新日本プロレスは6月7日(月)、大阪・大阪城ホールで『DOMINION 6.6 in OSAKA-JO HALL』をスライド開催した。

メインは第2代IWGP世界ヘビー級王者のウィル・オスプレイが首の負傷で返上したベルトを賭けて、オカダ・カズチカと鷹木信悟が「第3代IWGP世界ヘビー級王座決定戦」として激突。

上半期の天王山となるこの一戦はまさに死闘と呼ぶべき展開となり、オカダと鷹木は共に死力を振り絞り最後の最後で鷹木が執念のラスト・オブ・ザ・ドラゴンを炸裂。

ついに鷹木が新日本プロレス最高峰のベルトを手にした。

※試合後バックステージコメントを全文掲載。

『DOMINION 6.6 in OSAKA-JO HALL』
日時:2021年6月7日(月) 17:00開場 18:00開始
会場:大阪・大阪城ホール
観衆:3,045人

<試合結果>

▼第1試合 30分1本勝負
SHO ×
YOSHI-HASHI
石井 智宏
後藤 洋央紀
棚橋 弘至
vs
エル・ファンタズモ
石森 太二 〇
チェーズ・オーエンズ
高橋 裕二郎
“キング・オブ・ダークネス”EVIL
11分50秒  ブラディ―クロス→片エビ固め
 
裕二郎「まさか、まさかよう、こんなにも早く、あの3本のベルトへの挑戦が決定するとは、思わってもみなかったよ、ハハハハハ。次のメンバーはよ、EVILとディック東郷だ。これマジ……」
 
EVIL「(※自らイスを手にコメントスペースに入ってきて、そのイスに座ってコメント。傍らにぴったり東郷が寄り添っている)オイ、オイいいか、そもそもよ、あのベルトは俺のもんだよ。CHAOSのあのアホ面のヤツらがチャンピオン?笑かすな、コノヤロー。いいかオイ、あのベルトは、俺と東郷と、そして裕二郎のもんだ。よく覚えとけ、コノヤロー」

※オーエンズ&ファンタズモ&石森はノーコメント

SHO「(※左首筋あたりをアイスパックで冷やしながらコメントスペースに入ってきて、ガクッと崩れ落ちるように両ヒザを着いて)第1試合だろうが、ベルトが懸かってなかろうが、俺は今、チャンピオンなんだよ。このケジメは必ず、つけさせてもらう」 

棚橋「はあ……(※自分に言い聞かせるように小さな声で)よし。どの試合、どんな試合、シングルマッチでも、タッグマッチでも、どんな試合であれテーマを見つけて、メッセージを届けて、次につながるってできるレスラーが一流だと思うんだよね。食材に、道具にこだわらず、おいしいものが作れる料理人のように、料理人の皆さんのようにね。だから、今、棚橋の周りが凪いでるけど、なんの波風もたってないけど、自分でジャブジャブやるから。自分でジャブジャブやって、お風呂場のお湯のようにジャブジャブやって、その湯船からこぼれたお湯が、なにかきっとね、次につながると思うよ」

※後藤&石井&YOSHI-HASHIはノーコメント
 

▼第2試合 30分1本勝負
BUSHI
SANADA 〇
内藤 哲也
vs
DOUKI
ザック・セイバーJr. 〇
タイチ
11分31秒  オースイスープレックス

