CBCラジオ『北野誠のズバリ』で毎週木曜に放送されているのが、裁判傍聴芸人・阿曽山大噴火の裁判傍聴レポートですが、ここ最近、東京地裁ではあまり裁判は行われていないのだそう。 そこで4月11日の放送では、阿曽山が最近興味を持ったニュースを報告しました。

     

歩くのは健康に良い

「健康のためには、1日1万歩以上歩きましょう」という話をよく聞きますが、4月10日、ナショナルジオグラフィックは「1万歩より少なくても健康に効果がある」と報じました。

とある研究チームがイギリスに住んでいる7万人以上もの人々を対象に、数年間にわたって歩数と健康の関連性を研究。

その結果、1日に9千〜1万歩歩くと死亡リスクが30%減少、心血管疾患のリスクが20%減少することがわかりました。

昔から歩く歩数と、死亡や病気のリスクとの関連性についての研究は数多く行われていて、さらに座る時間が長ければ長いほど心臓病のリスクや死亡リスクが高いという研究結果も多く出ています。

ただ、阿曽山が今回の研究の面白い点として挙げたのが「長く座っている人でも1日に歩く歩数を増やすと、心血管疾患のリスクを打ち消すことができるのか」という点です。

1日1万歩も歩かなくて良い?

「座っている時間が1日に10時間半を超えるとリスクが急激に増える」というデータに基づき、それより長い人と短い人にグループを分け、1日の歩数が2,200歩と少ない人を研究対象としました。

両方のグループで歩数を増やしたところ、どちらもリスクを減らす効果が得られたそうです。
つまり、もともとの座っている時間の長さは関係なくリスクが減らせることが判明しました。

具体的には心血管疾患だと1日4,300歩歩くとリスクが減少し、死亡リスクは座っている時間が長い人だと1日4,100歩で20%下がり、さらに9,000歩では39%まで低下するそうです。

また、6,000歩でも座っている時間が短い人と同じ程度にまでリスクが下げられるそうです。

日本人の平均的な歩数は?

アメリカ人が1日に歩く歩数の平均は4,000歩だそうですが、日本人の成人男性は平均6,793歩、女性は5,832歩。

大都市で生活する人は電車の乗り換えで意外と歩いていますが、車の移動が多い地方在住の人はそれより歩数が少ない可能性もあります。

それでもアメリカ人の平均より多いですから、これが日本人の長寿の秘訣なのでしょうか。

ちなみによく「1日1万歩歩いた方が良い」と言われるのは、かつてハーバード大学の教授が発表した研究結果ですが、これは1960年(昭和35年)とかなり昔のものです。

また、日本では1965年(昭和40年)に初めて一般向けに歩数を計測する機器が発売されましたが、その名前は「万歩計」。

このネーミングによって「1日1万歩以上歩くのが健康」というイメージが強まったかもしれません。

これならできそう

また「健康のためには毎日歩いた方が良い」という話もよく聞きますが、この研究では週ごとの歩数に注目すれば良く、平日は少なくても土日に集中して歩いても効果はあるそうです。

また、少しでも歩数を増やすと効果はあるようで、1日に1,000歩増やすだけでも、その後の4〜6年にわたって心血管疾患や死亡リスクは減るそうです。

駐車場の中であえて遠い場所に車を止めたり、エレベーターの代わりに数階分だけ階段を使ったりして、10分程度歩く時間を増やすだけでも効果があるそうです。

「毎日1日1万歩を続けよう」というと実現不可能なように感じる人も、「今より1,000歩増やすと良い。毎日でなくても1週間単位で実現できれば良い」と言われたら、ハードルが下がってできそうな感じがしますね。
(岡本)