沢村一樹主演、検察を舞台にしたドラマスペシャル『東京地検の男』の放送が決定した。

先入観をもたずに被疑者と向き合う、正義感の強い…だけどちょっぴり変わり者の検事が、1ミリの違和感も見逃さず、絶対に諦めない執念で事件の真相を追い求める姿を描く本作には、沢村を筆頭に“芝居モンスター”といえる演技派のキャスト陣が集結。

沢村の相棒となる検察事務官を矢本悠馬、沢村とは真逆のエリート検事を市川猿之助という実力派俳優が演じ、作品に厚みをもたせる。

“芝居モンスター”たちの強烈な個性がさく裂し、魅力的なキャラクターが生き生きと動き回る、幅広い世代が楽しめる新時代の検察ドラマが誕生。

沢村が「視聴者の皆さんに“正義”というものを感じていただき、さらにコロナの影響が続くなかでも『諦めないで頑張ろう』『夢をもって生きていこう』というメッセージが伝わればいいな、と思っています」と語るように、理不尽なことや思い通りにいかないことが多く、何かと我慢を強いられる現在だからこそ、「こんな検事がいてくれたら!」と観たら絶対にスッキリした気分になること請け合いの痛快な物語をお届けする。

◆検事・沢村一樹が「検察は最後の砦」を信条に執念の捜査

揺るぎない実力と人気を誇る名優・沢村一樹が演じるのは、東京地検の検事・東丸信助。

父親や兄と同じ弁護士になるのが当然の生き方だと思い込んでいたのだが、あるとき、“本当に自分は弁護士になりたいのか!?”と疑問を感じたことで司法試験をあっさり断念、スーパーに就職したという一風変わった経歴をもつ検事だ。

たまたま遭遇したある出来事をきっかけに検事の道を志した東丸は、毎日元気にあいさつするなど、スーパーで働いていたときに培った“普通の”感覚を忘れない、いわば庶民派検事。そんな東丸の誠実な態度が、かたくなな被疑者の心を解きほぐしていく。

話が長い、話題がコロコロ変わる、そして捜査に没頭すると人の都合なんてお構いなし!という超マイペースな変わり者・東丸を演じるにあたり、「“愛らしい”イメージは崩さず、ちょっとオタクな感じにしてみました。東丸のオタクっぽく突出した一面は“諦めないところ”。七転び八起きという言葉のように“8回までは失敗してもへこたれない人”というイメージで演じました」と語った沢村。

この言葉どおり、東丸は「検察は最後の砦」という信条のもと、決して諦めることなく事件の真相を追い求める。

◆矢本悠馬が沢村一樹と凸凹コンビを結成

検察でのキャリアが自分より浅い“後輩”東丸とコンビを組んで2年の検察事務官・桐野圭太を演じるのは、映画やドラマなど多数の作品で稀有な存在感を発揮する今大注目の若手俳優・矢本悠馬。

矢本は、淡々と仕事をこなすイマドキの若者・桐野を演じるにあたり、「一つの事件に対してきちんと向き合っているときもあれば、『めんどくせーな』と感じているときもある、一番“人間っぽい”キャラクターだと思います」と分析。

そんな桐野が、マイペースな言動を繰り返す東丸をクールにあしらいつつも、結局は振り回されるはめになる。思わずクスッと笑える2人のやり取りも本作の見どころの一つ。

文句を言いながらも、結局は東丸の熱意に押されて休日返上で働く桐野、そしてそんな桐野に絶大な信頼を置いている東丸。愛すべき凸凹コンビが繰り広げる絶妙な掛け合いに注目だ。

◆市川猿之助が特捜部のエリート検事に

沢村が演じる度を超したマイペースぶりを発揮する変わり者検事・東丸と並んで、本作に降臨する強烈なキャラクターが特捜部のエリート検事・三枝浩一。東京地検の花形部署・特捜部のエースで、次期特捜部長の座を狙う三枝を市川猿之助が演じることも決定した。

庶民派検事・東丸と対比する役柄となれば、三枝は“マジメでクールなエリート”というのが定番なのだが、本作ではその予想をいい意味で大きく裏切るクセの強いキャラクターが誕生!

「型にハマッてもおもしろくないので、本来ならクソマジメな人物になるところなんですが、東丸とはちょっと違うお茶目な面も出してみました。僕がやるならお約束には当てはまらないようにしたいと思い、キャラクターがどんどん変わっていった」という猿之助の言葉どおり、撮影現場でどんどん三枝のキャラクターが構築されていった。

東丸が担当する事件と、三枝が着手した事件が思わぬ繋がりを見せることで、2人は激しい火花を散らすことになる。

しかし、ひょんなことから2人は共通の大きな“敵”に向かっていく。そこで生まれる強烈なキャラクターたちの“チーム感”にワクワクすること必至だ!

