英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして注目を集め、テレビのみならずYouTubeでの公開動画の再生数も上昇の一途のメンタリストDaiGo氏。
そんな同氏がこのたび初めて、新著『最高のパフォーマンスを実現する超健康法』にて、語ることのなかった「自らが日々実践する健康法」を初公開する。「メンタルはからだの後についてくる。だから心を整えるには、先に体をコントロールすればいい」の考えのもと、最新の実験や研究の情報などをベースとした、食事法、運動法などを披露している。
本稿では同書より、「筋トレで実は頭がよくなる」とメンタリストDaiGo氏が主張している一節を紹介する。
※本稿はメンタリストDaiGo著『最高のパフォーマンスを実現する 超健康法』(PHP研究所刊)より一部抜粋・編集したものです。
ジムに通ってやせる人と太ったままの人
ジムに通っているのに、太る人と太らない人がいるのは何が違うのかを調べた研究があります。また、ジムに行くと太るという研究もいくつかあります。
イギリスで行なわれた調査ですが、ジムに通っている人の26%は運動しているにもかかわらず太り、46%は現状維持でやせないという結果が出ています。
ということは、ジムに通っている合計72%の人は、太るか、現状維持で変わらないということになります。
ジムに行ってすぐ効果が出る人もいれば、なかなか変わらない人がいるのは、もちろん遺伝子的な問題もありますが、心理的な問題がけっこう大きいということが、昨今いわれはじめています。
ジムに通っている人の39%は、1回のエクササイズで300キロカロリーくらいしか消費しません。運動だけでカロリーを消費するのはかなり難しく、がんばっても500キロカロリー程度しか消費できないのです。
でも、日常生活で消費しているNEAT(運動以外の日常の活動で消費されるエネルギー)は500〜1000キロカロリーくらいになるので、日常生活のなかで歩いたり、階段を上り下りする頻度を増やしたり、私のように椅子を取り払ってなるべく座らないようにしたりするほうが、カロリー消費は高くなります。
ジムの正しい活用法
では、なぜジムに行くのかというと、筋トレしたり運動したりして基礎代謝を上げるという目的があります。
そうすると、同じ運動をしても、消費するカロリーが増えますから、日常生活のカロリー消費が増えて結果としてやせることにつながります。
ですから、ジムに通うだけでもダメですし、日常生活の消費カロリーを増やすだけでも限界があるということになります。
つまり、ジムに行く理由としては、疲れにくい体をつくって運動を継続することと、筋肉をつけて代謝を上げることで、同じ運動をしても消費量を上げることにあるわけです。
これにあわせて、日常生活の消費カロリーを増やすのがいちばんいい方法ということになります。