世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。6月12日(金)に放送された同番組では、セーリングの進化について特集した。

現代のレーシングヨットは、洋上のF1マシン。スピードを求め、まさに猛スピードで進化している。

「コントロールだね。スピードはどこまでも出るんです」

そう語るのは、プロセーラーの白石康次郎さん。11月に開催される世界一周ヨットレース、ヴァンデ・グローブに向けて準備の真っただなかだ。

こちらは、彼の最新艇。

赤い羽のようなものがついているが…。

「これで半分前を浮かして、飛びながら走るのが主流です」

羽の正体は、「フォイル」と呼ばれる水中翼。水の抵抗を減らし、船を宙に浮かす、いわば秘密兵器だ。

「前回はもっとフォイルが小さかった。今回は全艇がもっと大きなフォイルに変えている。そのはじめてのレースです。新しい技術です」

期待に胸を弾ませる白石さん。実はこの技術を約25年前に導入したセーラーがいた。

その先駆者は、フランスセーリング界の英雄、エリック・タバルリ。フォイルをはじめて取り入れレースに臨んだ、伝説的なセーラーだ。

セーラーたちの経験とテクノロジーの進化が積み重なり、いまやヨットは空を飛ぶようになったのだ。

なお、6月19日(金)放送の『港時間』では、ニュージーランド北部のガルフ・ハーバーマリーナを特集。ヨットで世界を旅するアメリカ人家族を紹介する。