【卵はいつから大丈夫?】

離乳食を始める上で気を付けて欲しいのが「アレルギー」です。小児期のアレルギーの原因として多いと言われているのが卵なので、特に注意が必要です。(※1)

卵は卵黄と卵白に分けられます。特に卵白にアレルギーの原因となるタンパク質が含まれているので、アレルギーが起こりにくい卵黄から始めるようにしましょう。卵黄を始める目安は、豆腐や白身魚などのタンパク質に慣れてくる7,8ヵ月頃(離乳食を始めて2ヶ月くらい)です。(※2) 卵黄でもアレルギー反応がある場合があるので、必ず極少量から始めましょう。

【卵を食べさせる時の進め方】

まず、卵黄を食べさせる時は固ゆでにした卵を使用します。生卵を割って分けた場合、卵白が混ざってしまうため、必ず固ゆでにした卵から卵黄部分を分けるようにします。他の食材とは違い、小さじ1杯からではなく耳かき1杯程度の少量から始めます。アレルギー反応がなければ少しずつ量を増やしていき、最大でも卵黄1個分にします。(※2)

卵黄になれたら卵白も始めることができます。卵黄に慣れてすぐではなく、できれば1ヵ月以上経ってから始めるのがおすすめです。卵白を始める時には全卵を使用します。しっかりと火を通すようにしましょう。

全卵も初めは耳かき1杯程度からにします。離乳食完了の頃でも全卵2/3個までにしましょう。(※2)
卵黄が大丈夫でも卵白でアレルギー反応が出る子も多くいます。全卵をあげ始める時には、食べさせる時間に注意し、食べた後の経過も気を付けてみてあげるようにしてくださいね。

【卵を使ったおすすめ離乳食レシピ】

卵は栄養価の高いタンパク源で、他の食材とも組み合わせしやすいので離乳食のレパートリーが増えます。ごはんに混ぜたり、シンプルなスクランブルエッグにするだけでなく、フレンチトーストやプリンなど大人と同じようなメニューも作れるようになりますよ。

卵黄のみの時期は固ゆででパサつきがちなのでおかゆに混ぜたり、スープにしたり、とろみのあるものと一緒にあげることで食べやすくなります。

アレルギーが出ると不安になってしまいますが、卵アレルギーを発症する赤ちゃんは多くいます。成長と共に治ることも多いので、医師と相談しながら上手にアレルギーと付き合っていきましょう。

(テキスト: 管理栄養士 上野 知佐)

(※1) 「厚生労働省」 『食物アレルギー』
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/dl/jouhou01-08.pdf (2017.7.13アクセス)
(※2) 「厚生労働省」『授乳・離乳の支援ガイド』
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17c.pdf (2017.7.13アクセス)