『多田しげおの気分爽快!!〜朝からP•O•N』(CBCラジオ)、毎週木曜日の「愛ちゃんと木村先生」は、加藤愛アナウンサーが、三重大学名誉教授でおさかな博士の木村清志先生から魚に関するあれこれを学ぶコーナーです。 2月22日放送のテーマは「ドジョウ」の生態について。もっとも特徴的なのは、その呼吸方法です。

     

腸で取って肛門から出す

福井や神奈川よりも北にいる「キタドジョウ」、沖縄にいる「ヒョウモンドジョウ」、奄美にいる「シノビドジョウ」、おいしい「アジメドジョウ」などなど、ドジョウにはさまざまな種類があります。

ドジョウは基本的には「えら呼吸」。また皮膚から直接酸素を取り込む「ひふ呼吸」もしています。

えら呼吸とひふ呼吸で十分な酸素の供給がない時に、ドジョウはなんと、腸で酸素をとる「腸呼吸」をするそうです。

水面に出て、空気を口からパクッとお腹の中に取り込み、腸で酸素を取って、残りはおならにように肛門からプッと出す仕組み。

ドジョウの腸呼吸は有名なのだそう。

ちょっと独特な呼吸法

ドジョウを飼育していると、酸素が少なくなって腸呼吸をしている様子を時々見ることができるのだそう。

しかし腸呼吸だけで十分な量の酸素をとることができないため、それだけで呼吸をまかなうことは難しいといいます。

つまり腸呼吸は、えら呼吸とひふ呼吸の酸素供給が少ない時に行われる、補助的な呼吸ということです。

ドジョウが水がなくなった泥の中から出てくることもあるのは、腸呼吸ができるからということです。

多田しげお「だから水からあげても、ドジョウはいつまでも生きてることができるということでもあるんですね」

加藤「他の魚たちに比べて、ちょっと独特というのがドジョウの呼吸ということなんですよね」

昔はポピュラー“だった”魚

「身近」といわれてきたドジョウですが、最近は随分数が減っているそうです。

木村先生「身近“だった”と思います」

加藤「“だった”?過去形ですか?」

最近では、ドジョウはメダカほどはいなくなったといいます。

日本人は昔から広く食用にしていたドジョウ。「どじょうすくい」という踊りもあるほど、ポピュラーな魚です。

中には、ドジョウが神様として神社に祀られているところもあるそう。

木村先生がこどもの時は、家の前にある生活排水が流れる溝にもドジョウが住んでいたそうです。

減ってしまった天然のドジョウ

加藤「えっ?いたんですか?」

木村先生「いたんです。それをよく覚えています」

近所の池で見かけることも多く、よく捕ってきていたそうです。

多田「確かに私のこどもの頃も、おぼろげに近所の田んぼの泥の中にドジョウがいたような覚えがありますね」

童謡の歌詞に登場するほど昔は身近な存在であったドジョウですが、今はその数を減らしています。

多田「確かに、身近からはほとんどドジョウは見かけなくなってしまいましたね」

加藤「自然のドジョウに出会う機会は減ってきているというお話でした」
(minto)