恋愛はいくつになっても心が躍るものだが、心だけでなく身体の健康にも寄与することがさまざまな研究データで明らかになっている。しかし一歩間違えると寿命を縮める諸刃の剣になるかもしれない──そんなデータを紹介する。

●亭主関白の男性は死亡率が上がる

 夫婦関係の在り方にも大きく左右される。たとえば、妻に対する支配欲が強い男性には大きな健康リスクが潜んでいる。

 米ミシガン大学の研究(2014年)では、亭主関白の傾向が強い夫は、夫婦の立場が平等である夫と比べて死亡リスクが20%高かった。クリニック徳院長の高橋徳医師が指摘する。

「亭主関白の男性は奥さんのことを気遣うことがなく、思いやりがない人が多い。そうなると夫婦仲がギスギスすることになり、家庭でのストレスが増える。それが原因で様々な病気を罹患すると考えられます」

 ストレスが多いと血圧が上がることによって血管に負担がかかる。動脈硬化をひき起こし、脳梗塞や心筋梗塞につながりやすい。思い当たる人は夫婦関係の見直しをしたほうが良さそうだ。

●浮気をすると心疾患リスクが高まる

 イタリアのフローレンス大学研究チームの調査(2012年)によると、浮気性の男性は心筋梗塞などの心疾患を発症するリスクが浮気をしていない男性より2倍以上高かった。

「浮気をすると“妻にバレたらまずい”というような精神的な不安やストレスから、知らず知らずのうちに心臓に負担を与えていることになる。

 とくに浮気相手が妻より若い場合、男性側が年の離れた女性に合わせようとすることで精神的な負担を抱えたり、性行為でも無理な動きをしてしまうことが考えられる。それでよりストレスがたまって心疾患のリスクが高まるということは考えられます」(高橋氏)

 あの人気俳優は知らなかったと思うけど、浮気は夫婦関係だけでなく身体も壊しかねないというのが医学研究の「答え」だ。

※週刊ポスト2020年4月10日号