SANADA「俺いま、手ブラだから凄いさみしい状況の中で、俺のメチャクチャ大好きなラブコールがあったので、挑戦したいなあと思ってます。

あと、内藤さんは、ここ10年ぐらい、IWGPタッグの挑戦をしてないみたいなので、俺が楽しさを教えてあげれたらいいかなあと思ってます」

内藤「俺とSANADAの気持ちは、もう固まってるよ。タイチ、ザックの持つIWGPタッグ王座に挑戦したい。それは、あの2人だったら簡単に獲れるなあ……なんて思ってるから言ってるんじゃないよ。偉大なチャンピオンだよ。あの2人がチャンピオンだからこそ、俺は挑戦したい。6月1日、後楽園ホール大会でのタイトルマッチ、俺はちゃんと見たよ。ちょっとだけ見て、あとはいいかなあ……なんて思ってたけどさあ、ついつい目が離せなくなって、最後まで見ちゃったよ、それぐらい、立派なチャンピオンだよ。だからこそ、挑戦したい。俺は確かに、先を見据えてるよ。見据えてるものはあるよ。でも、今を大事にできない人間に未来はないって、俺は思ってるんでね。未来の目標も大事だけど、今を大事にしなきゃ、その未来もないよ。いま俺が大事にしたいもの、それは、タイチ、ザックの持つIWGPタッグ王座にSANADAと挑戦し、そして獲ること。これを、いま大事にしていきたいんでね。ぜひ挑戦させてくださいよ。場所、日にちは、偉大なチャンピオンチームであるタイチ、ザック・セイバーJr.にお任せするよ。どこでもいいよ。俺とSANADAにタッグ王座を明け渡す場所を、じっくり、ゆっくり、考えてくれよ。じゃあ、次は、来週の月曜日、後楽園ホールで、またお会いしましょう。アディオス」

BUSHI「NEVER無差別級6人タッグのベルトは獲れなかった。残念ながら結果しては残せなかったよ。でも、俺はまだ諦めるつもりはないから。NEVER無差別級6人タッグのベルトだけではなく、必ずまたタイトルマッチ戦線にたどり着いてみせるよ」
 
ザック「(※コメントスペースに入ってきながら)ソーリー。DOUKI、ゴメン。スミマセン、スイマセンデシタ。クソッ。タイチ、俺たちがこのタッグのベルトを獲った時、お前はコロナ感染から復調したばっかりだったっていうのに、ずっと元気だった俺は今日あのふざけた海賊野郎なんかに負けてしまった」

DOUKI「(※スペイン語で)ふざけんなよレフェリー!」

タイチ「あんなもの、和田京平でもおまえ、ちょっとスリー入れるよ。ジョー樋口でもやるよ。いいよ今日は、別に」

ザック「今日の俺はまるで犬のクソであふれた公園のゴミ箱並みにクソだった。チャンピオンの俺が負けるなんてありえない」

タイチ「あんなもの負けでも勝ちでも、なんでもないよ」

DOUKI「(※スペイン語で)大丈夫だ」

タイチ「あんなん、プロレスゲームといっしょだよ。あんなのがファイプロといっしょだよ、ファイプロと。たまに決まっちゃうんだよ、ファイプロも。いきなり。それといっしょだよ。ザック、大丈夫だ、そんなの」

ザック「ああ。ショッパイ。今日の俺はショッパイ……」

タイチ「ショッパくない」


DOUKI「(※スペイン語で)あのクソレフェリーのせいだ」

タイチ「悪いのはレフェリーだ。あのヤロー、あとで説教だ」

ザック「SANADAなんかに3カウントを取られちまうなんて。あのヤロー。デモ、この半年間ずっとCHOAS OF DESTINYとBULLET CLUBのヤローどもとやってきたから、L.I.Jと当たるのは新鮮だった。ヒサシブリ」

タイチ「ああ、久しぶりだな、内藤。よかったよ。あんな、あんなむさっ苦しいヤツらと6カ月もやってきたんだからな。それはそれでよかったよ。内藤、久しぶり。久しぶりに会ったと思ったら、やりてえか? やりてえらしいな。さっきはっきり言ったぞ。お前がよ、どういうつもりだ? お前がこうなってタッグが欲しいって? どういうつもりか? 俺は今、聞いたよ。そしたら、『あなたたちチャンピオンが偉大だから』『偉大なチャンピオンが誕生したから挑戦したい』って、はっきり俺に言ってきたよ。それならいいだろう。どういうつもりかわかんなかったけどよ、『俺らがチャンピオンだったらそのタッグ(ベルト)、倒したうえで欲しい』って。『お前らチャンピオンなんだろ?』って。それでいいんだよ。なあ内藤さんよ。相手にとって不足なし。全然いいよ。問題ないよ、内藤、SANADA」

