全国各地で加熱している観光列車ブーム。「いつか乗ってみたいなぁ♡」と憧れる方も多いのでは?今回ご紹介するのは、岐阜の「観光列車ながら」が提供する“5000円ポッキリ”のスイーツプラン!観光列車入門編として気軽に挑戦できる価格&絶品スイーツが魅力の列車旅です♡このプランを実際に体験した筆者がその溢れ出る魅力をレポートします!

「観光列車ながら」とは?

2016年春に運行を開始した「観光列車ながら」。岐阜県が誇る清流・長良川にちなんだ名に、沿線の自然や長良川、雪景色に映えるようにとロイヤルレッドに施された車体が特徴です。

「ながら」には、美濃太田駅発の「ながら1号」と、郡上八幡 or 北濃駅発の「ながら2号」があり、ランチ・スイーツ・ビューの3つのプランからセレクト可能。

今回は価格も5000円と手頃で気軽に観光列車を体験できる【スイーツプラン】を予約してみることに!予約は電話受付。専用ダイヤルにて受付後に、振込み用紙が送られてきて、入金が完了するとチケットが送られてくるシステムとなっています。

【乗車レポ開始!】旅の始まりは「郡上八幡駅」

時間までレトロな駅舎を見学

やってきたのは、岐阜県郡上市にある郡上八幡駅。ここから「ながら」に乗って約1時間20分、美濃太田駅までの旅が始まります。初めての観光列車が楽しみすぎて、駅に一番乗りで着いてしまいました。

ノスタルジック感たっぷりな駅構内

郡上八幡駅の中には、郡上名物「明宝ソーセージ」や「飛騨牛コロッケ」などが食べられるちょっとしたスナックコーナーがあります。食いしん坊さんは時間つぶしがてら、この後のスイーツ三昧に備えてしょっぱいもので口を作っておくのもいいでしょう。

注意しておきたいのがトイレ!「ながら」の車内にはトイレがついていません。今のうちに駅で済ましておきましょう。そうこうしているうちに駅に続々とお客さんが集まってきました。

クラシカル&レトロな車体に萌え♡

発車時間が迫ってきて、ついにお目見え!集まる視線の向こう側から、ゆるゆると進んでくるレトロな車両。その場がぱっと華やかになるような、ロイヤルレッドに胸が躍ります!「待ちきれない」といったようすで、周囲の方のテンションもUP!ホームにはなんだか一体感のようなものが生まれます。

あまりにフォトジェニックな車体に、筆者は“にわか撮り鉄”に変身!ホームに入ってくる車体をここぞとばかりにカメラで連写。

ど素人を一瞬で“撮り鉄”に変えてしまう魅力・・・

パシャパシャ、パシャパシャパシャ・・・

あまりに真剣に撮っていたので、車掌さんから「鉄道好きなんですか?」と聞かれてしまいました。にわかなのに、恥ずかしい。

「えっと、、、ながらが好きです。」

今日はじめて乗るのに、もう「好き」とか言ってしまった。普段乗る列車には正直なにも感じないのですが、観光列車が醸し出す特別な“何か”には一瞬にして惹かれるものがあります。

和と洋が織りなすフォトジェニック空間

スイーツプランというだけあって乗客の方の女性率はやはり高め。車内で女子会が繰り広げられそうな勢いです。
「ながら」は食堂車(25席)と観光車(38席)の2両編成。観光車はビュープランの専用車両になっています。

手元にチケットを用意して、いよいよ乗車です。

ホームでそわそわ待っていると、スイーツプランはアテンダントの方が順番に名前を呼んでくれます。

席はカーテンで仕切ることもでき、まるでカフェのよう

名前を呼ばれついに足を踏み入れた車内。目に飛び込んできたのは、まるでホテルのラウンジのようなオシャレな空間。とても明るくて木のぬくもりたっぷり。列車の中とは思えないくつろぎ感に溢れています。クラシカルかつ和の趣もあるインテリアは、まさにジャパニーズモダン!

