現地時間の10月7日、FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・エスパーニャのデイ2(SS7〜SS13)が行われた。

この日のトップは、シトロエンのクリス・ミーク。

元王者で9度WRCを制したセバスチャン・ローブがテストに参加するようになり、明らかにマシンのパフォーマンスが上がってきたようだ。2位には現王者のセバスチャン・オジェ(フォード)、3位にはチームメートのタナクがつけた。

前日トップだったアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイ)だが、初日とはうってかわり、マシンのアンダーステアに悩まされる。「アンダーステアが酷くて、それが僕自身のドライビングのリミッターになってしまった」と、最初のSSであるSS7からその苦しみを語っていた。

そこから徐々にマシン状態を良くしていくなか、SS12でマシンを岩にぶつけてストップ。デイリタイアとなった。しかもミケルセンのマシンがぶつけた岩は、チームメートでスペインファンの声援を受けるダニ・ソルドもぶつけてしまった岩。SS9ではエースのティエリー・ヌービルのマシンに油圧トラブルが発生して大きくタイムを落とすなど、ヒュンダイにとっては散々な日となってしまった。

ヒュンダイとは正反対にこの日貫禄を見せたのは、王者オジェ(フォード)。

SS11、SS12、SS13とステージ勝利を飾り総合2位へ浮上。トップとはまだ13秒差あるが、4度目のラリー・エスパーニャ制覇に向けて絶好の位置につけた。オジェは、「明日はとにかく攻めなくちゃいけない。まだまだ、十分逆転が可能な位置にいるからね。ベストを尽くすよ」と意気込む。

さらにこの日注目を集めたのは、トヨタだ。

ユホ・ハンニネンがSS8とSS9でステージ勝利を獲得。ヤリスWRC(日本名:ヴィッツ)のポテンシャルが高速ターマック(舗装路)でも高いことを証明してみせた。

SS9でハンニネンは、「マシンはすごく快適だ。マシンのドライビングが楽しい。すごくリズムが良い感じだよ。それだけに昨日のことが残念でならないけどね」と、2つのステージ勝利を喜び、初日のつまずきを悔しがった。

ラリー・エスパーニャはいよいよ最終日。3日目はSS14からSS19を争う。なお、RC1の1〜9位までの結果は以下の通り。