「古川さんを名乗るニセモノから、古川さんの声がする!」──体重マイナス48kgという脅威のダイエットを成功させたクイズ作家・古川洋平さん(37才)の変貌ぶりに、世間がざわついている。

 身長175cmの古川さんは、たった10か月で112kgから目標体重の64kgに到達した。信じられない結果だが、無理のない、「論理的」なダイエットを実践しただけだという。その方法は、古川さんの職業にちなんで「クイズ王式ダイエット」と呼ばれ、実際に「古川さんのマネをして30kgやせた」といった報告が本人のもとに多数寄せられているという。一体、彼はどんな“ダイエットの謎”を解いたのか?

「世の中にはたくさんのダイエット法があります。しかし、それぞれにメリットとデメリットがあり、全員が成功するわけではありません。今回、ありとあらゆるダイエットの方法を徹底的に分析して、すべてに共通する項目をあぶり出しました」(古川さん・以下同)

 その答えは、「摂取カロリーよりも、消費カロリーが上回ること」というシンプルなもの。しかし、おいしい食べ物があふれ、運動する時間がなかなか取れない忙しい現代人にとっては簡単ではない。

 そこで、古川さんが着目したのが「基礎代謝」だ。基礎代謝とは、安静にしている状態でも、生命を維持するために自然と消費されるエネルギー量のことをいう。

「基礎代謝というと、筋肉の働きが注目されがちです。しかし、1日の基礎代謝量の内訳を調べたところ、いちばん多いのは肝臓で、27%もの割合を占めていました。筋肉のそれはたったの18%です。肝臓が“代謝のエース”だと認識し、フォーカスしたダイエットを行うことにしました」

 古川さんは、肝臓の代謝能力をすべてダイエットに生かすため、まずはお酒を断った。さらに、1日3回、食後に『ヘパリーゼ』という医薬品を摂ることを習慣にした。

「『ヘパリーゼ』は、飲酒時に肝臓の働きを助けるものという印象が強い医薬品ですが、ダイエットの停滞期に差しかかったとき、体に活を入れて肝臓の代謝を促す作用のあるものを探していてたどり着きました」

 医師からすすめられたり、はっきりとした医学的根拠に基づくわけではないが、肝臓の力が落ちていると感じたときに古川さんは「代謝よ上がれ」という気持ちでのんだという。

「ほかにも、消化の負担を軽くするため、食事を5、6食に分けて『お腹いっぱい』の状態をつくらないようにしました。もちろん、摂取するトータルカロリーは低い状態を維持したままです」

 20才を過ぎてから10年以上、体重100kgオーバーだった古川さんは、血中脂肪、血糖値、尿酸値など、メタボリックシンドロームに関連する検査では軒並み要再検査という結果で、健康面に不安を抱き続けていた。しかし、劇的なダイエットによって、数値はすべて正常値となった。

「それが最もうれしい。太っていた頃は冬でも歩くだけで汗をかいたり、すぐに息切れをしていましたが、いまは疲れづらくなって、活動することが億劫でなくなりました。

 また、100kgを超えると洋服は専門店へ行かなければ売っておらず、『入る服を着る』という感覚でしたが、いまは世の中にあるほとんどの服を着ることができます。『ファッションとは、選べるものの中から似合う服を組み合わせることだったのか』と初めて気づきました」

 肝臓ファーストの健康的な生活を続けていたら、「目標体重より、やせすぎてしまった」という古川さん。現在は、筋トレを行って体重を「増量」している最中だというから、さらに驚きだ。

※女性セブン2021年4月22日号