「(舞台の再開は)9月かな。なんか松竹の経営事情が先行で役者が出ざるを得ない環境は、良くないと思うんでね」

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(42)は6月21日に配信した自身のSNSライブで、ファンから「今後の仕事の予定」について尋ねられ、こう回答した。

 コロナ禍で舞台の中止が続く歌舞伎公演を巡っては、興行主の松竹が8月1日から銀座・歌舞伎座で公演を再開させることを発表したばかり。その決断に、海老蔵が異論を挟む形になった。

「実はいま、松竹と海老蔵さんは衝突を繰り返しているんです」

 そう話すのは、歌舞伎関係者だ。

 海老蔵は6月13日のブログでも8月の歌舞伎座再開について触れており、自身が出演予定となっていたことを明かした上で、〈今回なんの連絡もないんですよね。でもどうも8月歌舞伎座やるらしいです。それが本当で連絡ないってひどくないですかね〉と綴っていた。

「連絡の行き違いがあったこと以上に、このコロナ禍で興行を再開する松竹の姿勢に疑問を持っているようです。幼い子を持つ海老蔵さんは、新型コロナに人一倍センシティブになっていますから」(歌舞伎関係者)

 その後発表された『八月花形歌舞伎』の出演者の中に、海老蔵の名前は見当たらない。

「松竹は現在、松本幸四郎ら人気俳優が配信する歌舞伎関連の有料オンラインコンテンツに力を入れていますが、海老蔵はこれにも参加していない」(別の歌舞伎関係者)

 一方で、海老蔵は6月3日にYouTubeチャンネルを開設。投稿動画の再生回数は軒並み100万回を超えている。

 一連の海老蔵の言動について松竹に聞くと、「こちらからお答えすることはありません」との回答だった。海老蔵と松竹の間の“緊急事態”はまだ続く。

※週刊ポスト2020年7月24日号