11月11日、第64次南極地域観測隊を乗せ東京を出発した南極観測船「しらせ」。今回、南極に派遣される第64次南極地域観測隊にテレビ朝日が2023年3月下旬まで初密着。

『報道ステーション』、2023年1月1日(日)に放送される『羽鳥慎一モーニングショー新春スペシャル』、そして1月30日(月)〜2月5日(日)には報道情報番組を中心にさまざまなテレビ朝日の番組が参画する『未来をここからプロジェクト×SDGs』ウィーク第4弾と連動し、『未来をここからプロジェクト〜南極ノート〜』と銘打った一大プロジェクトを展開する。

テレビ朝日では2022年6月に社内で「南極プロジェクトチーム」を立ち上げ、報道局を中心に取材内容の検討、放送スケジュールなどを議論。

現在、テレビ朝日の記者2名が「しらせ」に同乗し、1か月半もの月日をかけて南極へと向かっている。

彼らは昭和基地に到着した後、2か月近くにわたって隊員と同じ施設に寝泊まりするなどして、“知られざる南極での生活”や“観測隊の活動”を密着取材。

あわせて“世界の未来を変えてしまうかもしれない危機=「氷床融解」”、“最新の研究内容”についても徹底取材を行い、現地中継も交えながら日本の視聴者に“南極の今”を伝える。

なお、『報道ステーション』では定期的に「しらせ」に同乗した記者の動向を伝えるほか、南極到着後も現地と中継を結び、現場から最新の状況をリポート。また、『羽鳥慎一モーニングショー新春スペシャル』でも南極中継を実施する。

そして「気候変動」を主軸テーマに据えた『未来をここからプロジェクト×SDGs』ウィーク第4弾では、さまざまな報道情報番組や制作系の情報番組、バラエティ番組で南極での取材内容も盛り込んだ特別企画や特集を発信していく。

◆知られざる真夏の南極の環境、そこで営まれる隊員たちの生活とは

南極とはどんな場所で、南極観測隊はどうやって生活しているのか。テレビ朝日の取材チームは、知られざる南極の環境と生活を実際に体験しながら取材を敢行する。

彼らが昭和基地を訪れる頃、南極は真夏シーズン。真夏とはいえ、平均気温はマイナス1℃、太陽は1日中沈むことがない。内陸部では、年間平均マイナス50℃という世界も!

過酷な環境のなか、観測隊はどうやって調査を行っているのか? 取材チームは日々の調査に密着し、その全貌に迫る。

また、昭和基地の食生活を支える力強い味方といえば“南極料理人”! 今回、派遣されている南極料理人たちに、食材の保管法や生鮮食品の扱い方、正月の特別料理の中身などを取材。

基地の中にある憩いの場“南極BAR”の様子や、隊員たちの休日にも密着し、“南極での娯楽”にも焦点を当てていく。

さらに、「しらせ」での1カ月半におよぶ“船上生活”も取材。食事風景など日々の営みに加え、観測船が分厚い氷をどのように砕いて南極へ向かうのか、その仕組みにも肉薄する。

◆南極での最新研究を多角的に徹底取材!

今回のプロジェクトでは、気候変動問題において決して無視することのできない“南極にまつわる最新研究”についても多角的に取材。『報道ステーション』をはじめ、さまざまな番組で現地中継も交えながらお届けしていく。

そのひとつが、2021年のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)報告で発表され、世界に衝撃を与えた“氷床融解”。このまま地球温暖化が進めば、世界各地の氷床がさらに溶け、海面が上昇する恐れがあると指摘されている。

南極には地球上の9割の氷があり、これはすべて溶ければ海面が約60メートル上昇する量にあたる。実際に最新の研究では、海に張り出している棚氷の下に暖かい海水が流れ込み、氷を溶かしている実態が明らかに!

はたして、暖かい海水が氷河の下に流れ込むメカニズムとは? 未来の世界に与える影響とは?

分厚い氷の中を調べるボーリング調査、南極で今回初めて運用される水中ロボット「MONACA」なども徹底取材し、南極で今起こりつつある危機と研究内容について迫る。

また、気候変動の分析に用いられている氷のタイムカプセル=「アイスコア」の研究についても取材。実は、南極大陸の氷には過去の環境や空気が保存されているため、深く掘って取り出したアイスコアを調べると、はるか昔の環境が判明する。

テレビ朝日は今回、過去に入手し、国立極地研究所で冷凍保管されている“70万年前のアイスコア”を撮影!

さらに、いまだ誰も手にしたことのない“100万年前のアイスコアの掘削”に挑戦する日本チームの様子も、実際の映像とともに伝える予定だ。

ほかにも、超音波発信器を使って南極の氷の下に生息する魚の生態をひも解く研究など、実に興味深い最新研究についても特集する。