弁護士ドットコムニュースの記事によれば、最近「笑福亭鶴瓶選手の生放送中の発言で日本銀行が提訴」「日本銀行が生放送での発言により宮崎駿さんを提訴」などといった捏造記事が、昨年から横行しているとのことです。 こうした偽ニュースは大手新聞社の配信記事に見せかけた形でSNSで広がっていて、著名人や有名人の写真などを勝手に使用した上で他のサイトに誘導し、投資詐欺を行っているそうです。 CBCラジオで2月24日に放送された『北野誠のズバリサタデー』では、詐欺に詳しいパーソナリティの北野誠と大川興業総裁・大川豊、そして加藤由香アナウンサーが、この記事を深掘りしました。

     

生放送中に問題発言!?

鶴瓶さんが勝手に名前を使われた記事の内容ですが、鶴瓶さんがテレビのトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にゲスト出演し、司会の黒柳徹子さんに投資で儲ける方法を生放送でうっかり明かしたため、日銀が提訴したというもの。

記事では笑福亭鶴瓶「選手」がスマホを取り出し、「これ言うたらアカンけどなあ、これをやるとアホらしいぐらい金が儲かるんですわ」と語り、黒柳さんが「本当だ!20分でこんなにお金が増えてる」と答えたと、偽記事上で伝えています。

笑福亭鶴瓶「選手」という表現、『徹子の部屋』は基本的に生放送ではない、金融庁ではなく日銀が提訴するなど、ツッコミどころは満載です。

ちなみにこのニュースは鶴瓶さん本人にも伝わり、ラジオ番組で完全否定したそうです。

そっくりの記事に惑わされる

他にもエコノミストの森永卓郎さんが勝手に写真と名前を使われ、投資に関する講演会を開いているように見せかけ、投資グループへの入会を誘う広告がSNSに挙がりました。
芸能人の名前以上に、著名なエコノミストの場合はより信憑性が高まってしまうかもしれません。

さらに実際のニュースサイトのデザイン、ニュース番組をそっくりに再現するなど、本物と思い込ませる手口が生まれています。

こうした広告掲載に利用されたSNS(Facebook)を運営するMeta社は、広告に対して審査を行っていると表明していますが…。

北野「たぶん自動のAIで(チェックしている)。ヘイトとかアダルト画像は弾いてると思うんですけど、著名人が名前を使ってるこの会社はどうかっていうのは、人工知能では判断できないでしょうね。でもちょっと調べたらわかるやんけ!と思うねん」

どこに訴えたらいいのか

タレントの所属事務所も訴えたいところですが、本体がハッキリしない、首謀者が外国にいると対応しづらいなどといったこともあるようです。

AIで架空の映像や動画が作りやすくなった今、本物と偽物の区別はつきにくい時代。
「有名人の誰々がこう言っている」という内容の記事は、まず怪しいと疑った方が良さそうです。

また、森永さんは現在闘病中です。
偽記事では「最後の投資はこれに賭けている」といった、失礼にも程がある表現が捏造されたことに、怒りを覚える北野でした。
(岡本)