外出自粛が推奨され、宴席を楽しむこともなくなったいま、残された自宅での晩酌をどう盛り上げるかを考えるのが常だ。そこで晩酌のお供となる全国の「お取り寄せおつまみ」から、西日本の10府県の品を厳選。以下で紹介する。
【京都】但馬牛・牛肉ちりめん 3780円(140g)
ブランド牛「但馬玄(たじまぐろ)」とちりめんを秘伝の出汁で炊き合わせ、和歌山県産ぶどう山椒を加えた一品。但馬牛の深い旨味と山椒の刺激に、杯も進む。
・三味洪庵:京都府京都市東山区三条通北裏白川筋西入石泉院町393
【鳥取】とうふちくわお試しセット(12本入り) 3456円(豆腐竹輪蒸し、豆腐竹輪焼き、ねぎとうふ、生姜とうふ、カレーとうふ、鳥取和牛とうふちくわ各2本)
豆腐と魚のすり身で作る「とうふちくわ」は、鳥取県民のソウルフード。賞味期限4日間の繊細な味と柔らかな食感を、酒とともに満喫したい。
・ちむら:鳥取県鳥取市河原町布袋556
【兵庫】明石だこのやわらか旨炊き 1280円(150g)
明石海峡で育った真ダコを、醤油ベースのほどよい甘辛味で真空加熱調理。プリッとした食感と、噛むほどに出てくる甘味がたまらない。
・伍魚福:兵庫県神戸市長田区野田町8-5-14
【島根】天女の羽衣(あなご一夜干し) 1620円(中・1尾無頭・200〜250g)
一日漁で水揚げされた、新鮮で丸々と太った真アナゴを一夜干しに。ふっくら肉厚な身の旨味と皮の香ばしさが、晩酌を贅沢に盛り上げる。
・岡富商店:島根県大田市久手町波根西1988-3
【広島】カキ大将 2160円(10本)
プランクトンが豊富な広島湾で育った大粒の牡蠣を、長年継ぎ足し続ける秘伝ダレに漬け込んだ。日本酒、白ワインが欲しくなる。
・ふくびし:広島県広島市西区中広町3-3-9
【山口】赤間うに 2160円(55g)
下関で創業100余年の粒ウニ専門店の看板商品。ムラサキウニとバフンウニをブレンドし、アルコールと塩分は控えめ。ウニの風味をしっかり感じる。
・うに甚本舗:山口県下関市幸町6-8
【愛媛】じゃこ天セットA 2600円(手押してんぷら10本、紅白かまぼこ2本)
地元の小魚ハランボ(ホタルジャコ)を100%使い、職人が手押しで作った揚げかまぼこ。皮や骨ごと使いカルシウムたっぷりで、歯ごたえを感じる。
・野中かまぼこ店:愛媛県宇和島市堀端町1-53
【長崎】東坡煮(とうばに) 2786円(6個)
中国宋代の詩人、蘇東坡が愛したことから名づけられた東坡煮は、長崎のしっぽく料理にかかせない豚の角煮。創業120余年の旅館の板前が手作りで調製する東坡煮は、とろけるようなやわらかさ
・坂本屋:長崎市金屋町2-13
【熊本】天草産うにからすみ 2700円(60g)
日本三大珍味の一つ、九州名産の生カラスミと天草近海のバフンウニを1対1の割合でブレンドし、低温熟成させた。何ともいえない濃厚さ。
・丸健水産:熊本県天草市五和町二江4662-5
【大分】宇佐 開運勝ちえび1404円(70g)
豊前海で水揚げされた赤エビを干した長洲の特産。棒で叩いて殻を取り除く時にカチカチと音がしたことから縁起物「勝ちえび」と呼ばれる。
・上野水産:大分県宇佐市大字長洲4287
(*商品の価格は税込み、2020年4月27日現在のもの)
撮影■岩本 朗 文■上田千春・戸田梨恵・城川佳子
※週刊ポスト2020年5月8・15日号