2月12日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、万引きGメンを25年近くにわたり勤め、一昨年発刊された書籍『万引き 犯人像からみえる社会の陰』(青弓社刊)の著者でもある伊東ゆうさんが登場。 今までどのような犯人を捕まえてきたのかや、万引きGメンの仕事内容などについて語りました。 ここではリスナーから届いた万引きの目撃談や、万引きGメンに関する質問のおたよりを取り上げます。

     

万引き犯と間違えられた

「万引きGメン」とは万引きや窃盗行為の監視に限らず、店内で盗撮行為などがないか監視する仕事。店舗の警備担当として勤めていたり、警備会社から派遣されたりと、万引きGメンは警察官が行なっているわけではありません。

店内の巡回中、誤認してしまうこともあるそうです。
リスナーからは「デパートで妹が万引きに間違えられた」とのエピソードが寄せられました。

「妹は『物を盗んでおらず、何も疑われることはしていません。カバンの中を見てください』とハッキリ答えたそうですが、その万引きGメンは『大事になる前に自分から自白して』と繰り返し。

妹は怖くなって泣きながら家に帰ってきて、私と母親がこの話を聞き、『それって万引きGメンを装った変態じゃないのか?』と思いつつ、デパートに電話しました。

この方はデパートが雇っている正真正銘の万引きGメンで、電話口に出てくださった責任者と思しき男性から丁寧にお詫びをいただきました。
こうやって疑われた場合、デパートではどうするのが正解なのでしょうか?」(Aさん)

行き過ぎた捜査?

伊東さんはこのケースについては明らかに誤認で「お金を請求してもいいぐらい」と語りました。

伊東「雇っているのはデパートかもしれないけど、責任を負うのは警備会社、派遣している会社になるので、そこにクレームを入れた方がいいですね」

Aさんの妹さんが「カバンの中を見てください」と言ったのだから、中身を確認すれば良いように思うのですが…。

伊東「見ちゃいけないんですよ。任意性で」

ただし伊東さんは「この問い詰め方は行き過ぎ」だと続けます。

何をすると怪しまれる?

こんなエピソードも寄せられました。

「10年ほど前に娘が初めて化粧品を買うのに、ドラッグストアへ一緒に行きました。たくさんある中で娘は迷いに迷っていました。
初めは一緒に選んでいたのですが、なかなか決められないので、店内をうろうろしていました。

すると女の人がずっとついてくるんです。買い物かごを持って、でも一定の距離を保ってこちらをじっと見ています。
『もしやこれが万引きGメンか?』と思い、楽しくなってずっとうろうろしてました。

その後いなくなったのかなと思いましたが、別の場所からこっちを見ていて退屈はしませんでした。
もちろん万引きはしておらず、紛らわしいことをしてないとは思うのですが、居座る時間が長過ぎたのかなと思います」(Bさん)

北野は後半うろうろされていたことについては「ちょっと紛らわしいことしてるでしょ」とツッコみましたが、伊東さんは「他者を気にしていると思われたために監視したんでしょうね」と推測しました。

どうしても店で同じような場所に長い時間居続けると、疑われる確率は高まるようです。
なお、店の外に出て万引きを疑われた場合、やはりレシートを持っておくことが大事なようです。
(岡本)