◆事件関係者にも豪華キャストが大集結

“芝居モンスター”が勢揃いしたメインキャスト陣だけでなく、事件の関係者にも個性と実力を兼ね備えた豪華俳優陣が大集結!

被疑者として誠実な検事・東丸と出会ったことで、自供を覆して戦うことを決意する洋食店の経営者・山岡誠二を平岳大、その洋食店の店員で何やら秘密を抱えていそうな田所美香を星野真里が演じる。

また、東京高等検察庁の検事長・大川克彦を羽場裕一、特捜部のエース・三枝が着手する贈収賄事件のターゲットとなる衆議院議員の秘書を野間口徹、岡田浩暉が演じることも決定!

実力派キャストたちが、事件の真相を追う東丸の前に、ときに威圧的に、ときに怪しく立ちはだかる。

さらに、富田靖子が明るく元気に東丸を支える妻・東丸恭子を演じる。東丸が恭子とのなにげない会話から事件のヒントを得ることもあるなど、家族団らんのシーンも見逃せない。

◆沢村一樹 コメント(全文)

――本作で検事・東丸信助を演じるにあたり、意識したことなどがあればお聞かせください。

今回、検事の役をやるにあたって、「推定無罪」を意識していました。僕が演じる東丸は、取り調べをするとき、「この人を何年の刑にしてやろう」ではなく、「本当に有罪なのか? 無罪ではないのか?」と考えて、被疑者に関わる人だと思ったので、つねに「推定無罪」ということを考えながら演じました。

僕はこういった“事件もの”にたくさん出演させていただいているので、東丸を演じる際、キャラクターを差別化したいな、という個人的な欲みたいなものが出てしまって(笑)。台本を読んだ時に感じた“愛らしい”イメージは崩さず、ちょっとオタクな感じにしてみました。そういう人って、得意分野のスペックがすごく高かったりしますが、そこはあまり高くし過ぎず、一生懸命さで能力をカバーしている人、観た人が応援したくなるキャラクターにしたいな、と。

突出したオタクっぽい一面は“諦めないところ”。七転び八起きという言葉のように“8回までは失敗してもへこたれない人”というイメージでやりました。

――相棒となる矢本悠馬さん、エリート検事を演じる市川猿之助さんと共演していかがでしたか?

東丸のキャラクターができ上がっていたので、三枝役の(市川)猿之助さんと一緒のシーンでは、三枝の面白おかしいキャラクターが生きればいいなと思っていました。三枝のキャラクターが前面に出てきたときには、グッと沈んだ動きをするよう意識していましたね。

三枝のテンションに寄って行きすぎると大変なことになるので(笑)、少し気配を消すなど…その瞬間ごとにシーンとして面白くなるように考えていました。人間の脳ってすごいんですよ、瞬時にいろんなことが考えられるんです(笑)。

猿之助さんとは久々にご一緒しました。『サラリーマンNEO』の“セクスィー部長”ぶりでしたね。本当にいい具合にはっちゃけていて、三枝もとてもおもしろい人物になっています。

東丸の相棒・桐野を演じる矢本(悠馬)くんは、ヤンチャ感がにじみ出ていて、すごく男気がある。そして負けん気の強さみたいなものが芝居にも出ていて、すごくおもしろかった!

東丸の方が年は上だけどキャリア的には桐野が先輩という関係と、僕ら自身のキャリアや性格の違いなど、いろんなものが絡み合うことで、2人の関係にすごく立体感が出ていて、おもしろいバランスが生まれたと思います。

――本作の見どころを含め、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

劇中に、「検察は最後の砦」という東丸のセリフがあるんですが、このドラマには“この国の司法や正義はきちんと守られているはず”という期待と、“そうあるべきでしょ?”と問い掛けるメッセージが込められています。

視聴者の皆さんに“正義”というものを感じていただき、さらにコロナの影響が続くなかでも「諦めないで頑張ろう」「夢をもって生きていこう」というメッセージが伝わればいいな、と思っています。

◆矢本悠馬 コメント(全文)

――検察事務官・桐野圭太を演じるにあたり、意識したことなどがあればお聞かせください。

僕が演じる桐野はわりとイマドキの若者なのかな、と思いました。土日は休み、というのが当たり前の生活を送り、職場では上司との関係にも入り込み過ぎないタイプなのかな、と。東丸のように一つの事件を追うために自分のプライベートな時間を費やすタイプではないと思うんです。でも、一緒にいるうちに、自分にはないものをもっている東丸からいろいろな刺激を受けて、尊敬もしているんだと思います。

感情やモチベーションで仕事をしていて、やる気のあるなしがその都度変わったりする、そういう桐野が一番“人間っぽい”のかなと感じました。きっと桐野は、一つの事件に対してきちんと向き合っているときもあれば、「めんどくせーな」って思っているときもあるんですよね。僕もそういうタイプなので(笑)、珍しく自分に似た役なのかもしれません。

――主演の沢村一樹さん、エリート検事を演じる市川猿之助さんと共演していかがでしたか?

