東大出身のクイズプレーヤーとして、昨今の“クイズブーム”を牽引している伊沢拓司。彼を一躍有名にしたのが、クイズ番組『東大王』(TBS系)だ。

「この番組はクイズ王が自分のノウハウをオンエア内で惜しげもなく披露した点が画期的でした。見ている子供たちが『こうすれば東大王になれるんだ』と思えるんです」(伊沢・以下同)

 東大王チームと芸能人チームがクイズバトルを繰り広げるのが見どころだが、東京大学を卒業した彼は、現在、解説者兼芸能人チームの助っ人として、番組に登場している。

「本来、東大王チームが『壁役』なわけですが、最近は芸能人も強い。ぼく自身も、若い東大王たちの成長を助けられるよう、より高い壁でありたいですね。一対一で東大王を3人抜きしたときは気持ちよかったですし、逆に負けたらいまでも眠れないほど悔しいです(笑い)」

 そもそもクイズにハマったのは中学1年生の頃。フットサル部に入ったもののついていけず、仕方なくクイズ研究部に転向。ところが、そこでクイズの楽しさを知り、高校時代には数々のクイズ大会を制するまでになった。

「初めてクイズ番組に出たのは、11年くらい前の高校生のとき。それからずっとクイズにかかわっています。睡眠時間以外は全部クイズに結びついていますね。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、ネット、SNSなどすべてがクイズの情報源。クイズのトレーニングも、筋トレや家事をしながら音声などでやっています。日常すべてが仕事の糧ですから、ぼくは幸せですね。

 クイズ番組も多様化が進んでいますが、どんなものものみ込んでしまう、それがクイズの魅力ですね」

取材・文/北武司

※女性セブン2021年4月8日号