うれしい・・・♡

案内されたのは窓際の2人がけ席。とっても落ち着けそうでいい感じ♪すでにスイーツがセットされているテーブルの上に名前入りのカードを発見。

プライベートが配慮がされている空間

テーブル上のスイーツに手が伸びそうになるのを抑えて、発車の時間まで車内を見学してみました。座席は4名ほどが向かい合えるボックス席のほか、2人掛け席、カウンター席などバリエーション豊富なようす。

全座席のシートの柄が違っているのも「ながら」ならではの遊び心。スイーツプランは全座席指定なので、当日案内されるまではどんな座席かわからないワクワク感も魅力です!

「ながら」のデザインは、JR九州の「ななつ星in九州」も手がけた有名なインダストリアルデザイナー・水戸岡鋭治さんが担当。車内には岐阜県産の木材をふんだんに使用。クラシカルながらあたたかみのある内装となっています。

テーブル上のランチョンマットは岐阜の伝統工芸品、美濃和紙でできているんだそう!細部に至るまでこだわりがつまっています。

テーブルに置かれていた台紙に、乗車記念スタンプをペタリ。郡上名物「鮎」にちなんだロゴもかわいいですね。

幸せは少しずつ♡ 「2段階のスイーツタイム」

いよいよ出発!ながらが動き出しました!

スイーツプランで提供されるスイーツは、発車駅・郡上八幡の人気和洋菓子店「中庄」のパティシエが季節に合わせてつくった完全オリジナル。ここはゆっくりと席について、念願のスイーツタイムを楽しむことにします。

アテンダントさんコーヒー か紅茶を無料で淹れてくれます

乗車したのは6月だったので、スイーツは夏メニューでした。テーブルに置かれたお品書きに目を通してみると、まさに上から下までスイーツのオンパレード♪スイーツ好きにはたまらないプランです。

目の前のプレートにのるのは、

・郡上八幡サイダーゼリー
・旬のフルーツタルト
・柚子のシフォンケーキ
・濃姫苺のショートケーキ

の4種類。彩りもかわいらしく写真映え必至!フルーツは岐阜で獲れたものを使用していて、地のものを頂けるのが観光列車ならではの体験です♪

フレッシュな香りはじけるケーキ

いつもの調子ならひとくちで一気にいってしまうところを、今回ばかりは4つのケーキをちょこっとづつ味わいながらローテーション。そのままでおいしいのはもちろん、動く列車の中で食べるという“旅感”が、おいしさをさらにアップしてくれます。

もっと食べたい・・・

特に気に入ったのは「郡上八幡サイダーゼリー」。見た目の美しさもフォトジェニックながら、舌にピリリとくるしっかりめの炭酸が爽やかで後をひくおいしさでした。

この日はあいにくの曇り空でしたが心は晴れやか!

気づけば「花より団子」状態(笑)。せっかくの観光列車ですから、車窓も忘れちゃいけません!窓の外に広がる深い緑に包まれた田園風景や長良川の清流は、目にも癒しを与えてくれます。

続いて運ばれてきた2つ目のスイーツプレートはちょっぴり和の雰囲気。

・小那比茶のゼリー 黒蜜がけ
・濃姫苺のマカロン
・プチシュークリーム
・青葉香るよもぎういろう

の4種類です。2段階で楽しめるスイーツコース、なんて贅沢なんでしょう♡

気になるのは郡上銘茶の小那比茶を使ったという風船ゼリー。表面をつまようじでぷすっとさすと、瞬時にぷるんっ!みずみずしいゼリーが生まれ出ます。お茶の香りと旨みがぎゅっとつまっていて、黒蜜をかけずとも大変おいしく頂きました。

マカロンをつまんでしみじみ。まさか電車の中で、こんな優雅な気持ちでマカロンを食べる日がくるなんて。このひとときをインスタグラムにあげて自慢するとします。

まだまだ乗っていたい〜〜

その後も車窓⇔スイーツをゆったりと堪能。全てたいらげたところで、サービスのほうじ茶を頂きました。あ〜落ち着く。気づけば旅も終盤だ!

