国の重要無形民俗文化財に指定されている「長良川の鵜飼」。夏の岐阜に訪れたらはずせない観光スポットです。夕方の観覧までにぜひ訪れてほしいのが、観覧船乗り場から西へ伸びる美しい街並み、通称・川原町。爽やかなせせらぎのすぐそばで、涼と癒し、長良川の恵みに出会う観光プランをご紹介します♪

岐阜駅からバス15分!情緒溢れる「川原町」へ

JR岐阜駅・12番乗り場から【岐阜バス 茜部三田洞線 三田洞団地行】に乗って約15分。「長良橋」で下車し、川辺へ降りると鵜飼観覧船のりばが見えてきます。

格子窓の日本家屋が立ち並ぶ

鵜飼観覧船のりばの西に続く、通称「川原町」と呼ばれる一帯は、湊町・玉井町・元浜町という3つの町の総称。かつて、長良川の水運を利用した川湊として栄えた川原町は、材木屋や紙問屋、提灯、うちわ、和傘などの商店が建ち並び活気溢れる町でした。

各町屋の軒先にはお揃いの提灯がさがり涼やか

現在では昔ながらの商店が残る中にも、ぽつりぽつりと町屋をリノベーションした新しいカフェや雑貨店などが増えつつあり、のんびりと散歩をするのに楽しい街並みが広がっています♪

【12:00】 レトロモダンが薫る町屋カフェ「川原町屋」でランチタイム

風情あふれる店構え

さっそくですが、まずは腹ごしらえといきましょう(笑)。川原町通りの赤いポストが目印!100年以上前の和紙問屋さんをリノベーションした人気カフェ「川原町屋」でお昼ごはんタイムです。
川原町にはお昼を食べられるお店が少ないのですが、川原町屋は雰囲気もよし、味もよしと多くの人に愛されています。

壁には「大正ロマン」を代表する竹久夢二の絵画

店内へ足を踏み入れると、外からは想像できなかった吹き抜けの空間が。長い廊下が一直線に続き、その奥行きにびっくり!

岐阜の伝統工芸品、美濃和紙でで作られた涼しげな風合いの水うちわや、可愛らしい和紙雑貨なども販売されています。

絵画や調度品が置かれたノスタルジックな空間がステキ・・・♡

母屋から赤い和傘が立つ中庭を抜けると、2階建ての蔵になっていて中へは靴を脱いであがります。まるで別荘のような優雅な雰囲気が漂い、ピアノの生演奏が聴けることもあるそうですよ♪特に2階は隠れ家のような雰囲気でとっても落ち着きます。

ツルッとのどごしのいい「6月のうどん 梅ねり麺 」 850円

オリジナルキッシュやサンドイッチ、ちょっとめずらしい「真っ白卵のオムライス」などの洋メニューの他、生米からしっかり炊き込んだ鮎のお粥、月替わりのうどんなどの和メニューもあり♪

レモンヨーグルトムース 650円(単品)

川原町屋では季節ごとに変わる、見た目にも美しい甘味やデザートも大人気!オリジナルケーキも多くどれも工夫が凝らされた一品です。
さっぱりとしたレモンヨーグルトのムースケーキには、夏らしいオレンジレモンのゼリーをのせて。これもついてくるの?ってくらいたっぷりのココアクッキー入りバニラアイスと一緒にどうぞ♡

【施設名称】川原町屋
【住所】岐阜県岐阜市玉井町28
【電話番号】058-266-5144

【13:30】パワースポット「庚申堂」で猿<えん>むすび♡

道の途中に突然現れます!

規模は小さめですが、今岐阜の恋愛スポットとして密かに注目を集めているのが「庚申堂(こうしんどう)」。この地にあったお寺が450年も前の戦で消失し、唯一残ったのがこの庚申堂と言われています。

左の子は恋に悩めるお猿??右の子はちょっぴり顔が怖め。。。

入口では表情豊かな2匹のお猿が左右に出迎えてくれます。

思っていたよりちゃんとハート型!

お堂のすぐそばにはハート型の水受けがあり、願いを込めてこの受け石に触ると恋愛が成就するとか・・・♡
もともとは木々に埋もれて見つからなかったところ近年になって発見されたこの水受け。秘めた思いを託すのにぴったりです!

【施設名称】庚申堂
【住所】岐阜県岐阜市元浜町13

【13:45】「玉井屋」で岐阜土産の決定版・ゆるかわ鮎菓子を購入

茶室でお抹茶も楽しめる玉井屋本店

長良川といったら鵜飼、鵜飼と言ったら「鮎」ですよね!川原町通りの中ほどにある「玉井屋」ではそんな鮎をかたどった、なんともゆるかわいい銘菓「登り鮎」が有名です。

無表情がゆるくてかわいい。

上質な小麦粉と玉子をたっぷり使った鮎形のカステラ生地の中には、求肥(ぎゅうひ)が入っていて、もっちりとした食感がクセになるお菓子です。ぜひお土産にどうぞ♪

【施設名称】玉井屋本舗
【住所】岐阜県岐阜市湊町42
【電話番号】058-262-0276

【14:30】川が育んだ“本物”とその物語に出会う「長良川デパート」

お店は鵜飼観覧船のりばのすぐそば

涼しげなブルーの暖簾が目印!長良川デパートは、長良川ブランドを支援するNPO法人「ORGAN」がクラウドファンディングで出店資金を集め、2016年にオープンしたお店です。

