強い回転のかかったサーブよりも意外とレシーブしにくいのがナックルのロングサーブです。

「これができると試合が変わる!脱中級者講座(瀬能クラブ・瀬能吉紘コーチ)」の第12回では、ナックルのロングサーブに対するレシーブのコツと練習法を、瀬能クラブの瀬能吉紘さんの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。

瀬能吉紘
【瀬能吉紘(せのう よしひろ)】滝川第二高等学校から京都産業大学を経て、現在は瀬能クラブのオーナーを務める。インターハイでは団体5位、シングルス3回戦の経験を持つ。関西の強豪・京都産業大学では関西学生リーグ最多勝や、関西学生卓球選手権ではシングルス3位、ダブルス優勝などの実績を残している。社会人になってからも全日本選手権シングルス、ダブルス、ミックス出場など全国で活躍している。(写真提供:本人)

バックでレシーブする際のスイング

瀬能吉紘(以下、瀬能):今回はナックルのロングサーブに対するレシーブについて解説します。

ナックルのロングサーブをバックでレシーブするときに一番多いミスはネットに落としてしまうことです。そのため、通常のレシーブよりも少し持ち上げながらレシーブをするのが基本です。

ナックルのロングサーブに対してバックドライブで対応しようとすると難しいため、初中級者の方は通常のバックハンドよりも少し面を立てて、上方向にスイングするだけでよいと思います。

また、常に体の正面で打球できるように足を動かすことが大切です。

実際の練習動画 1:48~

ツッツキでのレシーブ

瀬能:ナックルのロングサーブにに対してはツッツキでレシーブをすることもできます。

しかし、回転の無いナックルに対していつもの角度でツッツキすると浮いてしまいます。そこで、当たる瞬間にラケットを上から下に短くスイングし、回転をかけてやるようにレシーブするとよいでしょう。

相手のサーブがナックルだと完全にわかっている状況なら、打点はバウンド直後をねらって打つと低く返球することができます。

ナックルかどうかわからない時は、打点は遅らせて頂点から落ちてきたところを打球して確実に返球できるようにしましょう。

実際の練習動画 3:04~

打球点と身体の距離

瀬能:ナックルのロングサーブをレシーブする際に注意してほしいのは、打球点と身体との距離です。

打球点が身体から遠すぎても、逆に近すぎてもミスの原因となってしまいます。そのため、ナックルのロングサーブをレシーブするときには毎回、身体からの距離が一番ちょうどいい打球点で打つように気をつけましょう

実際の練習動画 4:24~

フォアでレシーブする際のポイント

瀬能:ナックルのロングサーブをフォアで回り込んでレシーブをする際は、ラケットの角度をいつもより立てて上方向にスイングするようにします。

また、フォアでレシーブをするときには、いつもよりも引き付けて体の横くらいで打球するときれいな弧線を描いて飛んでいきミスが減ると思います。

これらのことを意識してナックルのロングサーブに対するレシーブをマスターしましょう。

実際の練習動画 7:05~

文:瀬能吉紘コーチのYouTube 瀬能卓球チャンネルより