映画『HiGH&LOW THE WORST』、ドラマ『来世ではちゃんとします』(テレビ東京系)など数々の話題作に出演する俳優・塩野瑛久(25才)。作品ごとにまったく異なる役を演じ分ける姿は、まるで俳優になるために生まれてきたようだ。しかし、本人はもともと俳優になるつもりはなかったらしい。

「昔は特にやりたいこともなく、高校にも進学せずに実家のクレープ屋を手伝っていました。はっきり言ってちゃらんぽらんだったんです(笑い)。そんな時、オーディションを受けたらファイナル審査まで進んだ。そこで初めて、目の前のことに真剣に向き合いたいと思いました」(塩野・以下同)

 その結果、見事に賞を受賞。華々しい俳優人生のスタート!……と思いきや、現実はそう甘くはなかった。

「最初に出演したドラマでは、セリフが全然なくて悔しい思いをしました。『HiGH&LOW THE WORST』で演じた小田島有剣も、物語がしっかりあるキャラクターではないですし。でもせっかく出演するからには、“ただそこにいるやつ”で終わりたくなかった。だから、見た目や雰囲気からしっかり役作りをして、撮影に挑みました。そうしたら、ファンのかたが喜んでくれたんです」

 アクの強い役を演じることが多いからか、素顔もミステリアスなイメージがあると言うと、塩野はうれしそうに笑った。

「ぼくは俳優をやる上で、素の自分を出しすぎない方がいいと思っているんです。じゃないと、自分の素の性格と違う役をやった時に、“頑張って演じてる人”って思われそうで。見るたびに雰囲気が違う人になりたい」

 また、現在上演中の舞台『DECADANCE〜太陽の子〜』では、人気の若手俳優たちを率いて座長を務める。

「ちょっとファンタジー要素もあり、女性はもちろん男性が見てもワクワクするようなお話です。アニメ好きなかたは好きな雰囲気の舞台なんじゃないかと思います」

 2020年、ブレーク必至な彼に注目です!

【プロフィール】
塩野瑛久(しおの・あきひさ)/1995年1月3日生まれ。東京都出身。主な出演作品は映画『PRINCE OF LEGEND』『HiGH&LOW THE WORST』、ドラマ『Re:フォロワー』(朝日放送テレビ)、『ヤヌスの鏡』(フジテレビ系)など。現在放送中のドラマ『来世ではちゃんとします』(テレビ東京系)にも出演中。

出演舞台『DECADANCE〜太陽の子〜』
「200年に1度、王家に魔女が生まれる。その魔女を生かしておけば国が滅ぶ」という言い伝えがある国に生きる少年たちの、魔女伝説のルーツをめぐる冒険物語。2月8日(土)〜2月9日(日)に、森ノ宮ピロティホール(大阪)にて上演。

撮影/中村功

※女性セブン2020年2月20日号