アンタッチャブルとサンドウィッチマンがMCを務め、芸人たちがその磨き上げたネタを披露する『お笑い実力刃』。

「プロたちが絶賛!話芸の実力刃スペシャル」と題した6月2日(水)の放送には、山田雅人と神田伯山が登場。

圧巻のネタを披露するだけでなく、芸へのこだわりなど知られざるエピソードも続々披露。“しゃべり”のおもしろさのみで勝負している達人たちのスゴさに迫る1時間となった。

MC陣がゲストに数々の質問をぶつけ、その“おもしろさ”のワケをひも解いていくトークコーナー「オハナシ実力刃」では、伯山が若手時代に経験した“失敗談”を告白。当時、ネタが飛んでしまったときにしていたという驚きの行動とは?

◆神田伯山、講談の楽しみ方を伝授!

神田伯山は、2020年に異例の早さで真打に昇進し、同時に“六代目神田伯山”を襲名。

現在、“日本一チケットがとれない講談師”と称されるその人気により、100年ぶりに講談ブームが到来している。

コロナ禍以前は、寄席は連日満席。さらに講談師をテーマにした漫画も登場するなど、多方面から注目を集めてきた。

そんな講談界の歴史を変えた伯山が、番組では“講談の楽しみ方”を伝授。

アンタッチャブル・山崎からの「講談と落語の違いは?」という質問には、伯山は「講談はナレーション、落語は会話」と回答。登場人物のセリフをもとに物語を展開していく“落語”に対し、“講談”は情景描写を軸に語っていくものなのだとか。

そんな講談には、なんと約4500ものネタが! 講談のネタを落語に派生していることも多いそうで、伯山が「悪く言うとパクっている」と持ち前の歯に衣着せぬ物言いも発揮しながら説明すると、MC陣は驚きの声をあげる。

また伯山いわく、講談の楽しみ方は『ドラゴンボール』に通じるところもある、とのこと。

じつは1話完結ではなく“連続物”が多いという講談。

伯山は『ドラゴンボール』のコミックス第7巻にスピンオフ展開でアラレちゃんが突如登場したとき、その意外な演出に驚いたように、講談を“連続物”として見ていくことでスピンオフ展開などの“物語の変化”にも気づけるようになり、より一層ネタへの理解が深まっていくのだと話す。

続けて伯山は、「(講談には)知れば知るほど理解が増えていく楽しさがある」と解説した。

◆ネタが飛び、観客に「勉強し直してまいります」と謝罪

今となっては講談界を牽引する存在の伯山だが、1、2年目の若手時代にはネタが“飛ぶ”こともよくあったという。

テンポよくひとりで話を繰り広げていく講談では、ネタが飛んでしまったらどうすることもできず…。

そうした際には、「勉強し直してまいります」と観客に謝罪して舞台をあとにすることもあったそうだ。そんなまさかの行動に、山崎も「え、帰っちゃうの!?」と衝撃を受ける。

また、以前に大型ネタ番組『ENGEIグランドスラム』(フジテレビ系)ではじめて講談を披露した際に「ど緊張した」という伯山。

観客は若い女性が多かったため、「講談は若い人に受け入れてもらえるのか…」と大きな不安を抱いたそうだ。

しかし、師匠・神田松鯉の手ぬぐいをお守り代わりに懐に忍ばせ、一生懸命に講談を披露したところ、想像以上の評価を得られたとその裏側を明かした。

そんな伯山、『ENGEIグランドスラム』の現場で、“着物仲間”という落語家・立川志らくの意外な姿を目撃したという。

30年以上のキャリアをもつ志らく。「堂々としているんだろうな」と思った伯山だったが、いざ近寄ってみると「足が震えていた」そうだ。

そこから、お互いのその日のネタにあえて“ダメ出し”し合うなど打ち解けた会話で心が和んだという伯山。緊張の現場で自身を気にかけてくれた“着物仲間”志らくの度量の大きさにいたく感動したようで、「すごく感謝している」と心中を打ち明けていた。

このほかトークコーナーでは、伯山が友近の渾身のネタ「ヒール講談」への本音も語る。さらにアンタッチャブル・柴田が「涙が出た」と感動した講談「徂徠豆腐」も見逃せない。

そして、笑福亭鶴瓶や爆笑問題・太田光もその芸を大絶賛している山田雅人は、“アンタッチャブル復活の舞台裏”を独自芸「かたり」で披露。サンドウィッチマン・富澤も思わず涙した圧巻の「アンタッチャブル物語」、必見だ!