人とのコミュニケーションに息苦しさを感じていませんか? その原因は、あなた自身の「自分への向き合い方」にあるかもしれません。

◆「あの人とうまく話せない」原因

うまくコミュニケーションをとれない人たちは、「なぜ、あの人とうまく話せないのか」、あるいは「どうして、自分の気持ちが伝わらないのか」と悩みます。

けれどもそれは、「関係性」で起こっている可能性が高いでしょう。まさに自分が、他者を気にしてそんなふうに考えてしまうせいで、相手を緊張させたり気を使わせたり、あるいは警戒心や不信感を抱かせてしまっています。

相手を気にすると、逆に、自分自身の微妙な言動が発信源となって、相手の心を閉ざさせてしまいます。

しかも、特定の人を意識すれば、自分がいっそう話しづらくなるだけでなく、その意識をキャッチして、相手のほうも息苦しさを覚えるでしょう。相手が、その空気を打ち破るとしたら、かなりの勇気を要するでしょう。

そうやって、「心が通じ合う」コミュニケーションを難しくしていくのは、自分自身であるかもしれないと考えることは、自分にとって非常に有益なことです。

なぜなら、こういった問題は、自分が、自分と向き合っていないときに起こるからです。

◆自分の気持ちと向き合えている?

自分と向き合っていないと、自分の心が何を感じているかに気づけません。
それが、日常の些細な場面でも顔を覗かせます。

 例えば職場であなたがパソコン作業をしているときに、上司が、「これ、お願いするよ」と予定外の仕事をあなたに依頼してきました。あなたは、「はい、わかりました」と答えつつも、気分的にはイラッとしました。
どうしてあなたはイラッとしたのでしょうか。

それは、「自分のパソコン作業を中断して、上司の仕事に取りかからなければならない」と思ったからでした。
上司は決して、あなたに押しつけてきたわけではありません。「自分の作業を中断して、上司の命令に、従わなければならない」そう思ったのは、あなた自身です。
自分の作業を中断させられたと思い込んでいるあなたは、不快な気分で上司からの仕事をすることになるでしょう。

日常生活では、こんなパターンのやり取りが、圧倒的多数を占めています。しかも、こんな反応は"自動的"になっています。

こんな自動的反応が、自分と向き合っていないということです。