元中日ドラゴンズ選手で野球解説者の彦野利勝さんが、2月15日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)に出演しました。 話題となったのは、ドラゴンズの細川成也選手の活躍予想。 昨年5月27日の横浜DeNAベイスターズ戦(バンテリンドーム)で、2本塁打を放った細川選手ですが、彦野さんはどう見ているのでしょう?

     

2本塁打を回想

この試合のラジオ中継で、解説を担当したのは彦野さんでした。

彦野「ライトに打ちましたよね。それを鮮明に覚えています」

中日の先発は松葉貴大投手、DeNAの先発はトレバー・バウアー投手。
DeNAが1回の表に牧秀悟選手の2点タイムリーヒットで先制。直後の1回裏、中日は細川選手が1本目のホームランを打ちました。


2点を失った松葉投手はその後復調し、見事なピッチングでゼロを重ねていきました。
そして細川選手は6回裏にも2本目のホームランを放ち、中日は2対2の同点に追いつきました。


7回に福敬登投手、8回に祖父江大輔投手、9回はライデル・マルティネス投手の継投で、9回裏、村松開人選手のタイムリーで3対2と逆転サヨナラ勝ちという試合でした。

ひと目でわかるホームラン

まずは1回にいきなり飛び出した1本目のホームラン。
この日3番を打っていた細川選手、バウアー投手から打った当時の実況を聞いてみました。


実況「スリーワンから5球目投げました。大きな当たりがレフトへ。レフトはもう見送っている。入ったホームラン。細川、ホームラン。第4号。2点を追いかける1回の裏のドラゴンズの攻撃。2アウトから3番の細川の一発が飛び出しました。いまホームイン」

終始、歓声が上がり、興奮が伝わってきました。

バウアー投手は2020年にサイ・ヤング賞を受賞しています。この賞は日本における沢村賞のようなもので、一番優秀なピッチャーに贈られる賞です。メジャーでは5度の二桁勝利を挙げています。

パワーで持って行った

彦野さんの印象に残っているのは2本目に打ったライトへの一撃。
1点リードで迎えた6回裏、1アウト・ランナーなしで打席に入った細川選手のバッティングを当時の中継で振り返りました。


実況「1ボールから2球目投げました。打ちました。逆方向へ大きな当たり。ライトの関根(大気)が追う。ライトの関根が追う。追って、追ってスタンドに入った!ホームラン!細川、今日2本目は同点に追いつく第5号ソロホームラン」

ライトスタンド、ギリギリ最前列に飛び込むソロホームランでした。

彦野「たぶん2本目は本人、入ると思ってなかった。そんなにいい当たりじゃなかったですもん。だけど、スイングスピード、パワーで入ったわけです。それも自信になってると思います」

この試合で覚醒?

この日の細川選手はバウアー投手から、1打席目にレフトにホームラン。2打席目はライトにヒット。3打席目は、ライトにホームラン。
バウアー投手からは3打数3安打でした。


ちなみにピッチャーが代わった8回にはライトに二塁打を打って、この日、4打数4安打としました。ホームラン2本の2打点と大活躍でした。

彦野「本人にとったら、この試合がいい方向に向いた分岐点になってるかもしれないですよね。これだけ良いピッチャーからね2本のホームランを含めて4本打てたんですから。逆方向にも打ててますし」

開幕から2ヶ月経った5月27日時点で4号、5号。細川選手は昨シーズン、最終的に24本のホームランを打っています。

今年は打点が伸びる?

彦野「初めてのレギュラーとして迎えたシーズンですから、当たり前のように波がある。その波が、今シーズンは少なくなればいいんですよ」

波はなくなることはないそうです。さらに今シーズンは相手ピッチャーの攻め方が厳しくなることが考えられます。

彦野「これは私も経験してますけど、簡単に打たせてくれないですよ。でも力を付けていって、なんとか波を減らしていくと、そんなに打率が落ち込むこともないでしょう。広角にホームランが打てるバッターは絶対に数字が伸びますから」

彦野さんは、今シーズン30本のホームランを期待します。
今シーズンの細川選手の打順は中田翔選手の前後になるはず。

彦野「もしかしたら打点も増えるかも知れません。中田選手を歩かせて細川選手と勝負となって、ここでボンと打てば昨シーズン以上の打点も稼げると思います」

今年の細川選手はさらに期待できそうです。 
(尾関)