休日気分を引きずったまま月曜日を迎えてしまい、なんだか1週間ずっとだらだら過ごしてしまった――そんな経験はないだろうか。1週間を生産性高く過ごすためには、月曜の朝の過ごし方が重要だと、時間管理コンサルタントの石川和男氏は言う。

週初めのスタートダッシュで、1週間のリズムに乗るコツを、『仕事が速い人は、「これ」しかやらない』の著作のある同氏にうかがった。

※本稿は、『THE21』2022年3月号特集「【シーン別】仕事が速い人は、『これ』しかやらない」より、内容を一部抜粋・編集したものです。


1. 明るく、元気な曲で起きる

皆さんは、月曜日の朝、気持ちよく起きられていますか?目が覚めると、「寒いなあ、布団から出たくないなあ」「今日からまた1週間仕事か」と、ネガティブなことを考えながら1週間がスタートするという人も多いのではないかと思います。しかし、これは実にもったいないことです。

ネガティブな感情は、生産性を約30%低下させ、ミスを10〜20%ほど増加させると言います。すっきり目覚め、ポジティブな気持ちで1日をスタートすることは、仕事の生産性を高めるためにも大事なことなのです。ここでは、そんなスタートダッシュを決めるために、月曜の朝にお勧めしたい習慣を8つ紹介します。

朝、ネガティブな気持ちになりやすい原因の1つが夢です。夢というのは、7割が悪い内容だという説があります。何となく不安な気持ちで目覚めたときは、覚えていなくても悪い夢を見ていた可能性があります。

悪い夢を見ていたことを覚えていれば、「夢でよかった」と嫌な気分を払拭することもできますが、覚えていないと逆にそれができません。そこでお勧めしたい習慣の1つ目が、明るく元気な曲をアラームにして目覚めること。寝起きの漠然とした不安を打ち消し、感情をポジティブに塗り替えましょう。

ポイントは、「好きな曲」ではなく「明るく、前向きな気持ちになれる曲」を選ぶこと。クラシックやバラードよりも、アップテンポの曲や、アクション映画のテーマ曲などがお勧めです。

月曜に限らず、毎朝楽しい気持ちで起き上がれるようにするといいでしょう。また、夢の内容はコントロールできませんが、夜は少しでもいいので、嬉しかったことや楽しかったことを思い浮かべてから眠ると、悪い夢を見にくくなるかもしれません。


2. 目が覚めたら5秒でふとんから出る

2つ目の習慣は「5秒ルール」です。人は5秒経つと、やらない言い訳を考え始めると言います。

目が覚めてから、横になったまま「寒いなあ」「眠いなあ」「今日のプレゼン、やりたくないなあ」と考え始めると、どんどん起き上がるのが億劫になってしまいます。

目が覚めたら、起き上がるのが面倒になる前に、「1、2、3、GO!」で立ち上がりましょう。とりあえずふとんから出て、リビングに向かいながら、「今日は寒いなあ」「今日はあの仕事をやらなくちゃ」と考えればいいのです。

一度始めてしまったことは、今後は止めるのが面倒になるもの。考えるより先に身体を動かしてしまいましょう。


3. 朝はニュースよりもお笑いや映画を見る

3つ目の習慣は、「報道番組は見ない」こと。朝起きると、まずテレビをつけて、ニュースを見ながら朝食をとったり、身支度をしたりする人は多いと思いますが、私はこれを止めたほうがいい習慣だと考えています。

理由は、報道番組はネガティブ情報であふれているからです。いいニュースももちろんありますが、事件や事故といった気が滅入るような情報が大変を占めています。しかも、それらはたいてい、仕事と直接関係のない情報です。イライラさせられる「CMまたぎ」もストレスになりがちです。

前述した通り、ネガティブな気持ちは仕事の生産性を低下させます。だったら、報道番組を見るよりも、資格や語学の講義動画などを流したほうがいいと思います。勉強でなくても、前日までに録画したお笑い番組や好きな映画を流すのもいいでしょう。

朝の時間を不安や憤りを感じるニュースを見ることに使うのか、自分の人生を豊かにする勉強や趣味に使うのかでは、得られる効果が2倍以上違うのです。