<卓球 ビッグトーナメント 4月19日〜4月22日 熊本県立総合体育館>

4月19日から熊本の地にて、日本卓球リーグが主催するビッグトーナメントが行われる。昨年度は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、今年度で30回目を迎える本大会は、世界選手権代表選手が参戦し、熱戦が予想される。

ビッグトーナメントとは

平野友樹
写真:平野友樹(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部

ビッグトーナメントは日本卓球リーグ実業団連盟が主催する大会の1つで、男女シングルスと男女ダブルスが行われる。全試合5ゲームマッチで行われるが、日本卓球リーグ独自ルールで5ゲーム目は6-6から始まる。

また、今大会女子シングルスには世界選手権釜山大会代表選手が特別招待され、スーパーシードとしてベスト8から参戦することとなった。今大会で男女シングルスベスト8、男女ダブルスベスト4に入ると全日本選手権への推薦枠を獲得でき、それとは別に男女それぞれ8名が海外遠征の対象選手に選ばれる。

新型コロナウイルス感染防止策として、無観客試合として開催され、事前のPCR検査などが徹底される。無観客開催ではあるが、ラボライブによるインターネットライブ配信が実施される。

男子シングルス見どころ

笠原弘光
写真:笠原弘光(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部

前回大会準優勝の笠原弘光(シチズン時計)は第1ステージの第9シードで登場する。水谷隼と同世代の“水谷世代”で、31歳ながらいまだ日本トップクラスの実力を誇っている。

両ハンドともに安定して威力のあるドライブを放つことができるため、プレーにおいて欠点が少ない選手であり、今大会の優勝候補の1人に挙げられる。前回大会よりも上の優勝の座へ進むことはできるのか。

小西海偉
写真:小西(吉田)海偉(東京アート)/撮影:ラリーズ編集部

小西(旧姓:吉田)海偉(東京アート)もまた、今大会優勝候補の1人である。右ペンの攻撃型で、裏面を使わないスタイルで今も尚全日本選手権でランク入りしている。2010年に同じく卓球選手であった小西杏さんと結婚し、今大会は小西海偉として登録されている。

強烈なフォアハンドドライブと俊敏なフットワークを武器に、表彰台に上がることができるのか、こちらも注目だ。

女子シングルス見どころ

写真:石川佳純(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部
写真:石川佳純(全農/木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルス第2ステージのスーパーシードにして、第1シードを獲得したのは石川佳純(全農)だ。世界卓球代表として、今大会に特別招待されている。2021年の全日本選手権では決勝で伊藤美誠(スターツ)に勝利して女王に返り咲いている。

先日のWTTコンテンダードーハでは、平野美宇(日本生命)とのダブルスで優勝を果たすなど調子を上げてきている。第1シードの貫録を見せつけて優勝することができるか。また、東京五輪や世界選手権に向けて実力を高めることができるのか。

佐藤瞳
写真:佐藤瞳(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルスもう1人のスーパーシードで第2シードに登録されたのは、同じく世界卓球代表で特別招待されたカットマンの佐藤瞳(ミキハウス)だ。世界ランキングは18位(2021年4月時点)で、カットマンの中では世界最高位である。

2021年の全日本選手権女子シングルスでもベスト8に入る日本最強のカットマンが、今大会でその実力を発揮して優勝を掴みとることができるのか、こちらも目が離せない。

写真:平真由香(昭和電工マテリアルズ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:平真由香(昭和電工マテリアルズ)/撮影:ラリーズ編集部

また、2019年大会優勝の宋恵佳(中国電力)や現役復帰を果たした有延優希(サンリツ)、全日本選手権でランク入りした平真由香(昭和電工マテリアルズ)らの活躍にも注目だ。

男子ダブルス見どころ

写真:江藤慧と松下大星(ともにクローバー歯科カスピッズ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:江藤慧と松下大星(クローバー歯科カスピッズ)/撮影:ラリーズ編集部

35組のペアが出場する男子ダブルスの注目株は、江藤慧/松下大星(クローバー歯科カスピッズ)ペアだ。江藤は右シェーク裏裏の攻撃型、松下は角ペンでありながら裏面でバックハンドを振る右ペンの攻撃型だ。

2020年の全日本選手権男子ダブルスではベスト4に入り、着々と日本トップレベルの実力をつけてきている。関西を代表するダブルスとなりつつあるこのペアが、今大会で優勝を飾り、さらなる高みを目指すことができるのか注目だ。

女子ダブルス見どころ

鈴木李茄/山本笙子ペア(トップおとめピンポンズ名古屋)
写真:鈴木李茄/山本笙子ペア(写真はトップおとめピンポンズ名古屋でプレー時)/提供:©T.LEAGUE

男子ダブルスよりも少ない30組のペアで優勝を争う女子ダブルス。注目されるのは、鈴木李茄/山本笙子(昭和電工マテリアルズ)ペアだ。Tリーグのサードシーズンではトップおとめピンポンズ名古屋のメンバーとして活躍していた2人が、今度は同じ実業団から参戦する。

鈴木は左シェーク、山本は右シェークの攻撃型で、ダブルスとして相性がいい左と右のペアである。Tリーグでも勝ち越しているペアが、今大会で優勝杯を手にすることができるのか期待が高まる。

文:ラリーズ編集部