「レモネードスタンド」をご存知でしょうか?レモネードはレモンの果汁と甘みを入れた飲み物。スタンドはそれを売っている簡単なお店。 この「レモネードスタンド」がある目標に向けて世界中で拡大しているそうです。 2月13日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!〜朝からP・O・N』では、CBC論説室の後藤克幸特別解説委員がレモネードスタンドについて解説しました。

     

レモネードと小児がん?

世界中に広がっている「レモネードスタンド」では、その売り上げを小児がんの研究や医療費として役立てる運動が行われています。
どのような理由でこうした動きになったのでしょうか?

後藤「この運動の発祥の地はアメリカです。2000年、アメリカの4歳の小児がん患者の女の子が、がんの研究と、同じような病気と闘っている仲間への寄付を集める運動として、自宅の庭先でレモネードを作って売るということを行った。

これを地元のテレビ局が取材をして、これが全米に流れ、大きな共感を呼び、小児がんの研究や治療支援のための社会運動として世界中に広まっていったものです」

レモネードスタンド普及協会

日本でも2016年、社団法人レモネードスタンド普及協会が設立され、レモン果汁メーカーのサポートの上、小児がんの啓発活動を展開しています。
このレモネードスタンド普及協会の活動について、後藤委員が説明します。

後藤「小児がんの治療の現状、患者や家族の現状について、広く社会に知ってもらうための広報活動。がんの治療研究や家族を支援するための寄付を集めるための、レモネードスタンド運動の普及。

『レモネードスタンドをやりたい』という人たちのために、レモン果汁を無償で提供する。そして、売り上げを日本小児がん研究グループという、全国の病院が参加している医学系の団体に寄付することになっています」

多い小児がん

実は日本でも、小児がんは1〜14歳で亡くなる原因の1位となっており、年間およそ2,500人のこどもたちがこの病気で命を落としているのです。

後藤「小児がんの具体的な病名はさまざまですが、多いのが白血病、脳腫瘍、神経芽腫。血液や脳神経のがんが多く、その問題はほとんどが発症する原因がまだ完全には明らかになっていないことです。

だからこそ今後の研究が非常に重要ですし、治療が長引いた時、家族で支え合うためには精神的、経済的な支援が必要ながんです」

医療機関だけでなく、行政、民間企業のサポート、一般市民の理解など幅広い連帯が必要という後藤委員。
レモネードスタンド運動は、社会の理解と支援を広げるために続けられています。

賛同した人はどうすれば?

「レモネードスタンド」は、特に店舗を確保する必要はありません。地域のイベントなどでも活動できます。
レモネードスタンド普及協会のホームページには、スタンドをはじめるための案内が書かれています。

後藤「必要な準備の進め方、保健所の許可の手続き、果汁を無償で提供してもらえるのでその手続き。学校の文化祭、学園祭、地域のお祭りなどのイベントでやりたいという人が多いと言われています」

最後に後藤委員は「関心のある方はこんな企画を立ててはいかがでしょうか?」と呼びかけました。
(みず)