DDTプロレスが12月26日、今年最後のビッグマッチ「NEVER MIND 2021 in Yoyogi」を初進出の東京・国立代々木競技場第二体育館で開催。メインイベントでは、竹下幸之介が岡林裕二(大日本プロレス)との37分超えの死闘を制して、KO-D無差別級王座の2度目の防衛に成功した。

 開始早々、2人は激しいショルダータックル合戦を繰り返し肉弾戦がスタート。20分過ぎにはブレーンバスターの投げ合いで両者一歩も引かず。あっという間に30分が経過し、ラリアット合戦となると、どちらも踏ん張り続けた。次はジャーマンの応酬となったが、これまた決定打にはならず。35分が過ぎようとしたところで、竹下がこの日2発目のジャンピング・ニーパットを決めると、岡林が吹っ飛んだ。チャンスと見た竹下はザーヒー、ジャーマン、そして必殺のPlus Ultraを決めるも、岡林が立ち上がり、卍固め式のような体勢に。そのまま倒れてグラウンドに移行すると、岡林がたまらずギブアップ。37分17秒にも及ぶ激闘に終止符が打たれた。

 岡林と握手を交わした竹下は「岡林選手、単身、大日本からDDTに乗り込んできてくれて、最高の試合の数々を繰り広げてくれて。チャンピオンの僕が岡林選手を指名して、それにも最高の気合で応えてくれました。次は僕が大日本に行ってもいいんで、また試合しましょう」とマイク。

 そして、「21年、DDTもサウナカミーナも竹下幸之介自身も大きく動き、成長し、革命が起きた年だったと思います。今DDTは一丸となって闘ってるんで、22年はもっと大きく強くなった、DDTらしさを忘れない、最高のDDTをお見せできると思うので、来年もよろしくお願いします」と締めくくった。

 バックステージで竹下は「最高の対戦相手で、岡林選手も言ってくれましたけどライバル。年もキャリアも違えど、ライバルと言える存在がいることが本当にうれしいです。今日で終わりじゃなくて、僕らもまた明日からできるかな。体はきついけど、明日もジムに行こうと思います。きっと岡林選手もそうすると思うんで。僕たち、DDTが大好きで入ってきた人間なので、僕は僕のDDTで闘っていく。DDTが最高で最強で、僕はその先頭で闘っていく」とコメント。

 勝負の分かれ目については、「意地じゃないですか。DDTのリングで、DDTのビッグマッチで年内最後の試合で負けるわけにはいかない。これが大日本のリングで僕が挑戦者の立場で行ってたら、それは勝敗分からないと思う」と話した。

 秋山準から伝授されたジャンピング・ニーが有効打になったが、「ジャンボ鶴田さん、秋山選手、僕と。その伝承であり、その系譜に恥じないジャンピング・ニーを打たないといけないんで。欲を言えば、鶴田さん、秋山選手より、いいジャンピング・ニーを、最高のジャンピング・ニーを打つつもりでやってるから。2発目は過去最高のジャンピング・ニーをヒットできたと思います」と満足げに語った。

 敗れた岡林は「すごかった。悔しいですけど、気持ちいい闘いができた。これから、まだまだ伸びますよ。俺も負けてないけど、負けたくないし。俺のスポーツ人生、負けて悔しい。それで悔しくて立ち上がって、次やったときに勝って。その連続だった気がします。今日負けて、また一つ目標ができた。必ずぶち倒しますから。明日からまた鍛え直したらええんですよ」と悔しさいっぱいで雪辱を期していた。

 同王座戦の立会人を務めた小橋建太氏は「(11・3)大田区で最初に当たって、30分時間切れ引き分けだった試合も、見応えがあったんですけど。今日の試合はお互いにもっとぶつかり合いが激しくなって、体力も知力も尽した試合になったと思います。次の試合を見るのが楽しみになった。(竹下は)まだまだ伸びますよ。彼の向上心とヤル気。トレーニングが好きで、プロレスラーとしてもっと上にいきたい、頂点を極めたいという思いが重なっていい状態だと思います。(ジャンピング・ニーは)特に2発目はいいかな。攻撃を受けてて一発で相手の攻撃を止めてしまえる威力がある。どんどん磨いていけば、もっと強烈な武器になっていく」と熱闘を振り返った。