最後まで満喫し“ながら”美濃太田へ

この方が教えてくださり、途中駅の連結作業を間近で見れちゃいました。

前の座席に一人で座っていた40代くらいの男性。なにやらアテンダントの女性ととても親しげ。気になってお話を伺ってみたところ、なんと筋金入りの“ながらファン”!去年の夏から1ヶ月に1回ほど「ながら」に乗車するため、京都の自宅から通っているんだそう。

「とにかく景色が魅力的、冬の雪景色がまたいいんだよ」と、男性の“ながら愛”にほっこり。こういった偶然の出会いも旅のスパイスですね。

「ながら」はアテンダントさんと距離が近いのも魅力。みなさんとてもフレンドリーで、「このトンネルを抜けると一番川がきれいに見えるポイントなんです!スタンバってくださいね」と、親切に景勝地のポイントを教えてくれます。

車内では長良川鉄道のオリジナルのグッズも販売。ながらのデザインを担当した水戸岡さんによるデザインハンカチや、ポストカード、列車方のキーライトなど鉄道ファンならずとも乗車の記念に欲しくなるラインナップです。

ここで不意打ちのラストスイーツ登場(笑)。岐阜銘菓「鮎菓子」です。おなかがだいぶ満たされていたので、お土産としてお持ち帰りすることにします。

のどかな田園風景を眺めながら余韻に浸ります。。。

終点、美濃太田駅に到着!

今回のスイーツプラン、時間にしてはあっという間でしたが想像を超える満足感!この非日常の世界に没頭するひととき、高揚感はなんだかクセになりそう。初めての観光列車が「ながら」でよかった♡そんなふうに思えるステキな旅の思い出になりました!

何度も乗りたい魅力満載♡

郡上八幡で人気のリストランテ「雀の庵」 ランチプラン料理イメージ

冒頭でもお伝えした通り「ながら」には、スイーツプランの他にランチプラン、ビュープランも用意されているのでちょこっとご紹介。

【ランチプラン】(予約受付:2ヶ月前の各月1日10:00〜乗車日の14日前16:00まで)
・金土日祝日の運行
・郡上八幡から美濃太田への上り列車、美濃太田から郡上八幡に向かう下り列車との2パターン
・大人12,000円(専用2日間フリー乗車券込)
・全25席指定
・乗車時間は約1時間40分
・郡上八幡の本格イタリアンシェフやシティホテル美濃加茂の料理長が腕をふるう絶品ランチ付
・美濃市〜郡上八幡駅間で景勝地で徐行運転されます。


【ビュープラン】(予約受付:2ヶ月前の各月1日10:00〜乗車日出発時刻まで)
・基本的に金土日祝日の運行。
・北濃から美濃太田への上り列車と、その逆で美濃太田から北濃に向かう下り列車の2パターン
・乗車区間運賃+乗車整理券500円
・全38席定員制(座席指定なし)
・美濃市〜郡上八幡駅間で景勝地で徐行運転されます。


>>>観光列車「ながら」予約専用ダイヤル TEL:0575-46-8021
長良川鉄道株式会社ホームページ

3種のプランのほか、季節に合わせた鮎料理をふるまう期間限定の「鮎料理列車」や、長良川にかかかる大きな橋梁をめぐる絶景コース「ゆら〜り眺めて清流列車」などなど様々な企画列車も運行中!

楽しみ方無限大の観光列車。きっと一度乗ったらその魅力にハマってしまうはず♡次のお休みは「ながら」で観光列車デビューしてみませんか?

【施設名称】郡上八幡
【住所】岐阜県郡上市八幡町稲成

【施設名称】北濃
【住所】岐阜県郡上市

【施設名称】美濃太田
【住所】岐阜県美濃加茂市太田町