脚本を読んだとき、東丸のキャラクターが「テレビで拝見している沢村(一樹)さんぽいなぁ」と思いました。実際にお会いしたときもイメージ通りで…僕が言うのは失礼なんですが、とてもかわいらしい方でした(笑)。沢村さんとはお互い素のまま本番に入っている感じでした。居心地のいい雰囲気を作ってくださる方なので、リラックスしてやれましたね。芝居をしているという感じがあまりなく、いい意味で、肩の力をバリバリ抜いてやっていました(笑)。

(市川)猿之助さんには、勝手にワイルドなイメージをもっていたんですが、凛と座ってらっしゃったり、本番まで扇子をお持ちになっていたりする、知的で品のある方でした。本当に礼儀正しく上品で…自分とは階級の違う、貴族みたいな方でした(笑)。でも、芝居は猿之助さんだけ…(笑)。驚きの芝居です! 最初はテンションを合わせた方がいいのか、どうチューニングすべきか迷ったんですが、沢村さんがいつもの東丸だったので、「合わせなくていいんだ!」と安心しました(笑)。

――本作の見どころを含め、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

“検察もの”は、硬派なイメージをもたれがちなんですが、今回は東丸が相当ユニークで不思議なキャラクターなので、それを見ているだけでもおもしろいと思います。さらに、沢村さんや猿之助さんをはじめ、“芝居モンスター”たちの強烈な個性がバチバチしています!

捜査や聞き込みなどマジメなシーンでも、東丸と桐野に意外と緊張感がなかったり…かと思うと、急に東丸にスイッチ入ったりと、ユニークなキャラクターを見ているだけでも本当におもしろい! 肩に力を入れず観ていただける作品だと思いますので、楽しみにしていてください。

◆市川猿之助 コメント(全文)

――エリート検事・三枝浩一を演じるにあたり、意識したことなどがあればお聞かせください。

検事を演じるにあたりとくに意識したことはないんですが、沢村(一樹)さんとかぶらないようにしようとか、俳優としての“彩り”については考えていました。脚本では、沢村さんの東丸と僕の三枝はまったくタイプが違う…対比する人物として描かれていたので、ドラマのなかでの“在り方”を意識していました。

東丸が庶民派で三枝がエリートとなると、エリートの三枝は高圧的で笑いの要素がない、というのがお約束ですよね? でも、そういう型にハマッても面白くないので、実は東丸とキャラが少しかぶるようにやってみた部分もあるんです。

本来ならクソマジメになるところなんですが、東丸とはちょっと違うお茶目な面も出してみました。僕がやるならお約束には当てはまらないようにしたいと思い、キャラクターがどんどん変わっていきました。

三枝には怖い面もあるんですが、おちゃらけた一面もある。キャラクターのどこかに“素”が見えないと面白さが出ないのかな…と思って、三枝と僕には似ている部分がないんですが、なるべく自分に近づけたいなと思って演じました。

――沢村一樹さんとお芝居で共演するのははじめてとのことですが、ご一緒していかがでしたか?

沢村さんとは『サラリーマンNEO』の“セクスィー部長”で、ふざけたコントをやっていたので、そのイメージが強すぎて…(笑)。がっつり芝居でご一緒するのは今回がはじめてなんですが、マジメにお芝居してらっしゃると、それだけで面白かったです(笑)。雰囲気をよくしてくださる方なので、とても和気あいあいとした現場でした。

――現在、ドラマやバラエティなど幅広いジャンルでご活躍中ですが、歌舞伎との切り替えなどで、意識していることはありますか?

よく歌舞伎とドラマ、バラエティの現場では切り替えが大変そうと言われるんですが、僕自身苦に感じることはないですね。僕にとって歌舞伎は“日常”なので、とくに切り替えもしていない…まったく世界が違うからいいんでしょうね。むしろ、警察と検察の役など設定が似ている作品をやり続けている人の方が大変だと思いますよ。

――本作の見どころを含め、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

この作品は、2時間ものの伝統をきちんと受け継ぎつつ、東丸と三枝がイヤイヤながらも手を組むことになって生まれるチーム感というような、視聴者の皆さんに楽しんでいただけるイマドキのドラマのテイストも入っています。幅広い年齢層の方に観ていただける作品だと思いますので、ぜひご覧ください。