現在沖縄県北谷町でキャンプ中の中日ドラゴンズ。 2月8日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、OBの彦野利勝さんが、キャンプ第1クールの4日間を見た感想を語りました。 現時点で、彦野さんが注目する選手は誰でしょうか?

     

半歩前を行く選手

「まず平等に見ていくんですけど、その中で目についたのが福永だったんです」

セカンド、ショートが固まっていない内野争いで「バッティングだけなら福永選手が抜けている」という彦野さん。

昨年は開幕戦から二塁でスタートした福永選手、7月に調子を落として二軍落ちしますが、9月には一軍復帰しました。
彦野さんは「97試合に出場したということが自信になっているのかもしれない」と推測します。

「私が見たのはあくまでも第1クールだけ。まだまだ競争はこれからです。ただ、今の時点では半歩前に出てるのかなと思っています」

ポジションを掴むには?

内野のポジション争いには龍空選手、田中幹也選手、高橋周平選手、石川昂弥選手らの名も挙がります。
第2クールからは実戦形式の練習に入っていくとのこと。

「おそらくバッティングの内容を見ると思うんですよ」

昨年までのドラゴンズは、ある程度ヒットが出ても得点に繋がらないことが多々ありました。そこで重要なのが状況判断だといいます。

「例えば進塁打のサインなんかなくても、進塁打のバッティングができているか?そういう場面で、選手たちがどう考えながらやっていくかを見るんじゃないかと思います」

ルーキーは緊張気味?

怪我から復帰した田中幹也選手について「143試合は厳しい」と予想する彦野さんですが…

「今年は他にも選手がたくさんいるので、うまく替えながら使っていければいい。守備を見てると上手いですもんね」

田中選手の守備については評価は高いようです。昨年は立浪監督からも「あれ、ええよ」と言う言葉がありました。

昨年のドラフト1位・草加勝投手(亜細亜大学)、2位・津田啓史選手(三菱重工East)、3位・辻本倫太郎選手(仙台大学)のルーキーについてはどうでしょう?

「高校生じゃないので、もうちょっと余裕があるのかなという目で見てたんですが、いっぱいいっぱいに見えましたね」

続けて「見学者が大勢いて力んでいるのかもしれない」とフォローします。

二人の大砲

注目の中田翔選手についてはどうでしょうか?

「特別言うことはないですよ。あれ以上でも、あれ以下でもないです」

実績と経験のある中田選手に対しては「元気に怪我なくやれていればそれでいい」と信頼する彦野さん。

一方で中田選手と一緒にバッティングをしていたビシエド選手には「元気がなさそうだった」と語ります。

「今の流れからいくとメインは中田翔じゃないですか。そっちの方が雰囲気としてはいいような気がします。ただ、それを黙って見ているビシエドではないと思います」

この人に注目

彦野さんの声が一段トーンが上がったのはこの選手。

「それより上林選手はすごいと思いましたよ!」

トスを上げてもらって外野に打つロングティーという練習では、誰よりも遠くに飛ばしていたという上林誠知選手。

「奥のネットの中段ぐらいまで行ってましたからね。現場を知らないと『何言ってんだろう』という感じでしょうけど、スタンドに入れるのもキツイ。さらに10メートル先に行ってましたからね!」

上林の打撃について興奮気味に語ります。

バッティング改善中?

上林選手について「バッティングの試行錯誤中ではないか」と推測する彦野さん。

ソフトバンク時代からリストの強いバッティングをする上林選手。そのため手首に頼りすぎる部分もあるそうです。
「今はその改善に取り組んでいる」というのが彦野さんの見立て。

今までは手首と肘の加速力でバットヘッドを走らせて、強くドライブをかけたような打球が目立っていたそうですが、現在は運ぶような打ち方になっているそうです。

「ものすごくそこを意識しながら奇麗なスイングしてるんですよ。横から見てると美しいですよ!非常に楽しみにしてます」

再び声を弾ませる彦野さんでした。
(尾関)