右利きとの対戦で一番受けることが多いのがバックに来る順横回転のサーブです。このサーブをうまくストップできるかで試合そのものが決まると言っても過言ではありません。

「これができると試合が変わる!脱中級者講座(神戸TCスタジオ・吉田和也コーチ)」の第12回では、順横回転に対するバックストップのコツと練習法を、神戸TCスタジオの吉田和也さんの技術指導を通して詳しく見てみましょう。

吉田和也
【吉田和也(よしだ かずや)】近畿大学附属福山高校から近畿大学を経て、現在は神戸TCスタジオのオーナーを務める。インターハイや全日本選手権、国体代表の経験も持ち、関西の強豪・近畿大では、関西学生選手権ダブルス優勝を果たす。社会人になってからも全日本選手権ミックスダブルスベスト16、全日本クラブ選手権団体2位など、全国でも実績を残している。右シェーク裏裏。変化のわかりづらい“七色の”巻き込みサービスが武器。(写真提供:本人)

ポイントは回転の向きに合わせること

吉田和也(以下、吉田):今回は順横回転に対するバックストップのやり方を解説していきます。

ポイントはボールの回転に合わせてやることです。

順横回転では上から見て時計回りにボールが回転しています。その回転の向きに対して自分も同じ回転をかけてやるレシーブを順回転レシーブと言います。

ボールに順回転で触ってあげると、ラバーに対するボールの反発が小さくなり、その結果レシーブが長くなってしまうことが少なくなります。

実際の練習動画 1:16~

ラケットの角度に注意

吉田:このバックストップをするときに気を付けてほしいのは、ラケットの角度です。

順横回転サーブはただ当てるだけで相手のバック側に飛んでいきます。そのため、まず角度を相手のフォア側に向けます。

角度を相手のフォア側に向けます

そうすると、バック側へのオーバーミスの可能性が減ります。その上で、順回転で触ってあげるとうまくストップが止まります。

また、このストップをするときは打点も早目の方がやりやすいです。

実際の練習動画 1:58~

切りたいときは、ラケットを握る

吉田:まずは短さ最優先でやってみてください。ラケットの角度に気を付けて順回転で触るだけで、とりあえず短く止まります。

安定して短く止められるようになって回転を掛けたい人は次に、スイングして切るのではなく、ラケットを握る力で切る、というのをやってみてください。

このとき、その場で握るのではなく、順回転で触りに行く動きのながれで握って力を入れるくらいの感じでやるとよいです。

実際の練習動画 3:36~

逆回転で触った場合

吉田:回転に逆らって、逆回転で触った場合にどうなるか説明します。

逆回転でレシーブをすると、ラケットに当たった瞬間に反発して、勢いよく跳ね返る感じがわかると思います。

ツッツキの時はよいですが、ストップで短く止めるときには2バウンドギリギリのなってしまったり、試合では出てしまったりする可能性が高くなります。

この両方の触り方の違いと特徴を知っておくとよいと思います。

相手のサーブの回転量が増えてくると、逆回転で触ったときの反発も強くなってレシーブミスも増えやすくなります。

そのためどっちも練習して使える準備はしておきましょう。

実際の練習動画 5:42~

文:吉田和也コーチのYouTube 神戸TCチャンネルより