職場でのコミュニケーションを円滑にするには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。心理カウンセラーの五百田達成氏が、相手に良い印象を与える、得する話し方を紹介します。

※本稿は、五百田達成著『話し方で損する人得する人』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より、内容を一部を抜粋・編集したものです。


自分で考えず細かな指示を求める人

「仕事のコミュニケーションは具体的に」といっても、やたらと細かく具体的な指示を求めてしまう人は「損する人」です。いわゆる「指示待ち人間」ですね。

仕事を頼まれると「どうしたらいいですか?」「なぜですか?」「いつまでですか?」といった質問をやたらとする人がいます。

たとえば、「議事録をまとめておいて」と言われても「どんなふうにまとめたらいいですか?」と聞く。2つ以上の仕事を頼まれると「どちらから先にやったらいいですか?」とスケジュール管理を要求する。頼んだほうとしては「そんなこと、自分で判断してくれよ...と思ってしまうでしょう。


こまめな報告はサラリーマンの「護身術」

かといって「勝手に動けばいい」というわけでもありません。よかれと思って自分で判断したのに、「なんだそれは、聞いてないぞ」「言ったこととぜんぜん違うぞ」と、これまたイライラされてしまうこともあります。ではどうするのがベストで、「得」する話し方なのでしょうか?

それは、勝手に動くのではなく「案を考えて提案する」ことです。「○○の件、こうしようと思うんですがどうでしょうか?」勝手に動くわけでもなく、指示をひたすら待つわけでもない。自分の頭で考えて、案を提案する。この案はいくつもあればよりいいでしょう。

これなら「ああ、じゃあAの方向でやってみて」「ここだけは修正しておいて」と言えるので、上司や関係者もとても楽ちんです。何より「この人はやる気があるな」と思われ、評価が上がる。つまり「得」をするのです。