東京女子プロレスが7月9日、東京・大田区総合体育館で夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS '22」を開催。プリンセス・オブ・プリンセス王者の中島翔子が辰巳リカの挑戦を退け、4度目の防衛に成功した。

 大会前に滝行を敢行するなど、並々ならぬ決意で王座“狂い咲き”を狙った辰巳は、ドラゴンスクリュー、足4の字固め、鉄柱を利した攻撃などで、中島の足に集中砲火。さらにロープ最上段から場外の中島めがけてミサイルヒップを叩き込んで猛攻。だが、中島も雪崩式フランケンシュタイナー、ノーザンライト・スープレックス、619で反撃。それでも辰巳はドラゴンスリーパーから、ホワイトドラゴンスリーパー気味に絞め上げたが、中島はなんとか脱出。形勢を逆転した中島はダブルアームDDTからダイビング・セントーンを鮮やかに決めて3カウントを奪った。

 中島は退場しようとする辰巳に向かって、「リカ! 強かった。私もチャンピオンとして今日勝っただけじゃなく、これからも勝ち続ける。その先の道でまた会えるのを楽しみにしてます」との言葉を投げかけた。

 バックステージで中島は「(辰巳と)出会った頃、すごい壊れやすい子だったんです。ケガが多くて、危なっかしくて。そんなリカは今はどこにもいなくて。何をするか分からないところが怖くはあるんですけど。すごく強くて丈夫なリカがいました。ベルトを巻いてから防衛し続けてるんですけど、東京女子はもっと成長しないとダメだなって思わせてくれる環境です。ベルトを巻いた以上、全員とタイトル戦をして防衛するつもりで勝ち続けたい。夏はトーナメント(東京プリンセスカップ)もあるんで優勝して。秋(10月9日)にはTDCホールもありますし。このベルトを巻いた2回目の両国国技館も目指したいし、たくさん夢をかなえていきたい」と長期政権を見据えた。

 1年2ヵ月ぶりの王座奪還がならなかった辰巳は「今日は最高の舞台で大一番だったので、キャリア史上一番の試合をしようと臨んだんです。翔子は“強かった”って言ってくれましたけど、まだ全然足りなかったと実感しました。でも心は折れてなくて、まだまだ続いていくので。改めてプロレス好きだなって感じたし、もっと好きになって、のめり込んで、また辰巳リカのチャンピオン姿を見せたいと思います」と涙を見せた。

 なお、同団体では8月28日、東京・後楽園ホールで女性限定興行(入場無料)を行うことを発表。同13日、14日の後楽園にAEWに参戦中のマックス・ジ・インペイラーが参戦することが決まった。

【大会名】SUMMER SUN PRINCESS '22
【日時】2022年7月9日
【会場】東京・大田区総合体育館
【観衆】1130人

▼オープニングマッチ 15分一本勝負
●長野じゅりあ vs 長野じゅりあ○
4分58秒 羅生門

▼第二試合 20分一本勝負
アジャコング&○愛野ユキ&らく&原宿ぽむ vs ハイパーミサヲ&角田奈穂&猫はるな&鳥喰かや●
12分28秒 エビ固め
※ヴィーナスDDT

▼第三試合 15分一本勝負
○水波綾 vs 渡辺未詩●
11分53秒 片エビ固め
※ホットリミット

▼第四試合 20分一本勝負
○志田光&乃蒼ヒカリ vs 上福ゆき&桐生真弥●
13分32秒 体固め
※荒鷲ドライバー

▼第五試合 20分一本勝負
里歩&●遠藤有栖 vs 駿河メイ&鈴芽○
14分21秒 体固め
※リングアベル

▼第六試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>●伊藤麻希 vs アレックス・ウィンザー○<挑戦者>
13分22秒 エビ固め
※GTF。伊藤が5度目の防衛に失敗、ウィンザーが第8代王者となる。

▼第七試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●サンダー・ロサ vs 山下実優○
13分39秒 首固め

▼セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分一本勝負
<王者組>坂崎ユカ&●瑞希 vs 赤井沙希○&荒井優希<挑戦者組>
24分28秒 体固め
※ダブル新人賞。マジカルシュガーラビッツが6度目の防衛に失敗、令和のAA砲が第10代王者組となる。

▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>○中島翔子 vs 辰巳リカ●<挑戦者>
19分23秒 片エビ固め
※ダイビング・セントーン。第10代王者が4度目の防衛に成功。

〈写真提供:東京女子プロレス〉