【ガンプロ】SOG世界タッグ王者・光留＆前口がダン＆コーディを破り初V！「ガンプロの東京ドーム大会やりたい！」

2023/05/07 11:55

©ガンバレ☆プロレス

　ガンバレ☆プロレスが5月6日、東京・高島平区民館で「インヒアレント・ヴァイス2023」を開催した。前日（5日）の東京・後楽園ホールで、「うるせぇズ」（高岩竜一、今成夢人）を下して、初代スピリット・オブ・ガンバレ（SOG）世界タッグ王座に就いた「変態パンチドランカーズ」の佐藤光留、前口太尊組がダン・ザ・ダッド、コーディ・レイン組を破り初防衛に成功した。

「変態パンチドランカーズ」は5・5後楽園での王座戴冠直後、ダン＆コーディの挑戦表明により、5・6高島平での初V戦が緊急決定し、勝利の余韻に浸ることもできなかった。

　前日にアナウンスされたように、新設のベルト作製を米国の業者に依頼したものの、納品が間に合わなかったため、新王者組は代用のトロフィーを持って入場し、試合前に返還した。

　2日連続タイトル戦という強行軍になった新王者組だが、ダンがこの日も、コーヒーの入ったマグカップを持ったまま試合を始めて、光留はイライラを隠せず。「変態パンチドランカーズ」はキック連発で攻めていくが、光留がダンにワキ固めを決めようとすると、マグカップの中身が光留に引っかかってしまい、なかなかペースがつかめず。それでも光留と前口は打撃主体で攻めていくも、コーディが前口に雪崩式投げ捨てブロックバスターを決める。さらに、コーディは前口にトップロープを利したムーンサルトプレスを発射。コーディはフランケンシュタイナー、ビッグブーツと攻め込むも、前口がコーディにミドルキックで形勢逆転。前口はコーディにタイソン・スプラッシュもカウントは2。バズソーキックを叩き込むも、これまたコーディはクリア。ならばと前口はもう一発、バズソーキックをコーディに決めて3カウントを奪った。

　試合後、挑戦者組の健闘を称えた光留は「こっちには“ミスターIQ”前口太尊がいるんだよ。昨日の試合後、“頭使う試合は疲れますね”って言ったんだよ。今日はそんな太尊が締めるぜ」と発言。マイクを任された前口は「俺がここでマイクを持ってるということは無事に勝ったということなので、それは覚えてます。俺がよくガンプロの東京ドーム大会をやりたいと言うんですけど、決して夢じゃないと思ってるので。俺は体張って、絶対にその夢を叶えたいと思います」と大風呂敷を広げた。

　バックステージに戻ると、光留が「たまに言うけどって言ってたけど、俺はリング上で聞いたのは今日で1回目だから」と言えば、前口は「たぶんリング上では初めてだ。こういうところではコソコソ言ってるからな。大きく言うぞ、東京ドーム進出だ！」と叫び、「変態パンチドランカーズ」節が、この日も冴え渡った。

　王座奪取ならなかったコーディは「勝つことはできなかったけど、あの観客はOK！　USAのことは覚えただろうし、忘れないだろう」、ダンは「ガンプロには世界でもトップクラスになれるレスラーが何人もいる。そんな団体で米国を代表して試合できたことをうれしく思ってるし、我々はまたここに帰ってくることを約束する」とコメントした。

　なお、木髙イサミVS中村宗達によるスピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座次期挑戦者決定戦が、5月28日の東京・王子BASEMENT☆MOSTER大会の第3部で行なわれることが決定。勝者が7月9日、東京・大田区総合体育館で王者・渡瀬瑞基に挑戦する。

【大会名】インヒアレント・ヴァイス2023

【日時】2023年5月6日（土）

【会場】東京・高島平区民館

【観衆】68人

▼第一試合　3WAYマッチ　30分一本勝負

●板橋あぶない警察マン　vs　香港国内婦人警察マン○　vs　香港国際警察マン

13分51秒　十字架固め

▼第二試合　ガンジョスペシャルタッグマッチ　30分一本勝負

○春日萌花＆HARUKAZE　vs　YuuRI＆リアラ●

15分44秒　片エビ固め

※ダイビング・フットスタンプ