店内の壁には郡上から美濃、関を経て岐阜を流れる長良川が描かれている

暖簾をくぐった先にあるのは、長良川流域で育まれた選りすぐりの品々。長良川の清流での紙漉きによって生まれた“美濃和紙”はその代表。上流域でとれた竹と共に岐阜へ運ばれた和紙は、その後和傘や提灯、うちわへと姿を変えていったそうです。

岐阜和傘 15,000円〜

日本の和傘の9割を作るという岐阜県。需要、職人の減少によって目にする機会の減ってしまった和傘も、現在では若い女性職人が継承し、その技は確実に伝承されているそうです。モダンな柄も多く、最近では若い人にも人気だとか。

手紙として遅れるレター提灯 3,780円

鮎バターナイフ 1,350円

伝統工芸品が今の暮らしにも取り入れやすいようにと、20〜30代の若手デザイナーが生み出したアイテムも多く、見ているだけで楽しくなります♪

本美濃和紙のイヤリング3,456円、ヘアゴム・ヘアピン各518円、おにぎりかご3,600円

モノづくりの背景や作り手の想いも伝えてくれる長良川デパート。宝物探しをしているようなキモチにさせてくれる素敵なお店です。

涼しげなデザインのラベルはお土産にも喜ばれそう

店頭で販売している「長良川サイダー」で歩き疲れた体にうるおいを補給!長良川の伏流水を使用、ほのかな甘さと微炭酸がのどに心地いい〜♪

【施設名称】長良川デパート湊町店
【住所】岐阜県岐阜市湊町45
【電話番号】058-269-3858

【15:15】食べるのがもったいない!「緑水庵」でフォトジェニック氷にうっとり♡

緑水庵 川原町店

岐阜市内に6店舗を構える和菓子店「緑水庵(りょくすいあん)川原町店」。築130年の古民家を改装、畳敷きの店内で食べられる和スイーツが大人気のお店です。

あんdeデコ 抹茶氷 1000円 (11月末〜4月まではお休み予定)

苔が美しい中庭を眺めながら、食べたいのは「あんdeデコ 抹茶氷」。ちょこんと添えられたお花は、練り切りをホイップクリームのように絞って作っているんだとか。「この製法ができるのはうちくらいよ!」と、ナイスキャラな女将さんも自信たっぷり。岐阜県で生産されている緑茶「揖斐茶(いびちゃ)」を使用した少し苦味のある氷とも相性バッチリです。

金箔もふりかけられてリッチ

素焼きを注文すると自家製あんこときな粉がけ放題のサービスも♪

岐阜県産「美濃ハツシモ」100%の米粉と、長良川の伏流水で仕込んだたまり醤油で作られた串団子(1本90円)もおすすめ!川原町店だけの限定メニューです。

【施設名称】緑水庵川原町店
【住所】岐阜県岐阜市湊町48
【電話番号】058-215-5476

【17:45】 日本一ロマンチックな漁!「ぎふ長良川鵜飼」で一日を締めくくり!

世界の喜劇王「チャップリン」も観覧。「ワンダフル!」を連呼していたそう。

鵜飼を匠に操り川の魚を獲る古典漁法、鵜飼。その歴史はおよそ1300年も前に遡るそう。織田信長がおもてなしの手法としてとして取り入れ始めた鵜飼は、徳川家康もたびたび見物し、保護をしたと言われています。

空がオレンジに染まり出す頃、賑わいだす長良川のほとり

開催期間は、毎年5月11日〜10月15日までの期間中、鵜飼休みの日(例年9月か10月の1日間)と増水などで中止になる日を除いて毎夜行われます。

花火の合図とともに開始される鵜飼。赤々と燃える炎が水面に揺らめき、その幻想的な情景はまるで江戸時代へタイムスリップしてしまったかのよう。鵜匠の巧みな手縄さばき、勇壮な鵜の姿、“人鵜一体”のエンターテインメントに感動が溢れ出します。

観覧には、電話での事前予約がマストな貸し切り船と、基本は事前予約、当日空きがあれば乗船できる乗り合い船の2種類があり。
電話でもインターネットでも予約ができます。
【予約はこちらから】
TEL:058-262-0104
URL:http://www.ukai-gifucity.jp/ukai/

鵜飼が始まるまでは、船内で食事やお酒を楽しめるのも魅力。豪華な鮎のお弁当が予約できる「川原町屋」もおすすめです。
川原町泉屋

【施設名称】岐阜長良川の鵜飼
【住所】岐阜県岐阜市湊町1-2
【電話番号】0582620104

長良川が育てた絶景&逸品に出会う旅♪

ゆっくり あるこう 川原町♪

水辺ならではののんびりとした空気感と涼やかな街並みに癒される「川原町」。長良川が育んだ文化や美しい工芸品の品々、感動的な風景が見れるのも、この町に住む人たちが大切に育て守ってきたから。私たちが触れることで、続いていく物語がここにはあるのです。