今年末で閉園する北九州市八幡東区のテーマパーク、スペースワールド(SW)の存続を求める「北九州市のテーマパーク存続及び誘致を願う会」は2日、同区で会合を開き、跡地にイオンモールが子どもや若者が集まる複合型施設の建設を計画していることを評価し、活動休止を決めた。願う会は「修学旅行などの滞在型観光ができなくなる」と存続を求めてきたが、「閉園はもうひっくり返せない」などとして方針を転換した。

 願う会は地元企業や団体の代表者らで構成。会によると、地権者の新日鉄住金から跡地活用の優先交渉先に選ばれたイオンモールが6月、同区の住民代表との協議で「子どもや若者が集まり、働ける場、交流人口増加に寄与するものにしたい」などと計画概要を説明した。2日の会合では出席者から「会の要望をほぼのんでくれた」と評価する声が出たという。

 願う会は月内に北橋健治市長と面会し、滞在型観光の拠点施設となるようイオンモール側に働き掛けることを求めた後、活動を休止する方針。代表の野村広美・福岡ひびき信用金庫理事長は「若い人が全国、世界から集まる施設にしてほしい」と述べた。