれアイテムの一つとして身に着けているのだ。

音質はもちろん、デザインにもこだわったオーディオ製品は多い。では実際、「おしゃれアイテム」として今、どのメーカーのヘッドホンが一番使われているのか?

その実態を探るべく今回は、Instagramの投稿の中から「ヘッドホン」で検索して出てきた写真を合計250枚チェックしてランキングを作成してみた。

Instagramでよく見る「ヘッドホン」、一番多いのは?

それでは早速、編集部員が1枚ずつチェックして調べた、独自のメーカーランキングを発表しよう。気になる結果はこちら!

1位 SONY(50)

2位 Marshall(47)

3位 Apple(25)

4位 beats(18)

5位 Audio-technica(16)

6位 BOSE(12)

7位 Soundcore(6)

8位 3COINS(5)

8位 KOSS(5)

10位 Sennheiser(4)

11位 JBL(3)

12位 ag(2)

12位 aiaiai(2)

12位 SHEIN(2)

12位 picun(2)

16位 JVC(1)

16位 MPOW(1)

16位 Skullcandy(1)

16位 Panasonic(1)

16位 JLAB(1)

16位 Cherry Sugar(1)

16位 LAKORE(1)

ランキング外 不明(44)

※調査対象は2023年3月 - 5月の国内における投稿

※目視でブランドが分かるもの、またはタグ付けされているものを可能な限りチェック

※ヘッドホンのみ、装着した頭のみの写真は除外。上半身ないし全身のファッション写真でカウント※運動やゲームなどでの利用ではなく、コーディネートの写真として投稿されているものを対象

※1つのInstagramアカウントで複数投稿があった場合、同メーカー/ヘッドホンの写真は1カウント、異なるヘッドホンの写真があればそれぞれカウントする

ラインナップも豊富なソニー、インスタ映えするMarshallが上位獲得

このたび、1位に輝いたのは【ソニー】のヘッドホン!あるファッション誌のスナップ企画でも「ソニーの利用率が高い」と書かれていたが、今回調べた限りではInstagramの中でも強かった。

製品ラインナップが多いので、写真ではいろんなモデルが着用されていたが、形状とロゴの配置から判断するに、「WH-XB910N」「WH-CH710N」「WH-CH520」「WH-CH510」あたりが多く、上位モデルとなる「WH-1000XM5」「WH-1000XM4」もチラホラ見かけた。

ちなみに、集計結果の「不明」は、メーカー名が目視で判断しきれない、かつタグ付けがされていない写真のこと。中には形状やロゴと思わしき部分の様子で、「あのメーカーかも…?」というものも多くあったのだが、そこでも「これ、SONYっぽいな」というモデルが多数。それも含めると圧倒的首位だったかもしれない。

僅差で2位となったのが【Marshall】だ。ヘッドホンだけでなく、ホームスピーカーもインテリア写真の投稿で数多く使用されており、MarshallとInstagramは相性が良いようだ。

Marshallもいくつかヘッドホンを展開しているが、今回の調査結果は全て、「MAJOR Ⅳ」。ハウジングが小さく四角いデザインが特徴的で、ファッション系アカウントでの使用率が高い印象。まさにおしゃれアイテムという感じだ。

3位は【アップル】のAirPods Max。海外のInstagram投稿も含めれば、もっと数が出たかもしれない。とはいえ十分に人気。メッシュのヘッドバンドや、大きなハウジングなど、オリジナリティの高いデザインなので、装着しても首にかけても、存在感抜群だ。カラバリは豊富な方だが、シルバーが圧倒的に多かった。

4位以降は、【Beats】【オーディオテクニカ】【ボーズ】とオーディオメーカーが並ぶ結果に。Beatsは小さい方の「Beats Solo3 Wireless」の着用率が高めだった。オーディオテクニカはおそらく「ATH-SR30BT」「ATH-M20xBT」といったモデルが、ボーズはQuietComfortシリーズが多く使用されていた。そのオーディオテクニカとボーズでは、ホワイトカラーの人気も高い様子。

そして7位にはAnkerのオーディオブランド【Soundcore】、8位には【3COINS】と【KOSS】が同数でランクイン、10位は【ゼンハイザー】となった。

3COINSは特に若い女性に多く、「不明」の中にもそれらしきヘッドホンがいくつかあった(今回カウントしたのはタグ付け、または投稿文章に記載があるもの)。300円ではないが、高くても2,200円(税込)、この5月に登場した新モデルは1,650円(税込)と超お手頃価格で、なおかつカラバリにはオーディオの定番・ブラックはなく、柔らかいパステルカラーのみ。 “カワイイ” 推しなところも女性人気につながっていそうだ。

一方で同数8位となったKOSSは、Porta Proシリーズの特徴的なデザインをファッションの一部として楽しむ人が多い様子。ワイヤレスだけでなく、有線モデルの着用もみられ、いずれも男女問わず、おしゃれにこだわりを感じる人に選ばれている気がした。

11位以降には、JBLやag、JVC、Panasonicなどのオーディオメーカーのほか、“プチプラ通販サイト” で最近人気の高いSHEIN、韓国雑貨を扱うショップCherry Sugarなど、オーディオビジュアルサイトでは普段見ることのないヘッドホンの存在も知ることができた。

ちなみに、全体を通してカラーは圧倒的に「ブラック」率が高かった。ブラック以外だと、ネイビーや、特に女性の場合はホワイトやベージュ系のカラーも多く、派手なカラーでアクセントというより、ファッションの一部として馴染むカラーが選ばれているようだ。

また、「ヘッドホンを首にかけて、耳には完全ワイヤレスイヤホンを装着」という人も!この使い方はもう完全に、ヘッドホンを音楽を聴くものとしてだけでなく、ファッションとして捉えているといえるだろう。

思ったより調査が大変だったのはさておいて、改めて、ヘッドホンの人気が高まっていることを実感した。ただ、ひとつ気になったのが、「着けていると耳が痛くなってきちゃうのは仕方ない」という投稿があったこと。

「オシャレは我慢」なんて言葉もあったけれど、その流れは変わり、最近では自分が気分良く、心地よくいられることを重要視するようになってきている。ヘッドホンは、大きさやヘッドバンドの形状などで、装着感は変わってくるもの。

店頭で試すもよし、レビューを読んで情報を集めるもよし。ファッションとしてのデザインも、音も、装着感も、ぜんぶ気に入る一台をぜひ見つけて楽しんでほしい。