東京女子プロレスが7月9日、東京・大田区総合体育館で夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS '22」を開催。前プリンセス・オブ・プリンセス王者の山下実優が、米国のメジャー団体AEW女子世界王者サンダー・ロサを撃破し、米国に乗り込んでの同王座への挑戦をぶち上げた。

 ロサは2019年から2020年初頭に東京女子に参戦し、インターナショナル・プリンセス(IP)王座にも就いたことがある実力者。その後、AEWに戦場を求め、同団体の頂点ベルトを手に入れた。以前の来日時にロサと対戦機会がなかった山下は戦前、「蹴り倒す」と宣言していた。

 序盤、蹴りの応酬となり、山下はキック連打で攻め込んだ。ロサは低空ドロップキック、スタナー、ダブル・ニードロップで応戦。強烈なエルボー合戦から、ロサがキック連発、デスバレーボムを見舞った。山下はSkull Kickを叩き込むもカウントは2。さらに山下はジャーマンからアティテュード・アジャストメントを狙うも、かわしたロサが首固めに丸め込んだ。これを山下が同じ技で切り返すと3カウントが入った。試合後、ロサはAEWのベルトを誇示すると、山下と握手を交わした。

 ロサは「あれだけの経験と実力がある選手と対戦することは、私自身を強くすることにほかならないので、それはよかった。ただこのタイトルは私のものだ。絶対に獲られない。IPのタイトルは結局(コロナ禍で)返上しなきゃいけなかったけど、そんなことは2度と起こさせない。(直前会見で)“もし彼女が勝てば挑戦させる”と言ったので、その言葉に二言はない。彼女が来たいときに米国に来て挑戦すればいい。受けて立つ」と迎撃態勢。

 山下は「2年半越しに戻ってきて、大きい団体のベルト持ってきてくれて、そんな気持ちが乗ってるなかで勝ててうれしかった。ホームだから勝ったのかなって部分もちょっとあるんで。まだまだ強くなります。東京女子としてではなく、一人のレスラーとして、ベルトに挑戦が決まれば、米国まで行ってきたいと思います」と力を込めた。

【大会名】SUMMER SUN PRINCESS '22
【日時】2022年7月9日
【会場】東京・大田区総合体育館
【観衆】1130人

▼オープニングマッチ 15分一本勝負
●長野じゅりあ vs 長野じゅりあ○
4分58秒 羅生門

▼第二試合 20分一本勝負
アジャコング&○愛野ユキ&らく&原宿ぽむ vs ハイパーミサヲ&角田奈穂&猫はるな&鳥喰かや●
12分28秒 エビ固め
※ヴィーナスDDT

▼第三試合 15分一本勝負
○水波綾 vs 渡辺未詩●
11分53秒 片エビ固め
※ホットリミット

▼第四試合 20分一本勝負
○志田光&乃蒼ヒカリ vs 上福ゆき&桐生真弥●
13分32秒 体固め
※荒鷲ドライバー

▼第五試合 20分一本勝負
里歩&●遠藤有栖 vs 駿河メイ&鈴芽○
14分21秒 体固め
※リングアベル

▼第六試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>●伊藤麻希 vs アレックス・ウィンザー○<挑戦者>
13分22秒 エビ固め
※GTF。伊藤が5度目の防衛に失敗、ウィンザーが第8代王者となる。

▼第七試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●サンダー・ロサ vs 山下実優○
13分39秒 首固め

▼セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分一本勝負
<王者組>坂崎ユカ&●瑞希 vs 赤井沙希○&荒井優希<挑戦者組>
24分28秒 体固め
※ダブル新人賞。マジカルシュガーラビッツが6度目の防衛に失敗、令和のAA砲が第10代王者組となる。

▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>○中島翔子 vs 辰巳リカ●<挑戦者>
19分23秒 片エビ固め
※ダイビング・セントーン。第10代王者が4度目の防衛に成功。

〈写真提供:東京女子プロレス〉