 また、高木三四郎社長は「すべてのいろんなものが合わさって、パッケージとしては今年最高の興行として締められたんじゃないかと思います。特にメインはファンの時代に戻ったかのように声が出るくらい、すごい攻防でした。今のDDTを引っ張ってるのは間違いなく竹下幸之介とサウナカミーナ。そして、今日お披露目になりましたけど、新生バーニング。遠藤哲哉とか秋山選手とか、そういう人たちが引っ張ってるんだと改めて思いました。そういう意味では、この闘いをもっと熱いものにして、来年25周年なので、いい25周年のスタートを切りたいと思ってます。集客も1100人を超えたということで、コロナ禍で正直厳しい闘いを余儀なくされていて、1000人を超えるのが一つの目安だったんで、今日それを達成することができてよかったです。(3・20)両国はもっと3000人を超えるくらいまで頑張りたいと思ってます」と総括した。


【大会名】NEVER MIND 2021 in Yoyogi
【日時】2021年12月26日(日)
【会場】東京・国立代々木競技場 第二体育館
【観衆】1134人(満員)

▼第一ダークマッチ 15分一本勝負
大鷲透&○納谷幸男 vs アントーニオ本多&岡谷英樹●
6分17秒 体固め
※バックドロップ

▼第二ダークマッチ DDTeeeen!!スペシャルシングルマッチ 15分一本勝負
●イルシオン vs ヴァンヴェール・ジャック○
9分8秒 エビ固め
※トラロック

▼第三ダークマッチ ハードコアマッチ 15分一本勝負
○高木三四郎 vs 魔苦・怒鳴門●
7分54秒 体固め
※健太ッキーボム

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
高尾蒼馬&○翔太 vs 彰人&石田有輝●
8分35秒 片エビ固め
※フロッグスプラッシュ

▼第二試合 KO-D6人タッグ選手権試合〜ノータッチルール 60分一本勝負
<王者組>男色“ダンディ”ディーノ&○飯野“セクシー”雄貴&今成"ファンタスティック"夢人 vs 青木真也&堀田祐美子&スーパー・ササダンゴ・マシン●<挑戦者組>
9分57秒 フェロトッツォ
※第44代王者組2度目の防衛戦。

▼第三試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○近藤修司 vs 平田一喜●
9分40秒 片エビ固め
※キングコング・ラリアット

▼第四試合 スペシャル6人タッグマッチ〜坂口征夫復帰戦 30分一本勝負
●坂口征夫&樋口和貞&赤井沙希 vs 鈴木みのる○&クリス・ブルックス&伊藤麻希
20分38秒 体固め
※ゴッチ式パイルドライバー

▼第五試合 BURNINGvsThe37KAMIINA! 30分一本勝負
○遠藤哲哉&秋山準&岡田佑介&高鹿佑也 vs 勝俣瞬馬&上野勇希&MAO&小嶋斗偉●
16分30秒 片エビ固め
※シューティングスター・プレス

▼第六試合 BLACKOUT presents DDT UNIVERSAL選手権試合 60分一本勝負
<王者>○佐々木大輔 vs 高梨将弘●<挑戦者>
17分48秒 足極めクロス・フェースロック
※第5代王者が3度目の防衛に成功。

▼セミファイナル WRESTLE UNIVERSE presents KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>HARASHIMA&○吉村直巳 vs 火野裕士&ボディガー●<挑戦者組>
18分17秒 片エビ固め
※ラリアット。第71代王者組が初防衛に成功。

▼メインイベント ヤネカベ presents KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>○竹下幸之介 vs 岡林裕二●<挑戦者>
37分17秒 Plus Ultra
※第77代王者が2度目の防衛に成功。

<写真提供:DDTプロレスリング>