ザック「いいな、挑戦受けてやろうぜ」

タイチ「実力(的にも)、2人ともシングルで結果残してるし。そういうヤツを待ってたんだ、俺らは。わけわかんないヤツらが組んでよ、わけわかんない挑戦されても困んだ。いいじゃないか、内藤、SANADA。でもよ、もうちょっと。だからと言って、『はい、そうですか。やりましょう』、そういうわけにはいかねえよ。逆にお前らも偉大だからこそ、そんなすぐには『やりましょう』って、俺は言わないよ。内藤、もうちょっとお前の気持ちを知りたいな。ほんとに、どういうつもりで、これを口にしたのか。ドームまでの道のりの軽い気持ちか? SANADAのなんだ、お荷物か? なんだ、オマケか? どういうつもりだ? それとも……ハハーン、ハハーン、お前だけシングル戦線、蚊帳の外になったからタッグか? どういうつもりだ? もうちょっと、お前の本心を探りたいな。今日はザックが、結果的にバツがついたかもしんないけど、こんなもの、挑戦権として認められるものじゃない。挑戦者チームとしては、いいよ、実力。だけど、足りねえな。もう少しだ。知りたいよ、お前たちの気持ちを。SANADA、特にお前だ。しゃべろ、なにか。お前の気持ちはどうなんだ? 内藤に振り回されて、付き合わされてるだけじゃねえの? いいのか、SANADA? SANADAもホントに内藤と、俺らからこれ(IWGPタッグベルト)欲しいのか? お前も言ってみろ、サナやん。セーヤ・サナダ……」

ザック「セーヤ。セーヤチャン」

タイチ「それじゃないとよ、お前らの気持ちが伝わらない限り、俺ら、次の挑戦者決めてんだ。お前らが俺らに響かなきゃ、次の挑戦者は……川田、田上組だ。あいつらを倒さねえと、最強タッグとはいえねえからな」

ザック「ブドーカンでやってやろう。完璧だ」

タイチ「タッグチャンピオンを名乗ってる以上、川田、田上組は、避けて通れない道だ。オイ新日本、伝えとけよ、あいつらに。準備しとけって。もう今日はいい」

ザック「そうそう、スペイン語でまた一つ新しい言葉を覚えた。“PENDEJO”(ペンデホ=バカの意味)。ナイトーは世界一のPENDEJOだ」

DOUKI「LOS PENDEJOS……」

タイチ「日本だからいいか」

DOUKI「いいんだね?」

タイチ「いいんだね、言っちゃって?」

DOUKI「(※1人残って)一個な、エセ・ルチャドール。エセ・ルチャドールBUSHIくん。エセ・ルチャドールって言葉、新日本好きだな、使うのな。エセ・ルチャドールなりにルチャ・リブレみたいなことやってたじゃないか。最後、言ってたな。マスク、俺のマスクつかんで、マスカラ・コントラ・マスカラ? (※スペイン語で)お前がいいなら、俺はやってやるぞ」
 

▼第3試合 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合
<第89代チャンピオン>
エル・デスペラード 〇
vs
<チャレンジャー>
YOH ×
※初防衛戦
23分40秒  ピンチェ・ロコ→体固め
※王者デスペラードが初防衛に成功

デスペラード「(※コメントスペースに入ってきながら)痛え……。頭も痛い、ヒザも痛い……。ついでに言やあ(※用意されたイスに座って)、われわれジュニアのシングル……全員が今日だって見たろ、お前? 石森がすぐ来てよ、血眼で(IWGPジュニアヘビー級のベルトを指して)コレのこと、狙ってるんだろ。なんだよ、セミ前ってよ。いやあ、それはそうだろうよ。セミの飯伏vsコブ……ウーン、1人はお前、神超えはたした超人と、1人はお前、オリンピアンで、見るからにちょっと、『えっと、どういう進化したんですか?』っていう体躯してるだろ? そりゃあそうだ、あの2人がやったらもう、常人が逆立ちしたってかなうわけねえよ。だけどよ、(※テーブルに置いたベルトを何度も叩きながら)俺たちは! ジュニアはジュニアでよ、タイトル、これのために血眼になってんだろ! 試合順だ格だとか、そんなことを示してるとは思わん。そもそも挑戦者がお前、YOHじゃ、セミは……とかなるんだったらよ、そもそも挑戦……えーとなんだっけ、IWGP管理委員会? 実行委員会? なんかあっただろ? それが『お前ちょっと、今回なし』とか言うたらええじゃないか。お前らが組んだんだろ? それでお前、『アイツじゃセミは……』って。そんな失礼な話あるか、コノヤロー。タイトルが上だ、コノヤロー。まあ、それはそれとして……(※テーブルに用意されていたZIMAに手を伸ばし)いいね、終わったとたんに……(※栓を抜いて一口、口に含む)ああ、うめえ。終わったとたんにああやって、タッグもシングルも挑戦者が出てくる。最高じゃない。こんな刺激的なこと、なかなかないぞ。な? まあ俺はグダグダ講釈垂れるタイプじゃないが、それでも根っこはいっしょなんだよ。伝統がどうたらこうたらいうのもいるけどな、ジュニアはジュニアで命張ってるんですよ。(※立ち上がって)あと自分がコロナになってるってね、知らない時にZIMA飲んだらね、すっげえ薄く感じたんだよ。やっぱりね……。気いつけろよ、お前ら。帰ったら手え洗えよ。死ぬほどキツイぞ。風邪とか言ってるヤツいるだろ。ああ、風邪だ。風邪のしんどいヤツで、薬もないし、めちゃめちゃうつるヤツな。ただの風邪だと思ってたらテメエら、痛い目みるぞ!」

