<卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズン 2月19日(金)アリーナ立川立飛>

卓球Tリーグ女子では19日、1位の木下アビエル神奈川(以下、KA神奈川)と2位の日本生命レッドエルフ(以下、日本生命)のプレーオフファイナルで対戦する両チームが相まみえた。結果は、KA神奈川がマッチカウント4-0で、主力選手を欠く日本生命を下した。

KA神奈川が4-0の圧勝

今回の試合では、日本生命は主力の早田ひな、平野美宇、前田美優の3選手がベンチ外と若手中心のオーダーとなった。一方のKA神奈川もエースの石川佳純を温存したメンバー構成に。

KA神奈川は今季の主力であった、長﨑美柚/浜本由惟ペア、木原美悠、長﨑美柚で第3マッチまでを3連勝し、勝利を決めた。

木原美悠
写真:木原美悠(木下アビエル神奈川)/提供:©T.LEAGUE

続く第4マッチには専修大学3年生の21歳・木村香純が登場した。

木村は、出場機会こそ少ないものの今季のTリーグでトップクラスの成長を遂げた選手だ。開幕戦で早田、続いてシャン・シャオナ(日本ペイントマレッツ)ら格上の海外選手にも勝利し、直近では平野も下しているニューヒロイン。

木村香純
写真:木村香純/撮影:ラリーズ編集部

今回は16歳の赤江夏星(日本生命レッドエルフ)を相手に、完璧な試合運びでゲームカウント3-0の完勝を収め、今季6勝目(3敗)を手にした。

劉燕軍監督(木下アビエル神奈川)は「木村はパワーもスピードもある。ただ、彼女は試合の経験がまだ足りていなかった。たくさん試合に出て、経験を積んで、良い成績を出せている」と目を細めた。

「堂々と戦おうという気持ちで試合ができた」

木村香純
写真:木村香純(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部

試合後、報道陣へのオンライン取材に応じた木村は、質問にしばらく無言。どうしたのかと思えば「すみません、ちょっと緊張しちゃって(笑)」と試合中の堂々とした態度から一変、取材対応での緊張に苦笑い。

試合については「Tリーグでは久々の試合ですごく緊張した。とりあえず向かっていって、勝つことができてすごく良かった。相手の赤江選手は年下だったが、プレースタイルだったり強さや威力だったりは上の選手だと思っている。年下でも相手は上だと思って、堂々と戦おうという気持ちで試合ができたのが良かった」と安堵の表情で振り返った。

その他の質問については以下の通り。

木村香純(木下アビエル神奈川)、試合後のコメント

木村香純
写真:木村香純/撮影:田口沙織

試合間隔が空いたがどのように過ごしていたか

試合に近い練習を意識して、ずっと今までやってきた。その成果が出たので良い準備になったと思う。レシーブやサーブの細かい技術をしてからオール対オールなどそういう練習をやりこみました。

劉監督が練習メニューを組んで考えてくれている。そのメニューをやりこむという感じです。

ファイナルに向けて

初めて(Tリーグに)参戦したので、ファイナルのイメージはすごいところで緊張する場面だなというイメージしかない。その雰囲気に自分のプレーが持っていかれないように自分の卓球をしようという気持ちです。

ファイナルに向けて熾烈な試合メンバー争いもあるが

自分が試合で目立つことが一番良いと思っている。勝つことに集中してこれからも試合を頑張っていこうと思います。

Tリーグで成長した部分

相手のレベルが高い。こんなにレベルの高い選手と連続で試合する機会がなかった。誰に対しても気持ちをぶらさずに戦うという気持ちの面で変化があった。気持ちが変わったのでプレースタイルも変わってきた。

気持ちとプレースタイルの変化を具体的に言うと?

今までのプレースタイルは攻めたら攻めっぱなし。守ったら守りっぱなし。最近は勝つため、点数を取るために、守る、攻めるを状況に合わせて変えることができている。

木下アビエル神奈川 4-0 日本生命レッドエルフ

〇長﨑美柚/浜本由惟 2-0 赤江夏星/由本楓羽
11-4/11-8

〇木原美悠 3-2 麻生麗名
8-11/10-11/11-8/11-10/11-6

〇長﨑美柚 3-1 森さくら
11-5/6-11/11-7/11-7

〇木村香純 3-0 赤江夏星
11-6/11-6/11-2

文:ラリーズ編集部