日本の現代美術を牽引するアーティスト28組が参加し、“ドラえもんと現代アートの競演”が実現する展覧会「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」。

2017年11月1日(水)から2018年1月8日(月・祝)まで、六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーにて開催される本展には村上隆をはじめとする日本の現代美術を牽引するアーティスト28組が参加し、ドラえもんを通じて現代アートの“いま”を切り取る。

待望の開催を来月に控えるなか、展示予定作品のなかから“ドラえもん世代”のアーティスト、篠原愛、山本竜基の完成作品が公開された。

◆篠原愛『To the Bright 〜のび太の魔界大冒険〜』

古典的な油彩の技法により、独自の絵画世界を描き出す篠原愛。

今回本展覧会に出展する『To the Bright 〜のび太の魔界大冒険〜』は、『映画ドラえもん のび太の魔界大冒険』(1984年公開)のワンシーンをモチーフに制作されている。

©Ai Shinohara ©Fujiko-Pro

本作でモチーフとなった場面は、人魚たちが歌でドラえもんたちをおびき寄せ、危うくツノクジラに食べられそうになったシーン。

原作のツノクジラはドラえもんたちを惑わせようとしているが、作品ではツノクジラや人魚の造形を少し変え、敵対するイメージを和らげている。

皮膚や鱗の表現、人魚の質感、ドラえもんとのび太の浮遊感など、原作との違いやリアルさを感じられる仕上がりになっている。

◆山本竜基『山本空間に突入するドラえもんたち』

そして、山本竜基の作品『山本空間に突入するドラえもんたち』は、タイムマシンが故障する設定がある『映画ドラえもん のび太の恐竜』(1980年公開)をベースに制作。

©YAMAMOTO Ryuki ©Fujiko-Pro Courtesy of Mizuma Art Gallery

故障したタイムマシンが、山本自身の自画像が増殖した異次元空間に迷い込むという設定で、浮遊するドラえもんたちやエフェクト効果により、迫力満点の本作品は必見だ。