YOH「(※おぼつかない足取りでコメントスペースにやって来て、たどり着くなり崩れ落ちるように座り込む)負けか……。でも、ここまで、ここまでして負けたんだったら、なにも文句は言いません。受け入れることで、成長できると、そう思うから。いつかの、いつかの仙台大会でも言ったかな? 『明日は明日の風が吹く』って。でも、そんなこと言えるのはさ、今日、今日一日を精いっぱい生きてきたヤツが言えることだから。たとえ、たとえ今日風が吹かなくても、いつか、この思いは芽吹くって。それまでひたすら、自分を磨いて、自分に期待して、自分を信じて、生きていきたいと思います。(※ゆっくり立ち上がって)そして、次(のIWGPジュニアタッグの挑戦者チーム)は、BULLET CLUB。(※右手で拳銃を打つポーズを見せて)銃口はさ、人に向けるためのもんじゃない。俺は、俺たちは、明日に向かって、進む……」

SHO「(※YOHと入れ替わりで)今日、第1試合で、俺が流れをつないで、YOHさんにつなげたかったけど、仕方ない。でもね、今日のYOHさんの闘いを見てて、やっぱり感じたよ。俺たちなら、YOHさんを含め、そして解説席にいた高橋ヒロム、そして反対コーナーに立っていたデスペラード、そして、(※抱きかかえるように手にしていたIWGPジュニアタッグのベルトを軽く叩いて)新しい次の挑戦者名乗り出てくれた、石森、ファンタズモ。俺たちなら、もっともっと、この新日本ジュニアの世界を、もっともっと盛り上げれるんじゃないかって。そう感じた。でもやっぱり、今日、YOHさんには勝ってほしかったね。このジュニアタッグのベルト巻いた者同士の、ジュニアシングルのタイトルマッチも、いつか必ず成し遂げたい。そのためにも、このベルトは必ず、守ってやる」

ファンタズモ「(※2人、ZIMAを手に一口、二口、飲みながらコメントスペースにやって来て)見ろ、手に入れたぜ、ZIMAだ! 何で俺たちが持ってるのかって? それは俺たちが次のIWGPジュニアタッグチャンピオンって決まってるからだ! 次、獲ったら、(※石森に向かって)3回目だったか?」

石森「ああ、スリータイムズ」

ファンタズモ「3度目のベルト戴冠だ」

石森「(※ZIMAを飲みながら)前祝い、前祝いだ、ヘヘ」

ファンタズモ「座って話すか……。(※並んで座り込んで)ROPPONGI 3Kは最高の相手だし、あいつらとの対戦は毎回楽しいぜ。SHOとYOHはな。俺たちが初めてあのベルトを獲ったのは2年前の『KIZUNA ROAD』だ。(翌年の)『WRESTLE KINGDOM』ドームで王座から陥落してしまい、そのあと再び取り返したが惜しくもまた失ってしまった。だが今回は違う。ベルトを獲って永久に防衛する。カメラマン、ちゃんと俺を映してるか? 答えろ。イエスか? イエスなんだな?そうか、OKだ。 いいか、ちゃんと俺たちとコミュニケーションを取れ。それでなくてもこんな何個もカメラがあったらコメントしづらいんだから。バカ野郎どもが。ZIMAって結構美味いじゃん? 次、イシモリがIWGPジュニアのベルトを獲った時もZIMAで乾杯だな。BULLET CLUBがジュニアのベルトを全制覇してやる」

