DDTプロレスが6月3日、神奈川・横浜ラジアントホールで「DDT YOKOHAMA Unlimited Vol.3」を開催した。6月25日、東京・後楽園ホールでDDT EXTREME王座決定戦に臨むMAOと平田一喜がタッグマッチで対戦し、MAOが前哨戦を制した。

 同王座は勝俣瞬馬が保持していたが、5月21日、後楽園での岡谷英樹との防衛戦で右足首を骨折し、無念の王座返上。勝俣のタッグパートナーのMAOが名乗りを挙げ、平田と新王座を争うことになった。

 この日、MAOは駿河メイ(我闘雲舞)とのタッグで出陣し、大鷲透、平田組と激突。なぜか大鷲がMAO組に加担し、1対3のハンディ戦になる場面も度々見られたが、平田は普段通りマイペースで戦った。平田がメガネを装着してダンスを踊ろうすると、駿河がドロップキックで阻止。今度は駿河が自身のメガネをかけると、「りりりんGO!」を歌い出す。すると隙を突いた平田がスクールボーイで丸め込むも、カウントは2。MAOのスタナーから、合体式のエビ固め(ほうき星)で丸め込んで3カウントを奪った。

 バックステージでMAOは「EXTREME、絶対俺が獲る。獲らなきゃいけない理由があるんだよ」とベルト獲りを期すも、シャドーボクシングを繰り返し「アイツ、絶対蹴り殺す」とナゾ発言。

 平田は「MAO、オマエは俺を蹴り殺すだのなんだの言ってることだろう。だが本当に蹴り殺してみろ。俺は余裕で蹴り殺されるぞ。たどり着けないからな、後楽園。変な空気になって、後楽園を迎えていいなら、蹴り殺してみろ。俺はいつでも蹴り殺されるから」と平田節全開だった。

【大会名】DDT YOKOHAMA Unlimited Vol.3
【日時】2023年6月3日(土)
【会場】神奈川・横浜ラジアントホール
【観衆】189人(満員)

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
○高鹿佑也 vs 須見和馬●
6分20秒 片エビ固め
※ランニング・エルボーバット

▼第二試合 30分一本勝負
○飯野“セクシー”雄貴&男色“ダンディ”ディーノ vs アントーニオ本多●&瑠希也
8分56秒 クロス・アス・セクシーロック・アス

▼第三試合 30分一本勝負
坂口征夫&○岡谷英樹 vs 岡田佑介&石田有輝●
9分21秒 片エビ固め
※ダブルアーム・スープレックス

▼第四試合 30分一本勝負
○高木三四郎&彰人 vs 上野勇希&夢虹●
9分5秒 テキサス・クローバー・ホールド

▼第五試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
MAO&○駿河メイ vs 大鷲透&平田一喜●
11分49秒 ほうき星

▼第六試合 30分一本勝負
●佐々木大輔 with MJポー vs 小嶋斗偉○
8分25秒 反則勝ち
※イス攻撃

▼セミファイナル 30分一本勝負
○遠藤哲哉&秋山準 vs HARASHIMA&高尾蒼馬●
11分3秒 エビ固め
※バーニングスター・プレス

▼メインイベント スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
○火野裕士&大石真翔 vs 樋口和貞&正田壮史●
14分20秒 キングコングスリーパー

〈写真提供:DDTプロレスリング〉