CBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!〜朝からP•O•N』で、水曜日に放送されているコーナーが、「あゝ懐かしのスター列伝」。 昭和の時代に大活躍した俳優や歌手などにスポットライトを当て、スターになるまでの道のりや出演した代表的な作品を紹介し、思い出していただく企画です。 2月14日の放送で特集したのは、丹波哲郎さん。テレビドラマ『Gメン'75』(TBS系)などで存在感のある大物俳優として活躍。あの007シリーズにも出演しています。 50代後半以上の方にとっては、こどもの頃に『8時だョ!全員集合』(TBS系)とセットで観ていたという方も多いのではないでしょうか。

     

会社員から俳優へ

丹波さんは1922年(大正11年)7月17日に、東京都で生まれ。
大学在学中に学徒出陣で軍隊に入りましたが終戦を迎え、戦後は大学に復学し1948年(昭和23年)に卒業。

会社勤めをしましたが、俳優になりたいという思いを持ち続けた後、1951年(昭和26年)29歳の時、映画会社の新東宝に入社しました。

翌年映画デビューを果たしますが、俳優としてなかなか芽が出ない状況が続き、1959年(昭和34年)に新東宝を退社し、フリーランスの俳優となりました。

そして、当時フジテレビのディレクターだった五社英雄さんとの出会いが、俳優人生を大きく変えることとなります。
五社さんは、後にフジテレビを退社し、映画『極道の妻たち』などで映画監督として知られることになります。

長年土曜夜のドラマに出演

テレビでの代表作は、1963年(昭和38年)に放送された『三匹の侍』(フジ系)。
そして映画では、同年に上映された『丹下左膳』に出演し、スターとしての地位を確立していきます。

現在74歳のパーソナリティ、多田は「こどもの頃に丹波哲郎と言えば丹下左膳だった」と振り返ります。

さらに1967年(昭和42年)には、日本が舞台となっている『007は二度死ぬ』にも出演しています。

そして、1968年(昭和43年)にテレビドラマ『キイハンター』(TBS系)の主演となり、視聴率が30%を超えるほどの大ヒット。

その後も同じ時間帯で『アイフル大作戦』(TBS系)、『バーディー大作戦』(TBS系)、『Gメン'75』(TBS系)と立て続けに14年にわたって出演し、「土曜夜9時の顔」として定着しました。

霊界のイメージも

90年代に入ると『HOTEL』(TBS系)などのドラマに出演していましたが、俳優のイメージと並行して、死後の世界を語るイメージが強まってきて、バラエティー番組にも出演するようになりました。

自身が書いた『大霊界』シリーズはベストセラーとなり、さらに映画や舞台も手がけ、「あの世とこの世は地続き」「見たんだから仕方がない」といったフレーズとともに話題となりました。

その丹波さんですが、2006年に肺炎のため84歳で亡くなりました。

亡くなる前の年もNHK大河ドラマ『義経』に出演するなど、長く俳優として活躍されていました。
(岡本)