1日中駅員さんがいない駅、「無人駅」。

日本各地に存在する無人駅は、自然に囲まれた立地やレトロな駅舎など様々な魅力で人々を魅了している。近年では、廃止・撤廃されてしまう無人駅も年々増え、そんな貴重な無人駅には多くのファンが駆けつけるという。

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7月29日(土)に放送された『こんなところにあるあるが。土曜?あるある晩餐会』では、熱烈な鉄道ファンとしても知られる中川家・礼二をはじめとした“無人駅ファン”と、“最寄り駅が無人駅で育った芸能人”が集い、「今見ないと2度と見られない!? 失われゆく日本の遺産 無人駅あるある」をテーマにトークが繰り広げられた。

 

◆ご当地自慢ならぬ、“無人駅”自慢?!

スタジオに登場した“最寄り駅が無人駅で育った芸能人”は、峰竜太、磯山さやか、そしてニッチェ・江上敬子。

磯山の最寄り駅だった鹿島線「鉾田駅」はすでに廃止されているというが、学生時代は鉾田駅で売っている“スイートポテト味のたい焼き”を食べるのが地元の女子高生のステータスだったそう。

さらに、近くのコンビニは「ヤンキーが座っていて入りづらかった…」と振り返る。

一方、「ヤンキーが座ってるくらいならいいよ!」というニッチェ江上の地元駅は、島根県にある山口線の「青原駅」だ。

この青原駅には本当に何もないそうで、コンビニどころか自動販売機すらないという。そのため、夏場は「水分はとれる場所でとっておかないと大変」と驚きの“あるある”を発表していた。

そして、峰竜太が生まれ育ったのは豊橋から辰野を結び“秘境駅の宝庫”とも呼ばれる飯田線の「唐笠駅」。こちらもほとんど何もない無人駅で、1日平均乗降者数は18人だという。

しかし、目の前には「天竜川」、周囲は山々に囲まれ、まるでジブリ映画のような世界が広がっている。その木々たちは秋になると紅葉し、そのなかをローカル線が通る風景はあまりに美しく、来賓ゲストの土屋アンナも「綺麗!」と驚きの様子だった。

 

◆御歳91歳のおばあちゃんが“116段”を上る理由は?

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またこの日の放送では、無人駅ファンらによる「おすすめの無人駅」も紹介!

「海とひとつになれる無人駅」や、「日本一夜景が美しい無人駅」など、いろいろな駅が出てくるなか、特に注目だったのは「天空の駅」として紹介された島根県と広島県をつなぐ三江線の「宇都井駅」だ。

この駅が「天空の駅」と呼ばれる理由は…なんと、駅が鉄橋の上に!

ホームと待合室が地上20メートルの位置にあることからそう呼び名がついたという。

しかも、ホームと地上を結ぶのは“116段の階段”のみ。エレベーターなどは存在しないのだ。そんな理由があってのことなのか、上下線あわせて1日8本の電車が行き来するも、1日平均乗降者数は1〜2人とほとんど利用されていない。

その結果、宇都井駅は2018年春に廃止になることが決まっているのだ。たしかに、番組スタッフが周辺を取材していてもあまり利用している人はいない様子。そんななか、現在も定期的に宇都井駅を使っているという御歳91歳の喜久恵さんに遭遇!

なんと喜久恵さんは若い頃、駅の建設にも携わっていた人物のようだ。そんな喜久恵さんが定期的に駅へ行く理由は、観光で訪れた人たちがいろいろなことを書き込む「駅ノート」で、このノートを用意しているご本人なのだという。

いろいろなところからやってくる訪問客たちの書き込みを読み、返事を書くのが楽しみな喜久恵さんは、駅の廃止について「悲しい。泣いちゃう」とおどけながらも本音を吐露。そんな姿に、紹介者の南田裕介(ホリプロマネージャー・無類の鉄道ファン)は号泣していた。