卓球の基本となる、下回転とナックルサービスの使い分けについての解説です。これらのサービスは横回転が入らず、3球目攻撃を仕掛けやすいため試合で使い分けられると大きな武器となります。

「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第19回では、下回転サービスとナックルサービスのコツと練習法を、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。

加藤拓也
【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフト、バック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。‬(写真提供:本人)

下回転とナックルの使い分け

加藤:今回は下回転サービスとナックルサービスを分かりにくく出すポイントについて解説していきたいと思います。表ソフト、裏ソフト、ペンホルダー、シェーク全てにおいて使える技術であるので、是非とも最後までご覧ください!

これらのサービスを使い分けられると3球目攻撃に繋げやすい展開を作ることができるので、是非とも覚えていただきたいです。

ポイント① ボールの飛ばし方を揃える

加藤:分かりにくく出すためにまず大事なのは「ボールの飛ばし方を揃える」ことです。下回転はふんわり、ナックルは直線的に飛ぶと相手から分かりやすいサービスになってしまいます。そのため、まずはボールの飛ばし方を揃えることを意識しましょう。わかりにくくするには「下にたたきつける」イメージで下回転とナックルを出しましょう。

実際のお手本動画 1:46~

ポイント② ラケットの当てる位置を意識する

加藤:ポイントの2つ目は「ラケットの当てる位置を意識する」ことです。画像のように下回転は先端寄り、ナックルは根本寄りに当てることを意識しましょう。

下回転サービスを当てる位置

下回転の当てる位置
写真:下回転サービスを当てる位置(写真提供:本人)

ナックルサービスを当てる位置

ナックルを当てる位置
写真:ナックルサービスを当てる位置(写真提供:本人)

実際のお手本動画 2:42~

ポイント③ フェイクモーションを同じ形にする

加藤:下回転とナックルでモーションが異なってしまうと、相手からわかりやすいサービスになってしまうため、フェイクモーションを揃えることが大事です。下回転もナックルも打った後にラケットを上げても下げても横に動かしても、何でもいいので同じ形にすることが分かりにくくするポイントとなります。

実際のお手本動画 3:51~

下回転とナックルサービスの実践

加藤:解説した3つのポイントをまとめて意識してサービスを出してみましょう。視点を変えてもう一度サービスを出していきたいと思います。

実際のお手本動画 4:14~

サービスを出すうえで大切なこと

加藤:このサービスでサービスエースを狙うつもりはありません。小さな変化でレシーブが甘くなったところを3球目攻撃するのを狙っています。サービスエースを狙うと、変に力が入ってしまって台からサービスが出てしまうことがあります。大事なことは回転量ではなく、わかりにくさです。まずは振り方を揃えて分かりにくいサービスを覚えてから回転量を上げるようにしましょう。

まとめ

加藤:今回は、下回転とナックルを分かりにくく出すポイントについて解説しました。大切なことはサービスから3球目攻撃までをセットにして考えてもらうことです。サービスエースを取ることよりもこのサービスでチャンスを作って3球目攻撃を仕掛けるためにこのサービスを使ってもらえると、より効果的になります。

文:加藤拓也コーチのYouTube KATO卓ちゃんねるより