石森「(ジュニアのタイトルは)すべていただくからよ。前祝いだ(※と言ってZIMAを飲む)。それとなんだっけ? なんちゃら3K? おめえらにちょっと言いたいことがあんだよ。なにーをしたいのか、俺はさっぱりわからない。小松に、やる気は見えるが挑戦者みたいなことばーっかり言ってるSHO。お前らは、チャンピオンの器じゃないんだよ。ただ守るだけがベルトじゃねえんだよ。ほかのヤツらから、欲しくて、奪いたくて、たまらねえって思われるのが、チャンピオンのベルトだろ? お前らが持ってる間は、そのベルト、ただの飾りだ。ちょうど、俺もファンタズモもさ、ヒマしてるから。そこで、俺たちが、お前らのベルトに挑戦してやる。相手してやる。その飾りになっちまったベルト、すくってやるよ、俺たちが。それと、デスペ……に関しては、もういいだろ。わかるだろ?」

ファンタズモ「今、イシモリが言ったこと全てに同感だ。もう全部飲んじまった。俺って飲むのが早いからな。ちょっと酔っちまったかな。これを見てるバカなプロレスファン、俺たち2人の仲なら心配無用だ。何も問題ない。なんたって俺たちはBULLET CLUBイチかわいいチームだからな」

石森「前祝いだ」

ファンタズモ「(スタッフの1人に向かって)髪を切ったのか? ゴミみてえだ。BULLET CLUB IS FINE……」


▼第4試合 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
飯伏 幸太 〇
vs
ジェフ・コブ ×
19分54秒  カミゴェ→片エビ固め
 
飯伏「(※座り込み、ゆっくりした口調で)いやあ……このシリーズを通して、年齢は一緒ですけど、(プロの)キャリアでは劣るジェフ・コブに、いろんなものを学ばせてもらいましたよ。ええ。やはり、キャリアで勝ったようなもの。ウン。またやりたい。でも得るものは得たんで。僕は最初、僕が持っていない、素晴らしいアスリート能力を持ってると、そこだけ、そこだけを言ってきました。でも、それ以外のもの。やっぱり闘ってきただけあって、気持ちが違うね。気持ちが違います。その闘う姿勢。やはり、基本は、そこだなと。もう1回、もう1回、原点に帰りたいと思いますよ。ハイ。そのうえで、もう1度、倒したい。それぐらいもう1度やりたかったです。お互い万全な状態で、やりましょう。まだまだ、彼も出してないものあるし。僕に何ができるか。彼みたいなタイプに対して、何ができるか。よーく、わかりました。ただ気持ちだけじゃダメだなと。ただ、アスリート能力じゃ、ダメだと。いろいろ、学ぶことがありましたね。僕、やらないことがあるんで。まだまだやりたいことがたくさんあるんで。これから、まだまだ……。今日はありがとうございました。ただ、次はもっと接戦かなと思います。まだ、余裕があったんじゃないですか。(※立ち上がって)次……タイトルマッチやりましょう。ということは、どちらかベルトを巻いているということ……」

※コブはノーコメント
 

▼第5試合 60分1本勝負
第3代IWGP世界ヘビー級王座決定戦
オカダ・カズチカ ×
vs
鷹木 信悟 〇
36分00秒  ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め
※鷹木が第3代IWGP世界ヘビー級王者となる
 
オカダ「(※マスクを着けて現れ、イスに座って)まあ、IWGP世界(ヘビー級王座に)初挑戦して、ま、凄い経験値の差というものを感じましたね。それはプロレスキャリアの経験値と、ではなく、今の新日本プロレストップの中で闘ってる経験値っての差ってのをすごく感じたんでね。ま、そこを、シッカリ埋めることができなかった。僕も大丈夫だと思ってたなかで、ウン、まあ甘くみてましたね。あんだけデカイこと言って、正直……新日本プロレスのトップっていうのは甘くなかったんだなと思いましたし。まあ、すごいチャンピオンでしょう。あそこまで、僕もね、あの手この手で、しっかりと勝ちを狙っていったなかで、その上をいくわけですから。素晴らしい第3代IWGP世界ヘビー級チャンピオンじゃないかなと思います。まあ、僕には縁がない(※苦笑)ベルトなのかもしれないですし。でも、みんながね、新日本プロレスみんなが4番バッターっていうわけじゃないですから。ま、その、いろんな役割があると思いますし、この、まあ、実質、このIWGPの闘いで一番後ろになってしまいましたし、ま、僕は、できる闘いで新日本プロレスを盛り上げていきたいと思います」

