12月23日(木)、華道家元にして衆議院議員の鳳丸子(おおとり・まるこ/沢口靖子)が、持ち前の正義感で政界に風穴を開ける社会派コメディーミステリー『お花のセンセイ』の第2弾が放送される。

本作には八嶋智人、山崎樹範、鈴木仁、伊藤修子、梶原善、伊武雅刀、伊東四朗ら超豪華キャストが名を連ねているが、声優界のレジェンド・三ツ矢雄二も出演。丸子が立ち寄るベーカリーの店主を演じる。

◆三ツ矢雄二、キャラクターの背景を深掘りして演技

三ツ矢が演じるのは、本作の鍵を握る人物=元大学院生・萩原大樹(鈴木)のアルバイト先であるベーカリーの店長。

丸子に対して大樹への同情心を語りつつ、「みんな必死に働いているんです。でも景気はよくならないし、エライ人たちに何とかしてもらわないと!」と市民の思いをぶつける役どころだ。

三ツ矢は芸歴50年以上、アニメ『タッチ』の上杉達也役、『ドラゴンボール』の界王神役、『キテレツ大百科』のトンガリ役など数多のキャラクターを演じてきたレジェンド声優。

俳優としての今回の出演オファーには「“何で僕が?”と不思議な気持ちでした」と少々戸惑いつつも、脚本には描かれていない役柄の設定を「高校卒業後に家業を継いだ、親孝行で、真面目な、妻あり、成長した子どもが2人いるやさしいパパという感じ」と詳細にイメージ。

キャスケット帽にエプロンというベーカリーのユニフォームを身にまとい、わずか1シーンながら緩急をきかせた芝居を見せ、さすがの存在感で撮影現場を圧倒した。

そんな三ツ矢の演技を目の当たりにした沢口は、「ご一緒させていただいて感じたのは、演技にとても説得力があって、表現が豊かでいらっしゃるなということ。三ツ矢さんは4オクターブもの声を出せるそうなんです。そんな多彩なお声の持ち主でいらっしゃるからこそ、さまざまなキャラクターを演じてこられたんだなと実感しました」と表現者としての“引き出しの多さ”に感じ入った。

一方、三ツ矢との共演シーンがなかった秘書・幸田光喜役の八嶋は若手時代、アニメのアフレコ現場で三ツ矢に指導してもらった思い出を告白。「三ツ矢さんは本当にスゴイ方。久しぶりに“師匠”にお会いしたかったです!」と残念がっていた。

◆代議士・鳳丸子、立てこもり事件の人質に!

そんな本作は、丸子が再選を果たして2回生議員となったところからスタートする。

ところが、その直後、丸子は政策秘書・幸田と大ゲンカ。孤軍奮闘するハメになった丸子は偶然、元大学院生の大樹と知り合う。

巨大国家プロジェクトに携わっていたにもかかわらず、退学させられてしまったという彼の苦悩を聞いた丸子は「未来を担う若者たちに希望を持ってもらいたい」と行動を開始するが、その大樹が人質を取って立てこもるという衝撃事件を起こして――!?

いったいなぜ、真面目な大樹がこんなにも大胆な行動に出たのか? 丸子は人質の身代わりとなるべく現場に乗り込む。

絶体絶命の窮地に追い込まれた丸子の運命は?

◆三ツ矢雄二 コメント(全文)

出演オファーを受けたときは“何で僕が?”と不思議な気持ちでした。ベーカリーの店長役ですが、高校卒業後に家業を継いだ、親孝行で、真面目な、妻あり、成長した子どもが2人いるやさしいパパという感じをイメージして演じました。

久しぶりのテレビドラマだったので、緊張するかな?と思ったのですが、現場がやさしい雰囲気で演じやすかったです。

沢口靖子さんとは初共演でしたが、クール・ビューティーって感じで、とても素敵でした。

役者として演技している、生身の僕を見てください。テレビ映りがいいといいなあ。

◆沢口靖子 コメント(全文)

三ツ矢さんとの共演はワンシーンだけでしたが、ご一緒させていただいて感じたのは、演技にとても説得力があって、表現が豊かでいらっしゃるなということ。

撮影の合間にお話をうかがったら、三ツ矢さんは4オクターブもの声を出せるそうなんです。そんな多彩なお声の持ち主でいらっしゃるからこそ、さまざまなキャラクターを演じてこられたんだなと実感しました。

レジェンドな方とご一緒する機会をいただいて、貴重な体験をさせていただきました。

◆八嶋智人 コメント(全文)

僕は20代の頃、度々、声優のお仕事をやらせていただく機会があったのですが、三ツ矢さんは音響監督としてアフレコ指導を担当されていて、僕らが演じる役すべてをおひとりで演じ分けて、お手本として見せてくださっていたんです。

三ツ矢さんが演出する舞台にも出演させていただいたことがあり、本当にスゴイ方だなと思っておりました。

今回は共演シーンがなくて、すごく残念! 久しぶりに“師匠”にお会いしたかったです!

◆あらすじ

華道“鳳流”の第4代家元の鳳丸子(沢口靖子)は、2期目をかけた衆院選で最多得票を獲得して見事、再選を果たす。

ところが直後、公職選挙法違反疑惑を報じられ、いきなり苦境に立たされてしまう。すぐに対立候補のでっちあげと判明したものの、政策秘書・幸田光喜(八嶋智人)は2回生議員ならもっと賢く立ち回るべきと激怒。

2人はケンカになり、幸田は会期中にもかかわらず休暇を取ると宣言、丸子は政策秘書不在のまま国会を乗り切るハメに。

その矢先、国民の不満を聞くため“駅頭”に立った丸子は、元大学院生・萩原大樹(鈴木仁)と知り合う。大樹は、大学院で国家プロジェクトのシステム研究開発を手がけていたが、退学になってしまったと激白。自分は“終わった人間”だと嘆く。

未来を担う優秀な若者が学びの場を絶たれたことに憤りを感じた丸子は、若い世代が希望を持てる国にしなければと考え、大樹の復学の道を探りはじめる。

そんななか、党の最高幹部・梅村幸之介(伊武雅刀)のはからいで、丸子は予算委員会で質問に立つこととなり、内閣府職員・萬屋吉康(山崎樹範)からレクチャーを受ける。

だが、その抜擢には梅村の黒い思惑が隠されており、丸子はまたもや窮地に追い込まれることに…!

しかも大樹が関わっていたプロジェクトの背後に巨大な闇が渦巻いていることが発覚し、さらにその不正が引き金となって立てこもり事件がぼっ発してしまう。

丸子は急遽、人質の身代わりとして現場に乗り込むが――、はたして絶体絶命の危機を突破することはできるのか…!?