日本総合研究所が3年おきに実施している「生活者1万人アンケート」(25〜69歳対象)によると、2021年に投資を行っている人の割合は21.1%。5人に1人が投資をしていると推計される現在、「投資を始めたいけど、何から始めればいいの?」「もし損をしたら怖い」と考えている方も多いでしょう。損をしない投資のためには準備が不可欠。

50万部突破『節約・貯蓄・投資の前に今さら聞けないお金の超基本』著者の坂本綾子さんが、絶対損をしない投資のための準備を解説します。

※本稿は、『「投資をしたことがないけれど、このままで本当に大丈夫?」と思ったら読む 絶対に損をしないお金の増やし方』(CCCメディアハウス)の一部を再編集したものです。

※本稿は2022年7月時点の情報に基づき、投資に対する考え方を示したものであり、個別の金融商品を推奨するものではありません。金融商品の価値は状況によって変動しますので、購入の可否を含む投資の判断はご自身の責任で行うようお願いいたします。


「投資をやめない」ために、余裕資金をつくる

まずは投資を始められる環境を整えましょう。投資には、必ずしもまとまったお金は必要ありません。積立投資など、毎月の収入からコツコツと積み立てていく投資方法もあります。

ただし、投資用の資金としてではなく、イザというときにすぐに使えるお金として、安全な円の預金を一定額は持っていたいものです。なぜなら、せっかく投資を始めたのに急にお金が必要になり、値下がりしているときに泣く泣く売るのは最も避けたいことだからです。

持っていたい円預金は、最低でも生活費の3か月分、50歳以上なら1年分以上から3年分くらい。年齢が高い人ほど、また収入が不安定な人ほど、多いほうが安心です。

日々の生活に支障がない状態で、落ち着いて投資を続けていくことができる環境をつくりましょう。


ネット周りのセキュリティを強化する

投資用の金融商品を取り扱っているのは、主に銀行と証券会社です。いずれも店舗はありますが、口座の申し込みや金融商品の購入・売却はインターネットも利用できます。また、インターネット取引専用の口座や証券会社もあります。

投資では、機動性が高いインターネットがおすすめ。安全にインターネット取引ができるよう、セキュリティソフトを導入したり、OS・アプリを更新するなど、パソコンやスマートフォンのセキュリティ対策を行いましょう。

また、投資には情報収集も欠かせません。多くの証券会社では、口座を持つ人にインターネット上の専用ページでマーケット情報などを提供しています。さらに新聞やテレビなどの経済情報、信頼できる知人など、なるべく客観的な複数の情報を日常的に得られるようにすることも大切です。