鷹木「(イスに座り、テーブルにベルトを立てかけて、しばらく言葉を選んでるように無言が続く)………はあ……ホッとしてるよ。ひとまずホッとしてるよ。どんなに強がっても、やっぱ、オカダを目の前にしたら、そりゃあビビるよ。百戦錬磨のオカダを前にしたら、どんなに強がったって、俺の気持ちはおったさ。あいつはやっぱすげえよ。でも逆にあいつの一言が、俺に火をつけたな。対等にものをいえるなと。棲んでる世界が違うと。なにくそ! と、思ったけど、あながち間違いじゃないんだよな、オカダの言ってること。悔しいけど、間違いじゃねえんだよ。あいつのやってきた実績に比べたら、俺の実績なんて、足元にも及ばねえよ。だからこそ、今日、負けるわけにはいかなかった。今日俺が負けてたら、オカダ、棚橋、内藤や飯伏、あいつらのいる、あいつらがいるな、トップ中のトップに、永遠にのぼることができないと思ったんだ。首の皮一枚つながったんじゃねえか、オイ。これ(IWGP世界ヘビー級のベルト)獲ったからってオイ、別にあいつらと対等だとは思ってねえよ、俺は。だがな、謙遜するわけじゃねえが、片足ぐらいは突っ込んだと思ってるぜ。な? 全身そこに入り込むか、また追い出されるかは、俺次第だ。まあ、これで俺も、ほんとにオスプレイに負けて崖っぷちから奈落の底に落ちたが、俺はほんと運がよかったよ。だが運も、実力のうちだ。
飯伏、飯伏幸太、おそらくあいつからは何も言ってこねえと思ったから、俺の中じゃ、オカダに勝った暁には、(次の挑戦者は)飯伏しかないと思ってた。もう安っぽい言葉はいらないよ。オカダもそうだったが、飯伏に対してもいらねえよ。なあ、飯伏、俺が新日本に来た時、インタビューで俺言ったよ。誰が一番興味あるかって。オカダでもない、内藤でもない棚橋でもない。俺は飯伏と言った。同世代の人間、同級生として、あいつは常にトップを走っていると思ってた。やっと対等に、渡り合うときが来たな。だが、その先には俺は……俺はちゃんとその先を見据えてるからな。オイ、ウィル・オスプレイ! 今日あえて俺は、試合後、ベルトを巻いた。オスプレイは、全治未定の欠場か……。でも逆をいえば、全治未定だったら、早く帰ってくるかもしんねえ。オイ、オスプレイ! 誰かオスプレイに言っといてくれよ。オイ、お前に負けた鷹木信悟は1カ月後、IWGPの世界ヘビー(級のベルト)、持ってんだよ。オイ、オスプレイ、悔しかったら、ふざけんなって気持ちがあるんだったら、早く戻ってこい。いつでも相手してやんぞ。本当の意味で俺が! チャンピオンを名乗るのは、やっぱり最終的にはオスプレイを乗り越えて……。ああ、ほんとに、福岡の時(5.4)と同様、わけわかんないけど、まあ試合後、俺の曲が流れてたから、心の中でガッツポーズしたよ。まあ、寂しいじゃないか、オイ。L.I.J、誰も祝杯に来てくんねえとは。まあでもこれがLOS INGOBERNABLES de JAPONらしくていいよな、オイ。ヒロムも、まあ欠場中だが、ヒロムも(解説席に)いたけど、BUSHIだって黙ってねえだろ。内藤、SANADAよりも俺が先に、このベルトを巻いたんだ。もちろんあいつらも悔しいよな。面白れえ、相乗効果だ。まあ、ちょっとダメージがデカイんで、あんまりしゃべりすぎるとまた、福岡の時みたいに記憶が飛んじまうから、今日はこのへんで、短めに終わらしてもらうよ。(※用意されていた祝杯用のZIMAを一口飲んで)ああ、2カ月ぶりに飲んだよ。よし!(※立ち上がってベルトを腰に巻いて記念撮影をする)」

<写真提供:新日本プロレス>