アンタッチャブルとサンドウィッチマンがMCを務め、芸人たちがその磨き上げたネタを披露する『お笑い実力刃』。

「ニューヨークだけスペシャル」と題した9月1日(水)の放送では、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)を特集! 切れ味バツグンの貴重なネタを初披露しただけではなく、お笑いへの思いもたっぷりと語り、その魅力にとことん迫る1時間となった。

番組では、ニューヨークの“社会風刺ネタ”の原点が明らかに! ネタ作りは「メッセージ重視でいいんだ」と感じたきっかけとは?

◆ネタは日常の“違和感”から作成

ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)は、2010年にコンビ結成。2019年、2020年と2年連続で『M-1グランプリ』決勝進出、そして2020年に『キングオブコント』で準優勝に輝き、漫才とコントの二刀流で人気を博している。

そんなニューヨークの代名詞といえば、皮肉と偏見に満ちた“社会風刺ネタ”。時事ネタやトレンドに毒を散りばめた笑いが2人の持ち味だ。

ファンから寄せられた質問をぶつけるトークコーナー「実力ファンからの切れ味質問」では、「毒の強いネタはどうやって作っているの?」という質問が。

2人でネタをつくることが多いというニューヨーク。最近あった身の回りの出来事や時事ネタの中で違和感を覚えたエピソードをお互い話し合い、ネタを作り上げているという。

またニューヨークのネタと言えば、「夢を追いかけるカメラマン」や「10年フリーターを続けている男」など、嶋佐が演じるクセの強いキャラが登場するのも特徴だ。

芸人仲間からも絶賛されるバツグンの演技力で個性的なキャラを演じる嶋佐だが、そのキャラづくりの基本は「人間観察」。周りにいる人やこれまでに出会ったことがある人の雰囲気を観察し、「なんとなくモノマネしているだけ」と説明する。

これを聞き、アンタッチャブル・山崎は「何をやっていても(演じているキャラが)素に近いからできるのかな〜。似合っているのよ!」と、嶋佐が生まれもつ空気感が演じているキャラと絶妙にマッチしていると分析した。

◆“毒の強いネタ”をはじめたきっかけ

さらに、ニューヨークの目線で社会を斬った“毒の強いネタ”をつくるようになったきっかけも告白。リアルな視点で生み出された世界観、そして思わず共感してしまうセリフをツッコミの屋敷が次々と放つのが“ニューヨークスタイル”でもあるが、その原点とは?

じつはデビュー当時は毒っ気のない漫才やコントをつくっていたが、ある日ネタづくりに行き詰ってしまった。そのとき、嶋佐が「高校時代、ヤンキーが文化祭のテーマ曲をDragon Ashにしてくれと土下座していた」という実際にあったエピソードを持ち出したという。

そこで生まれたのが、「Dragon Ash」というネタ。嶋佐の実体験をそのままネタで再現しただけではなく、「文化祭でヤンキーが熱くなると、ほかの人たちは楽しくなくなる」という2人が高校時代に抱いた“感情”もセリフに込めた。

すると、この言葉が観客の心に響き大ウケ。手応えを得た2人は、この出来事をきっかけに「ネタも曲のようにメッセージ重視で作っていいんだ」と気づき、そこから現在のスタイルを確立していったと明かした。

このほか、ニューヨークの同期・鬼越トマホークが2人の知られざる一面を告白! 鬼越トマホークが考える、ニューヨークの魅力とは?

そしてテレビ初出しのコント3本に加え、嶋佐が尊敬するラッパー・KREVAを題材にした漫才も披露! MC陣も「すごいな〜」と思わず舌を巻いた渾身ネタ、注目だ!