各Jリーグチームのゴール裏には、チャント(応援歌)など選手を鼓舞するために声を張り上げて応援する「コールリーダー」と呼ばれる人がいます。 2月15日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、名古屋グランパスのコールリーダーを務めるShingoさんに、コールリーダーの役割などを尋ねました。

     

サポーターのまとめ役

ULTRAS NAGOYAというグランパスの応援グループの一員であるShingoさん。

Shingo「ULTRASっていうのは、精神的な部分というか、気持ちの部分を表現したくて。そこに集まる人たちの象徴としてULTRAS NAGOYAだと思ってもらえれば。いつでも誰でも、応援したい思いがあればウエルカム」

城所「要は、ゴール裏で一緒に応援する仲間イコール、ULTRAS NAGOYAってことですね」

「最初は入りづらいと思うかもしれませんが、気軽に来てほしい」と話すShingoさんは、コールリーダーとしてチャント(応援歌)を歌う他、ドラムを叩くなど、応援の音頭を取る役割を担っています。

担当するようになったのは、2002年の日韓ワールドカップの年から。コールリーダー歴は22年です。
思わず「私がサッカー好きじゃなかった頃だ…」と漏らした城所。

ちなみに「ガッツポーズお姉さん」としてサポーターに知られる城所は1998年生まれで、日韓ワールドカップの頃はまだ4歳。
このことに。今度はShingoさんが絶句してしまいました。

ネット掲示板での批判

コールリーダーを始めたのは、ピクシー(ストイコビッチ元選手・元グランパス監督)が引退した頃。
前任者が辞めることになり「誰でもいいならやります!」と手を挙げたから。ただし、最初は反感も多かったといいます。

Shingo「今でこそ、いろんな人たちと話ができるようになって仲良くしてますけど。当時は若かったから、何か言われると突っかかったりしてた。徐々にサポートしてくれる人も増えていったけど、あの頃は試合に負けたら俺のせいにされてた」

今でこそSNSの時代ですが、当時のネットは掲示板が全盛期。
グランパスの掲示板では、試合に負けると「あの若いコールリーダー(Shingoさん)をやめさせろ。あんな奴に上から目線であれこれ言われたくありません」といった書き込みをたくさんされたそうです。

城所「昔から、そういう批判的なところって今とは違う形であったんですね」

それでも、徐々に掲示板内で「Shingoさんは頑張っている、じゃあ代わりをあなたはできるんですか?」といった擁護も増えていき、コールリーダーとして認められていったとのこと。

応援歌はどうやって作られる?

個別選手のチャントだけでなく、応援歌なども作ることが多いShingoさん。こうした楽曲はどのように作っているのでしょうか?

Shingo「本当に曲から作ることもあるけど、もともとある有名な曲とかを使うこともある。歌を考える仲間とグループLINEでやり取りしたり、集まって話し合ったりします。

話し合う時用に普段からいいなって思う曲があるとストックしておくようにしている。いいメロディを思いついたら、ボイスメモに入れておくとか」

ボイスメモに鼻歌が大量に録音されているという話を聞いて驚く城所。
選手の鼓舞には適切な応援が必要ですが、そうした楽曲をどうやって選ぶのでしょう?

Shingo「今ある曲は似通っているものもあるけど、基本的にどういう言葉でどういう思いがあって、どういう時間に歌って、どういう気持ちだからこの曲を歌っているんだなってわかるものが多い。試合中にチョイスしやすい曲を作ってることも多い」

長い時間をかけて選手のチャントや応援がサポーターに浸透していき、試合の中でここぞというタイミングで繰り出すShingoさん。

城所は「絶妙なところで適切な応援歌を繰り出してくる度に、応援に熱が入ったり、興奮することも多い」と語りました。
(葉月智世)